名刺と居場所がなくなった時、第2の仕事はいくらかかる?
かつてサラリーマンは
1つの仕事についたら
最後まで「勤めあげる」
なんて表現がされて
いたものですが、
時代もずいぶんと変わって
しまいました。
いまや終身雇用の維持は
難しいと、経団連会長や
トヨタの社長が言い始め
実際に大企業でも
45歳からの早期退職が
開始されたりもしています。
また一方で、今後AIの浸透によって
近い将来、1日3時間労働の
時代がやってきて
収入がさらに減る予測がされる
というのは、こちらの記事でも
書いた通りです。
私たちは今後、定年前から
第2、第3の仕事を探す
必要も出てきそうです。
それがこれからの
副業解禁にも
つながっていくのでしょう。
①もしも名刺と居場所がなくなったら何ができるか?
もしも急に今までやっていた仕事を失い、
名刺のない暮らしが始まったとしたら
あなたはどうしますか?
下のフォーブスの記事は
主に定年を迎える人を
対象に書かれた内容ではありますが
多くのサラリーマンが
自分の代名詞として
持っている「名刺」について
興味深いことが書かれています。
名刺には自分の名前の他に
勤務する企業名、所属部署、
役職、連絡先など、
少なくとも自分を語る上で
必要最小限の重要な情報が
書かれている。
この小さな紙片を
交換することにより、
互いの社会的位置関係を把握し、
その後のコミュニケーションが
円滑に始まるのだ。
しかし、定年後は
このたった一枚の
「紙切れ」がなくなったことで、
会話の糸口さえ見いだせなく
なってしまう元企業人もいる。
著名な人の名刺の場合、
名前しか書かれていないことがあるが、
定年後のどれだけの企業人が
名前だけの名刺で生きて
いくことができるだろうか。
となかなか深刻かつ現実的な
シチュエーションから始まる
この記事では
・高齢者の引きこもりの長期化
・朝起きてもすることがない、行く所がないという切実な悩み
などに触れ、
企業人が、定年後も楽しく
生き生きと暮らすためには
ますます地域の居場所が重要になり、
幅広い仲間とのネットワークが大事だ
とまとめています。
今の時代、
会社の肩書に頼りきった
生き方は、もはやできない
時代になってきたのは確かですが、
それはわかっているとして
私たちには何ができるか?
それが大事です。
②転職に成功しても「収入は上がらない」という現実
ミドルエイジにとって
転職を「決断」することで
サラリーアップを狙う
という方法もありますが
現実的には「収入は上がらない」
というのが一般的だ
というのがこちらの
ダイヤモンドの記事で
まとめられています。
最近は転職市場が空前の
「売り手市場」だということで
期待してしまうところも
あるのですが、
そもそも日本では、転職すると
賃金が減るケースの方が一般的で
転職後、賃金が上がった労働者は
36.9パーセントにとどまり
「1割以上増加した」という人は25.8%。
つまり6割以上の人は
転職すると賃金が上がらず
1割以上増えた人はわずか4人に1人。
建設現場など、
人材獲得競争が激化し、
賃金引き上げの動きが
強まっている業種を含めても
この数字、ということは
一般的な業種では上がることは
非常に少ないことになります。
具体例では
「1割減ではきかない。かなり下がった」という証言もあります。
ジョブホッパーのように
職を転々としてサラリーを
上げる、というのは
今の日本では難しい。
するとなんらか副業を
考え始めるのが
今後の収入減時代に
思いつく、自然な選択肢と
言えそうです。
③好きな仕事を始めた場合いくらかかる?
以下の記事は
定年後の夢の実現の
選択をすると、
いったいいくらかかるか?
というものですが、
話自体は、定年後の人に
限らず、参考になる話だと言えます。
この記事では
1.喫茶店を開業してマスターになったらいくらかかるか?
2.趣味や資格を活かしてパソコンで起業
についてシミュレーションがされています。
まずは最初の喫茶店ですが
最低でも初期投資額は500万円…
つまり最低でも一般的な
サラリーマンの年収以上の
投資覚悟が必要というわけですから
やはりリアル店舗は
ハードルが高いのがわかります。
店舗面積約15坪
席数30席の喫茶店を開業した場合は
店舗物件取得費 約180万円
内外装工事費 約500万円
什器・備品費 約200万円
その他 (仕入、広告宣伝など) 約30万円
合計 約910万円
なんと
い、一千万円近くかかるのがわかります。
もちろんこれ、お店を出す場所に
よっても、大きく左右されますし
毎日の材料費などの原価コストも
上記以外に膨大にかかるのが
予想されます。
さて
2つめの
趣味や資格を活かし、
パソコン1台で起業!
ですが、初期費用は
0円~15万円と
リアル店舗に比べて
かなりハードルが
低いのがわかります。
とはいえこの記事で
紹介されているのは
クラウドソーシング
というあたりが
ちょっと限定的な感じです。
これはネット経由での内職
みたいなものと
言えますが、
仕事の中身としては
ブログ記事の執筆から、
システム開発、アプリ開発、
ウェブ制作、デザイン、翻
訳、データ入力と
幅広い仕事があるものの
実際の相場はこの記事にもある通り
レビュー・クチコミ
約50~200円/1件
データ入力
約1,000~10,000円/100件
と、やはり報酬も
「内職」的な相場なのが
わかります。
多くの方は、
かかる時間に対して
「割に合わない」といって
やめていってしまう
というのもうなづけます。
とはいえ、ネット起業のすべてが
クラウドソーシングかというと
そういうわけではありません。
誰にでもできる仕事は
当然単価が安い場合が多く、
ある程度の収入を得るためには、
より高度なスキルや技術を
身につけておく必要があります。
と注意書きが書かれていますが
ネットの副業については
もちろん他にも
もっといろいろな
選択肢があります。
そのへんについては
また次の記事でまとめますが
これからはどういうネット副業を
していくのがいいのか?
そんな答えにつながる話は
私のメルマガで全17話の物語で
語っています。
これからの副業選びの大事な鍵は
「時間対価型労働」ではなく
「ネットによる半自動化」と
「効率化」「レバレッジ化」だと
思ってます。
よろしればぜひどうぞ。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました!
トットおじさんでした
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