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「参照画像」を使った生成塗りつぶしをしてみた|Photoshop beta版

こんにちは。YUIDEAでアートディレクターをしているTottiです。
前回の記事から大分間が空いてしまいました。

photoshopのAI機能である「生成塗りつぶし」便利ですよね。もうこれがないと仕事できないです。
けど、言葉によるプロンプトでは微妙なニュアンスを生成できないこともあり何度も生成を繰り返す…なんてこともよくあります。

そんな時、「こんな風に生成してよ~!」という思いをかなえてくれるのが、Photoshop beta版に搭載されている(2024年11月現在)「参照画像」機能です。
早速使っていきましょう!



まずは「生成塗りつぶし」してみる

下記の画像は、とある会社の社長としましょう。
サイトのトップコミットメントに掲載する画像なのに、めちゃラフな格好している…スーツに着替えさせたい!
ということで生成塗りつぶししてみました。

このプロンプトで生成したら…

コナン君…?

こうなりました。
すごい青いし真っ赤だし。ネクタイの結び方も何やら怪しいです。
まあ、この程度であれば再生成を何度かすれば理想に近づきそうですが、もっと手っ取り早く生成してみたいと思います。


「参照画像」機能を使って生成塗りつぶししてみる

1.画像生成したい範囲を選択し生成塗りつぶしをクリック

コンテキストタスクバーが表示されてなかったら、ウィンドウ>コンテキストタスクバーにチェックを入れてください。

2.「参照画像」を選択して生成

このアイコンをクリックして…

見本となる画像を選択して「生成」したら…

ちょっとバランスおかしいけども

こうなりました!
大分見本画像に近く、ディティールの精度も高いですね。
けど、スーツの合わせが逆なので修正してみたいと思います。

3.さらに微調整

こんな適当なプロンプトで生成できるだろうか…

おお…!!!できました!
ついでに顔と体のバランスも修正してくれてとても自然です。
よく見るとスーツの質感がCGっぽいですがよほど大きく使用する画像でなければ問題なく使えそうです。


まとめ

言葉ではうまく伝えることのできなかったニュアンスを「画像参照」することで、かなり精度の高い生成ができるようになりました。
まだベータ版にしか搭載されていない機能ですし、実際に商用利用するにはまだ改善が必要そうではありますが、カンプや撮影のイメージとして使用するには十分そうです。
正式版への搭載が楽しみですね!


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