大学から家まで歩いてみたレポ
ふう、今日はずっと家にいながら映画も見ておらず、なんか侘しい一日でした。
ちょっと昨日書けなかったことについて書こうと思います。
8/23(金)
やっと、夏季集中授業の前半戦が終わりました。
かなりきつい3日間でしたが、振り返ってみると、この授業を受けない自分と受けた自分では明確な差が生まれてるだろうな、と思うくらい自身の成長につながったような気がします。
まだ来週に一日模擬授業をしなければいけないのでそのために準備をしないといけないのですが、今までの夏休み生活では信じられないくらい来週は予定が詰まっているため、ちゃんと準備できるか心配です。
さて、大学からの帰路につこうと思ったとき、あることをしようと思い立ちました。
大学から歩いて帰ろう。
そう思い立ったのにはいくつか理由がありました。
一つ目は、今の時期、大学⇔家の定期がないこと。
夏休みで登校日数が少ないため、定期を買っても使う回数が少なく、損になってしまいます。
なので今の期間は普通の料金で登校しています。
これが割と痛くて往復で1000円くらいかかってしまいます。
これを少しでも減らそうと思い立ったわけです。
二つ目の理由は、明日が休みだから。
運動不足で長時間歩いたら、ものすごい反動がくることが予想されます。
予定があったら絶対に影響するでしょう。
しかし、何も予定がなかったので、いいだろうという思考になったわけです。
そんで三つ目は、僕は夜寝る前にラジオを聞いているのだけれど、昨日の夜に聞いていたラジオ、匿名ラジオ#425で恐山さんが10万歩、歩いた話をしており、すげえ、と同時に僕も歩きてえってなったわけです。
こんな感じの理由から、大学から家(の最寄り駅)までの道のり約25kmを歩いて帰ることにしました。
最初は2駅くらい歩いて疲れたら電車で帰ろうと思っていたのですが、目標の駅まで到着すると、あと一駅行けるなと思い、それを繰り返すうちにもうここまで来たら家まで行っちゃうかと思ったわけです。
実は長期間歩きは以前もやったことがあり、横須賀まで歩いたり、東京駅から春日部駅まで歩いたりしたこともありました。
その時はどちらも35km前後だったのでまあ25kmくらいならいけるだとと思いました。
大学を出たのが17時頃でまあ夕方って感じの空でした。
歩き始めはやはりわくわくします。
一応長時間歩くことを想定して、ラジオをダウンロードしておき、歩きながら聞いていました。
最初は住宅街を歩いていました。
住宅街を歩いているときは、自分の異質感を感じることができ、透明人間になったような気がして面白いです。
1時間くらいのところでラジオが途切れ、次は音楽(放課後ティータイムの)を聞き始めました。
ここで気づいたのですが、ラジオを聞いているほうが音楽を聞いているよりも圧倒的に時間の流れが早い。
やっぱりなんか考えながら聞くので、そっちに集中して時間の経過が早く感じるのでしょうか。
まあそんなことから、歩くときはラジオを聞くことをおすすめします。
18時ごろに住宅街から川に出て、その沿線をずっと歩いていました。
この辺から30分ごとにそのとき感じたことをメモしておいたのでそれを書きたいと思います。
1時間半経過
・床が固いことにむかつく
・空が暗くなってくる
そう、今回失敗したのが靴がサンダルだったこと。
そのせいで、いちいち足の皮が擦れるし、衝撃が割とダイレクトに伝わってくる。
川の沿線を歩いていると、芝生に覆われた道とコンクリートで固められた道がある。
芝生の道を歩いている途中でコンクリートに変わると、足に伝わる衝撃がかなり違う。
芝生のほうが圧倒的に歩きやすい。
なんか、靴のクッションとかあまり変わらんだろとか思っていたのですが、クッションがあるかないかでここまで違うとは。
普段は気づけないことなのでこれは発見だった。
2時間経過
・足がちょい痛い
・マラソンはすげえ
はい、この辺で足がちょい痛くなってきます。
足ってより脚ですね。下半身全体がほんのり痛く感じる。
まあまだ全然歩けるくらいの距離です。
んで2時間経ったということは、マラソン選手はもう少しで42.195km走り終わるってことです。
これは笑ってしまう。
同じ種族なのか、と。
短距離で100m9秒台とかめちゃくちゃすごいと思うのですが、まだわかる。
人間ができる運動として、許容できる。
なんかイメージが湧く。
ただ、40kmを2時間で走るのは意味がわからない。
僕がまだ10km程度しか進んでいないのにその4倍も速い。
4倍って、ここまで人間の身体能力に差を出していいのか。
ゲームだったらナーフ対象ですよ。
まあそんなことを思い始める19時。
日も落ちてきてあたりは暗くなります。
ここで写真を撮りました。
なんか街頭の灯りによってできた僕の影が工場の壁に投影されているときの写真です。
僕の動きと対応して影が動くので、横スクロールのアクションゲームに入ったみたいで面白かった。
3時間経過
・雷が怖い
・走ってみた
天気は曇りだったのですが、雨雲っぽい雲も見られ、いつ雨が降ってきてもおかしくないような空模様でした。
幸い、雨は降らなかったのですが遠くで雷が鳴っており、空が定期的に光るので怖くなりました。
歩いていた道の周りは平坦であり、僕が一番高かったのでここに雷が落ちたら、僕に当たるだろうなとか思っていたら怖くなりました。
雨が降ってきたらすぐ、電車に乗ろうと思いました。
3時間半
・走ってみた
・放課後ティータイム2周目突入
なんか、走ってみました。急に。
そのほうが早くつけるのではないかと考えました。
