複雑感情映画
本日観た映画は『リリイ・シュシュのすべて』と『ジョジョ・ラビット』です。
『リリイ・シュシュのすべて』はかなり感情がうぐぅとなる映画でした。
ここ最近で岩井俊二監督の作品を観ているのですが、岩井俊二だなあと思う作品でした。
なんか学生の解像度がいやに高く、現実に近いかんじが辛い。
主人公の雄一で見ると、感情がめちゃくちゃになり、どうすればよかったんだとわからなくなる。
僕も雄一と一緒に叫びたくなった。
あの時、久野のところに行っていれば、あの時津田に言葉をかけていれば……みたいな後悔や葛藤がたくさんあり、ぐっちゃぐちゃになった。
あのクラスにいたら精神状態がおかしくなってしまいそう。
拠り所のリリイ・シュシュがいなければ狂っていただろうな。
かなり辛い映画でしたが、途中で飽きることは無く、音楽も良かったです。
ABEMAで観たため、ちょくちょく途切れてしまっているためもう一度観たい。
今度は映画館とかで観れたらなあと。
『ジョジョ・ラビット』も良かった。
戦争映画はあまり好きではないのだけれども、コメディ要素も強く難なく観れた。
ナチ狂信者のジョジョと彼の家に隠れ住むユダヤ人少女のエルサのお話。
映画の内容が史実通りかはわからないけれど、当時のドイツは子どもの頃からああやってユダヤ人に対する偏見をつけさせていたのかとなる。
小さい頃からああだとやっぱりヒトラーの異常さがわからなくなってしまうのだろうか。
前半はわりとコメディチックなかんじで進むのだけれど後半がかなり急な展開でお母さんのところとかはびっくりしてショックを受けた。
この映画のなにがいいかってそれぞれのキャラがとてもいい。
ジョジョも面白いしイマジナリーヒトラーもシュール。エルサもかわいいし、お母さんもいい人すぎる。ヨーキーもおもろいしキャプテンKもいい奴だ。
最後は悲しいけれど希望もあるような終わり方でまあ良かったのかなあ。
いい映画だったことは間違いないです。
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