時代とともに少なくなるものは、それでも尚使命をもって佇む
9月11日の記念日【公衆電話の日】
1900年の9月11日、日本で初めての自動公衆電話が東京の新橋駅と上の駅の構内に設置された日だそうです。初めは交換手を呼び出してからお金を入れて相手につなぐというものだった自動公衆電話は、その後1925年にダイヤル式で交換手を必要としなくなってから公衆電話と呼ばれるようになったとか。
携帯電話が主流となった現在、公衆電話の数は数えるほどしかなくなってしまいました。
ですが、未だにそれが消えてなくならないのは、公衆電話がいざというときに役に立つから。
災害時、大勢の人間がパニックになって通信がつながらなくなってしまうときなど、
何かあった時にそこにあってくれることで、命が助かることや、支援が届くこともあるかもしれない。
時を経る毎に、当然防災意識なども高まっているのだけれど、
それでも誰かが、この瞬間に困ったときに、公衆電話を見つけることで、
その困ったことの助けになっていることも、まだまだあるようで。
時代とともに少なくなっているものの、それでもなお人間の社会を、
そっと見守り佇む公衆電話、ありがたく感じます。