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はじめての陶芸体験を

ずっとやってみたかったろくろを回す、をやってきた。


体験の話をする前に少しだけ惚気させてほしいんだけど、今側にいてくれているだいすきな人が、私のやりたいをたくさん叶えてくれる人で。
今回も彼が、やってみたいって言ってた陶芸体験行ってみない?って声をかけてくれて、教室も調べてくれて予約してくれて。
そんな彼のおかげで人生でやりたいことリストに入れてあったことの1つ、ろくろを回すタイプの陶芸体験をする、をやってきた。
届かないけどここでもお礼を言いたい、ほんとにありがとう。

最近持っていたマグカップやグラスが続いて3つも割れてしまい、なんでぇ…となっていたので今回はマグカップを作りに行った。
幼稚園の頃に粘土を伸ばして焼いて小物入れを作ったぐらいの陶芸超初心者がいきなりマグカップはかなりハードルが高いだろうけど、マグカップの取っ手は先生が後で付けてくれるとのことで、多分取っ手だけはとても信頼できるマグカップが出来上がる気がする。
ちなみにマグカップ作ることも彼が提案してくれて、マグカップを作れるかどうか教室に問い合わせもしてくれて、体験に行く前から感謝と感動が止まらなかった。

初めて入るアトリエ。
古民家を改装しているらしい教室内は、外の暑さや夏の騒がしさが嘘のようにシンとしていて、時間も音も止まってしまったような空気に背筋が伸びた。
優しい雰囲気の先生が、手は常に濡れた状態で〜とかこんな風に手を添えて〜とか、一通り説明してくれて、いざ体験スタート。
はじめて触る粘土の感触も、テレビでしか見たことなかったろくろが回っている状態が自分の目の前にあることも、何もかもびっくりしながらとってもわくわくして、見よう見真似で粘土を伸ばし始めた。
最初は彼と、わー!すごいね!とか、難しい~~!とか、崩れちゃった~~!とかきゃっきゃしてたんだけど、早々にこれ騒いでる場合じゃねぇってなって。
いつしか二人とも完全に黙って(先生とは会話するけど)、ひたすら目の前の作品に向き合っていた。
3点ほど作った作品から1つ焼き上げるものを決め、どんな色にするかを決めて、体験は終了。
ちなみに私はこの過程ですらめちゃくちゃ迷ってた、優柔不断でほんとごめん。

はあ、面白かったね。楽しかったね。
と、話しつつ教室を後にしたけれど、そのあと残った感覚がとても不思議で。
体験時間としては1時間半程度だったけれどなんだかとても長い時間過ごたような、別世界に居たかのような感覚。長い時間瞑想をした後のような、何か浄化されたような、とてもすっきりとした感覚。
陶芸を体験している間もあまりに楽しくて口角上がるほどにやにや抑えられなかったんだけど、空気も含めてずっととても心地よくて。
終わってからも心地よさが残っていた。

出来上がった作品は納得がいったかと言われるとそうではないし、まだ出来上がってはないから達成感みたいなのはないけど、これはハマるな、と思った。
ここ最近でいちばん気持ちの良い時間だった。

陶芸体験自体もだけど、こうしてお互い黙り込んでいても許せて、各々が楽しんで創り上げられたということも私はとても嬉しかった。きっと彼じゃないとこんな風に楽しめなかったと思う、というのは都合良く思い込みすぎだろうか。



陶芸の話してんのか彼の惚気話してるのかわかんないけど、つまりはどっちもしてます。
しあわせだなあ、なんて。




misa

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