単月1,000万円の売上が飛んで97%減になったときのキモチ
どうも。とっとこランサー(@tottokolancer )です。
今日は「単月1,000万円の売上が飛んで97%減になったときのキモチ」をお話します。なかなかヘビーな話題でしょ?w
正直生々し過ぎて書こうかどうか迷ったんですが、自分が後々振り返ったときに「うわ…確かにこんな気持ちだったわ…」と感じるかなーと思い、辛いながらも書く決心をしました。
もうね、
「ハッキリ言って辛すぎる」
が端的な気持ちですよ…!
しかも今回は自分に明らかな非があったわけではなく、正直「目についてしまった」ぐらいの原因で事業が爆死しました。
爆死した次の日から売上が97%激減。
3%って昔の消費税やん。
100円なら3円しか残らない強烈な数字ですわ…。
何があったのかはお会いしたときにでも聞いていただきたいのですが、今日は感情面にフォーカスしてお話したいと思います。
もちろん無料なのでお手すきの際にでも読んでいただければ嬉しいです。
恐怖の3月14日
3月14日、事業の売上を管理するシステムの数字がピタッと停止。
「ん?」
と思って確認してみると、事業の根幹に関わるトラブルが発生していることが明らかになった。
その日は
「まぁ私に非があるわけではないから、明日には復活するだろう」
程度に考えて就寝。
次の日。
なんと昨日と同じく売上の数字は止まったまま。この時点で
「マジか…?これはヤバいやつでは…」
と気付く。そのうえでありとあらゆる改善策を講じる。
その結果、事業の復活は不可能という結論を出さざるを得ないと判明。
売上の97%が吹き飛んだという事実に打ちのめされる。
さて、ここから97%の売上を飛ばした人間のリアルな感情をいくつかお伝えします。
①「夢であってほしい」
めちゃくちゃリアルですが、売上飛ばした翌日から3日間はほぼ寝れませんでした。うつらうつらしても飛び起きて「夢であってほしい」とさえ思うように。
今年の1月に子どもが生まれてパパになったところだったので、それはそれは不安しかないわけで。
寝る直前も動悸がしてしまって、浅い眠りから起きた瞬間も頭の中は数字だらけ。将来が不安に満ちているような気がして、目の前が真っ暗とはまさにこのことだと思いました。
ただ1つ救いだったのは、うちの奥さんは一切不安がっていなかったこと。
「あなたなら大丈夫よ。なるようになるし、別に今の暮らしじゃなきゃいけないわけでもない。だからやるだけやって、無理だったら違う手段を考えれば良い。私もbabyも家族さえいれば幸せだよ」
この言葉にどれほど救われたか。
たぶん一生忘れない。
②「いつまで生き残れるか」を計算
寝れない日々が数日続いた後、さすがにメンタルも落ち着いてきた。
私はその時点で会社預金残高から
「いつまで生き残れるか」
を計算しました。
計算した結果、
・最悪のパターン(売上0円計算)…2.5年
・残りの売上が継続したパターン…5年
という「余命」を把握。
このときの気持ちは
「マジでキャッシュを残しておいてよかった…!!」
という感じ。コロナ騒動でもそうですが、会社はキャッシュを残しておくのが正義だと心から痛感しました。
信じられるのは手元にある現預金のみ。
by とこお
③1つの事業に依存していた自分を反省
会社の余命を把握したことで冷静さが戻ってきました。
そこで感じた気持ちは
「1つの事業に依存しすぎていた反省」
でした。
今回のトラブルは、正直自分の会社にハッキリとした落ち度があったわけじゃないんですよね。
それでもどうにもならなかった。
ハッキリいって超悔しかったです。
自分に非があるなら改善できるのに、まさに無慈悲。
無慈悲すぎてめちゃくちゃモヤモヤしてましたね。
だけどそれ以前に、1つの事業に依存しすぎていたのも事実なんですよ。
過去のnoteにも書きましたが、ここ2-3年の私の目標は「単月売上1,000万円」だったんです。
ずーっと悩んで悩んでやっと手に入れたチャンス。だからこそチャンスが目の前にやってきた時に思いっきりアクセルを踏みました。その結果単月1,200万円という最高売上を出すことができたんですよね。
ただその反面、自分のリソースをほぼそこに一点集中させてしまった。
その行動が今回のような売上減に拍車を掛けてしまったというわけです。
今回学んだのは、自分が悪くなくても売上が飛ぶ場合もあるということ。コロナもそうですが、自分に原因がなくても売上は飛ぶ。
だからこそ全く異なる複数分野をまたいで事業を作っていくことが重要だと思いました。
④事業の方向性に悩む
売上が激減してしまった事実は変えられないので、また違う手段で売上を確保しなければなりません。
だけどここで慌てて事業を作っても前回と同じようなことになるだけ。
なので少し方向性に悩んでいます。(現在進行形)
幸い会社の余命はそこそこあるし、新しい事業に投資できるキャッシュも現時点では確保できている。
あとは
「誰かの役に立つ」「自分の幸せ」「やるべき使命」
という3軸を満たせる事業を考えていきたいと思っています。
悩みは深い…。
⑤悩んだ結果「家族がいればそれで良い」の境地に
①~④でも常に悩み続けてきているわけですが、最近は
「家族がいればそれで良し」
と本気で思えるようになりました。
私はもともとそんなに物欲もないし、お金を稼ぐだけの仕事にも疲れてしまった。家族と楽しく暮らせればそれで十分幸せです。
なので今後は
「誰かの役に立ちつつ、家族を幸せにできる事業」
を考えていくつもりです。
もともと何もなかったのだから、お金以外の全てが残されただけでも御の字。
会社を経営するって大変
もうね、これに尽きます。
個人事業主も含めて、事業を経営するって超大変。
外部要因でメンタル揺れまくるし売上の波はすごいしローンも組むに組めないし悩んでばかりだし…。
それでも私は今の仕事が好きです。なぜならかけがえのない友人と出会えたから。
あーでもないこーでもないと言い合いながら少しずつ改善していく過程や、悩みに悩んで自分の想定通りの結果を達成したときの満足感。これらの体験は売上なんかよりも大きな幸せをもたらしてくれます。
だから私はカッコ悪くても諦めずもがき続けたいと思います。
長文お読みいただきありがとうございました!
とっとこランサー
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