あと地面がコンクリートなので、地面を弾むように走れば効率的に進めるのではないかと考えたり。
なんかこのへんは頭が働いていなくて、走ってみよう。走るってきっとすごいぞ。とか思っていました。
いざ、走ってみた。
足が全然上がらねえ。
足を上げられる高さがもう決まっていて地面から10cmくらいしか上げられないようになっている。
これ以上、上げようとしても上がらなくなってしまう。
そんでちょっと走ってみた結果
メリット
・速い
・意外と息切れしない
デメリット
・足の皮の消費量が多い
・止まったときの汗がすごい
走ると、速かったです。
これは真理です。歩くよりも速く進むことができました。
そんで意外と息切れはしない。
歩いているときにもう呼吸のリズムが自然と作られていて、走ってもそのペースを崩さずに同じリズムで走る事ができていた。
だからまあ、走ろうと思えばずっと走り続けられそうだった。
ただ、足の皮がすごい勢いで剥けていくのがわかる。
自身の足の皮を犠牲に、速く移動することができるってかんじでした。
チェンソーマンに走りの悪魔がいたらこんな感じの契約が行われると思います。
で、走っているときは大丈夫なのですが、止まった途端に汗がすごい出てくる。
これ不思議ですね。
なんで止まるのを待ってくれるのだろう。
なんか理由があるのかね。
4時間
・砂のありがたみを感じる
芝生、コンクリートのほかに砂の道がありまして、これ最初はサンダルの隙間に砂が入ってめちゃくちゃ鬱陶しいんですよ、
でも、疲れていくと砂のありがたみを感じることができます。
むしろ、サンダルに砂が入っていることがデフォになってきて、そこに慣れてしまえば実質芝生です。
コンクリートに比べるとはるかに歩きやすい。
4時間半
・川をはずれ、道路へ
ついにゴールも近づいてきて、川から駅へと向かうパートになりました。
ここで思ったのは、コンクリートがきちい。
ずっと砂の道だったので、コンクリートに戻ったときの絶望感がすごかった。
こんな道を普段は歩いていたんだ。
現代人すげえな、とか思っていました。
あと、うるさすぎる。
車の音ってこんなにうるさかったんだ。
川沿いは静かで、放課後ティータイムの曲がよく聞こえるのですが、道路沿いはうるさいこと。
曲が聞こえなくて、気分は下がるばかり。
静かなところで歩きたいですね。
5時間
・ゴール
駅が見えてきて、ついにラストスパート。
目の前でも走ることはなく、同じペースでゆっくりとゴールに近づいていきます。
ちょうどこの辺で「天使にふれたよ!」が流れてきて、放課後ティータイムの気持ちや、残されたあずにゃんの気持ち、色んな感情がブレンドされ、思わず涙が零れそうになりました。
それでいて、ついにゴール!
階段を上って下りて、ゴールしました。
ここでひとつ、長距離徒歩あるある。
「階段は上りより下りのほうがキツい。」
共感してくれ。
そんなわけで約25kmの道のりを5時間くらいかけて歩きました。
駅から家までは自転車なのですが、ここで自転車のすごさに気づく。
座りながら歩けるってすごない?
座りながら進めるってすごいなあ。
全身を動かさないと進めないのに、足をちょいと動かすだけで進むことができる。
ガソリンとかを使っているわけではないのにこんなに楽になるとは。
同じエネルギーを使っているのに移動方法でここまで違うってすごいです。
なんかの本で見たけれど、人間が歩くのは他の動物に比べてエネルギー効率が悪いが、自転車はぶっちぎりでエネルギー効率が良いらしい。
そうだよね。それをものすごく体感できた。
人間の英知ってすげえ。
まあこんな感じですごく歩いたけれど、何のためにこんなことをと思うかもしれない。
僕の中の答えは、「自信がつく」。
ですかね。
なんか達成できると昔の僕はこんなことができたのだから、今の僕はこんなことができないはずがない。昔の僕に負けてられるか。
って気持ちになり、ちょっとした自信やモチベーションに繋がります。
まあその方法は人それぞれですので歩けばいいってもんじゃあない。
昨日は緑茶がぶ飲みしたけれど、ちゃんとすぐに寝付けました。
やっぱり運動をするといい睡眠ができる気がします。
筋肉痛とかくるかなと思ったけれど、意外と大丈夫だった。
前回の長距離徒歩では階段とか、手すり使ってゆっくり下りないといけないくらいきつかったのですが、今回は大丈夫だった。
僕が成長したのか、あるいは距離が短かったからなのか。
膝と肩がちょっと痛むくらいです。
書き忘れていたけれど、パソコンやら本やらが入ったリュックを背負っていたので2kgくらい重かった。
サンダルといい、コンディションは最悪でした。
最後に、未来に向けた備忘録を書いておこうと思います。
・服装は軽装で。ちゃんと靴を履く。荷物は最小限。
・たまに光らせる。
↑夜中の川沿いの道はめちゃくちゃ暗くて、対向人がいても5mくらいまで近づかないと視認できない。ベテランランナーは懐中電灯とか、折ったら光るやつとか持っていたけれど、これすごい大事だわ。
・たまに光を見る。
↑これも大事で、周りが暗いと、視界がおかしいことに気づかない。立ち眩みとかするとき、視界がクレヨンで埋め尽くされるみたいな感じになるのだけれど、暗いとそれに気づかず、明るいところにいくと視界の半分がクレヨンで埋め尽くされている、なんてことがあったので、定期的に明るいところに行き、視界のチェックをすることが大切だと気付きました。
こんなところですかね。
良き徒歩ライフを。
残基: 2
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