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AIで誰でも簡単に作れる!オリジナルTシャツデザイン
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「自分だけのオリジナルTシャツを作りたい!」そう思ったことはありませんか?以前は専門的な知識や高価なソフトウェア、デザイナーへ発注が必要でしたが、今やAIの力を借りれば誰でも簡単に、しかも短時間でオリジナルTシャツをデザインできます。
この記事では、AIを使ったTシャツデザインの基本から、画像生成の具体的な手順を徹底解説します。
オリジナルTシャツデザインの基本
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Tシャツデザインとは?
Tシャツデザインとは、Tシャツというキャンバスにイラスト、写真、文字などを配置し、個性を表現する行為です。ファッションアイテムとしてだけでなく、イベントの記念品や企業のプロモーションなど、様々な用途で活用されています。
AIを使ったデザインのメリット
AIを活用することで、デザインの知識がない人でもプロ並みのデザインを作成できます。アイデア出しのサポート、画像の生成、デザインの自動生成など、様々な面で効率化と創造性の向上が期待できます。
デザインアイデアの発想方法
テーマを決める: 好きなもの、伝えたいメッセージ、イベント、雰囲気などをテーマに設定します。
キーワードを抽出する: テーマから連想されるキーワードをいくつかピックアップします。
AIツールを活用する: キーワードをAIツールに入力し、アイデアを生成してもらいます。
おすすめのAIツール5選
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❶Canva (Mojo AI)
デザインツールとして有名なCanvaに搭載されたAI画像生成機能です。豊富なテンプレートや素材と組み合わせて使えるため、生成した画像をすぐにデザインに活用できます。初心者でも使いやすいインターフェースも魅力です。
※無料版では利用回数に制限があります。
❷Bing Image Creator (Microsoft Copilot内)
MicrosoftのAI「DALL-E 3」を基盤としており、自然な日本語でのプロンプトで高品質な画像を生成できます。CopilotというAIアシスタントサービス内で利用できるため、他のAI機能と連携しやすいのも魅力です。無料で利用できます。
※利用にはMicrosoftアカウントが必要です。
https://www.bing.com/images/create?cc=jp
❸Midjourney
Midjourneyは、テキストから画像を生成するAIツールです。ユニークでアーティスティックなデザインを作成するのに適しています。生成された画像を他のツールで編集することで、Tシャツデザインに落とし込むことができます。
https://www.midjourney.com/explore?tab=top
❹Fotor
写真編集ツールとして知られるFotorにも、AI画像生成機能が搭載されています。シンプルなインターフェースで、手軽にAI画像生成を試したい方におすすめです。
※機能は比較的シンプルです。
❺ImageFX
Googleが開発した画像生成AIで、Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。テキストプロンプトだけでなく、「スライダー」と呼ばれる調整機能を使って、生成される画像の雰囲気を細かくコントロールできるのが大きな特徴です。
※英語のプロンプトに最適化されているため、DeepLなどの翻訳ツールを使い、英語で指示を出すとイメージに近い画像が生成されます。
ImageFX https://labs.google/fx/tools/image-fx
Deep L https://www.deepl.com/ja/translator
デザイン制作の注意点
著作権と使用する素材の確認
AI学習に写真などの画像データを利用する行為は、あくまでも学習モデルの生成が目的であり、思想又は感情の享受とはみなされません。そのため、著作権法第30条の4に基づき、原則的には著作権者の許諾なく著作物を利用できます。ただし、学習元の著作物と本質的に似たような特徴を持つAI生成物を作る場合は、元の著作物を享受することも目的に含まれていると考えられるため、著作権者の許諾が必要です。
詳細:文化庁「AIと著作権について」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/aiandcopyright.html
実際の画像生成の手順
今回はImageFXとDeepLの翻訳を使用して、Canvaで文字を追加する方法で作成しました。
❶キーワードを設定する
「白と黒の2色のみ、東海道中五十三次のような画風、メロン、スタジアム、田んぼ、にぎわい、花火」
❷DeepLで日本語から英語へ変換する
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❸ImageFXで英語をコピペして入力する
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❹Canvaで編集する
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❺完成イメージ作成
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デザインを何も無い状態から作成するよりも圧倒的なスピードで作成できます。
まとめ
生成AIは便利ですが、文字や細かい箇所はCanvaなどの画像編集ソフトで修正が必要です。
ただし、下書きを作成する際にはとても便利です。
今後、AIの精度が上がっていけば、よりイメージ通りの画像を生成してくれることに期待しています!