【#採用やめよう 】を見て感じた、現役フリーランスの本音
どうもこんにちは&こんばんは!
とっとこランサー(@tottokolancer )です。
6/1に、クラウドソーシング大手のランサーズ株式会社が、日経新聞に「採用やめよう」というキャッチフレーズの全面広告を出しました。
※参照 HUFFPOST『#採用やめよう』全面広告で物申す ランサーズ社長「正社員だけが前提になっている」
このキャンペーンのキャッチフレーズだけを見て
「採用やめる?はぁ?これを作ったランサーズも正社員雇ってんじゃん!」
みたいな反応も散見されましたが、もちろんランサーズ自体は
「会社員採用=ダメ」
とはひとことも言っていませんので、広告を最後まで読んでほしいと思っています。
ランサーズが伝えたかったことをすごく簡単にまとめると、
「人材=会社員」
だけじゃないよねってことかと。
終身雇用前提の社会では「人を雇う=正社員採用」という考え方が主流でしたが、現在のように労働人口の減少が加速する世の中では、正社員を雇いたくても雇えないという状況になりつつあります。
このような労働力不足の打開策として、「フリーランスも副業社員も副業主婦・主夫も含めたアウトソースが有効なんじゃないか」という問題提起が今回の広告の狙いだったのかもしれません。
確かに、「フルタイム勤務はできないけどリモートワーク(自宅勤務)ならできる」「時短勤務なら尽力できます」という方も非常に多いですからね。フルタイム正社員だけにこだわる必要はあるのかどうか、というところ。
さて、ここからが今日の本題。
私自身会社員を5年以上、フリーランス業務を4年以上経験しています。
その中で沢山の出来事を経験してきましたし、今でも多くの企業さんと取引して生活しています。
そんな私が、今回の「#採用やめよう」キャンペーンを見て感じたことを本音で書いていこうかと思います。
選択肢を広げることの重要性
私自身、新卒で大手企業の正社員になり、新入社員として研修を受けたところからキャリアをスタートしました。
そこから5社程度転職を繰り返し、フリーランスになったのち、現在法人経営者という立場になっています。
そんな私がなぜフリーランス(自営業)という働き方をチョイスしたのか?
答えは簡単で
「選択肢を知ったから」
なんですよ。
選択肢って知らないと選べませんよね。私が新卒で会社員になった頃は、フリーランスという言葉すら知りませんでした。そんな働き方が自分の選択肢になるとは夢にも思っていませんでした。
ここでお伝えしたいのは、
「知らない=選択肢が少ない」
という事実なんです。
実は、皆さんにも同じ選択肢があるはずなんですよ。ただそれを知らない人が多いだけで。
だからこそ、選択肢を広げることは非常に重要なことだと思います。これは人材に関しても同じことです。
「雇う=正社員」
という固定観念を壊し、
雇う=
①正社員
②社外フリーランス
③副業会社員
④リモートワーク
⑤スポットタイム主婦・主夫
というように、たくさんの選択肢があるという事実を「知る」ことが、企業にとって非常に重要なタスクなんじゃないかと。
終身雇用前提の制度も見直しが必要
「人材は正社員だけじゃないし、固定観念は壊すべき」
とお伝えしましたが、ぶっちゃけ言うのは簡単、変えるのは至難です。
なぜなら現状の社会は
「終身雇用前提」
で作られた制度や教育が多いからです。
例えば、住宅ローンなんかも終身雇用前提で年数が計算されてますし、教育に関しては「将来安泰で雇ってもらうために必要なスキル」を中心に教えているような気がしています。
源泉徴収税なんかもそうですよね。税金って、本来は自分で計算して申告するのが当たり前なんですよ。だけど終身雇用なら会社が代わりに生涯の面倒を請け負ってくれて、全部やってもらえるじゃないですか。
あなたが会社員なら上司に聞いてみてください。
「所得税を自分で計算できますか?」って。
おそらく95%の人はできませんよ。
これに関しては
「正社員を大量生産する」
という施策を進めてきた国の功罪とも言えるかもしれませんね。
こんなふうに、正社員の終身雇用が前提になっている制度やサービス、教育を全て見直していかなければ、今の日本は変われないと思います。
「自分にとってハッピーな選択肢」を追求すべき
冒頭でもお伝えしたように、私は会社員歴もフリーランス歴もそれなりに長いです。
だからこそ
「フリーランスなんて辞めたほうがいい!不安定!」
とも思いませんし、
「縛られる会社員なんてダメ!フリーランス最高!」
とも全く思わないです。
なぜかというと、どちらも人によって向き不向きがハッキリと分かれるからです。
最近だとフリーランスの自由さがピックアップされるケースも増えてきましたが、ぶっちゃけ自由って超絶重いですよ。
これは、実際にフリーランスになった人ならわかることです。毎日数字の全責任を自分で負い続けるからこそ、時間や場所にとらわれない自由な働き方ができるわけです。
つまり、自由と責任はセットなんですよ。これは外から見るより遥かに重い事実だし、人によってはプレッシャーで心がやられるレベルだと思います。
逆に、正社員には正社員のデメリットもありますよね。
要は、「自分にとってハッピーな選択肢か?」を常に考え、追求し続けていくことでしか、自分にとってハッピーな選択肢を見つける方法はないということです。
今の選択肢は、はたしてあなたにとってハッピーなものでしょうか?
お読みいただき、ありがとうございました。
とっとこランサー
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