
省察(しょうさつ)
「省察」これ何と読むでしょう?
しょうさつ?いいえ。
正解は「せいさつ」です。
ことの始まりは1週間前、とある授業で本の内容を章ごとにまとめて1週間ごとにみんなの前で発表する、という時間があるんです。
先週は僕が発表する週でその際、「省察」がテーマの章を担当しました。
それで僕は「省察」をおもいっきし「しょうさつ」って読んでました。
20分くらいある発表時間に10回以上は登場したであろうこの単語をずっと「しょうさつ」って読んでました。
なんなら、こんなスライドも作ってました。

こんなでかく「省察」って出しておいて読み方間違えるって、え?
スライド作ってるときに気づかなかったの?って思うかもしれないけど、「しょうさつ」って打って変換すれば普通に出てくるのよ。
僕のPCよ。間違ってるときは察するんじゃあなくてそっと教えてくれよ。
こんなことにならずに済んだのに。
誰か教えてくれよ。最初のほうに。
発表が終わるまで誰も教えてくれなくて、なんなら今日まで誰でも教えてくれずに、「しょうさつ」の日から1週間が経ったわけです。
今日は別の人の発表でした。
同じ教科書を使っているので内容が似たものです。
そう、もちろん「省察」という言葉を使っているんです。
そして、ちゃんと「せいさつ」って読んでました。
何も知らずに今日まで生きてきた僕は大恥ずかし。
え、先週でかい声で「しょうさつ」って言ってたわ。
しかも、20分くらい。
え、みんなもしかして気づいてた?
気づいてた上で指摘しなかったの?
それとも僕に恥をかかせないために気を遣ってくれたの?
それからというもの、発表者が「せいさつ」と読むごとにダメージを受けていき、授業が終わるころにはボコボコになってました。
穴があったら入りたいを完全に体験できた気がします。
誰からも何にも言われませんでした。
それが辛かった。
いっそ笑ってほしかった。
「お前、先週『しょうさつ』って言ってたよな。」って。
気を遣ってくれたのでしょう。
その気遣いが人を傷つけることもあるんだなあ。と今日学びました。
被害妄想強めですが、こう書かないと恥ずかしくてぶっ倒れそうなのでそういうことにしておいて。そっとしておいて。
残基: 3