
旅に出る若者をいつも応援してくれています
8月26日の記念日【シルマンデー・ユースホステルの日】
ユースホステルの創始者であるリヒャルト・シルマン氏は、1909年の8月26日、当時小学校教師として、生徒たちと遠足に出掛けたが、その際に大雨に遭遇し、小学校で一晩過ごす経験をしたとのこと。その経験をきっかけに、旅行中の若者が、何かあった時に駆けこめて、安い料金で安心して宿泊できるユースホステルを創設するに至ったそうです。その事から8月26日を、ユースホステルの日として、世界中のユースホステルで記念行事が行われるとのこと。
ユースホステルという言葉で思い出された自身の体験の記憶は、残念ながらありません。
しかし若い時に旅をしたことは?という思い出を振り返ると、20歳の頃に1人旅をしたことを思い出します。
その時も、本当に貧乏旅行で。移動手段は青春18きっぷで、生活費の中から溜めてきたバイト代だけが旅費のすべて。
旅の目的は司馬遼太郎さんの「竜馬が行く」を全巻読み終えた感動そのままに、
「竜馬に会いに行こう」と、電車で高知に行き、その後京都に行き、
竜馬の生まれた場所と、最期の場所を見に行くというものでした。
そんな旅の最中で、まさにシルマンさんが考えたとおり、現地についても宿がない大変さを味わったことも、印象に残っています。
ぼくはユースホステルというものを知らなかったので、駅にある観光案内所に行き、自分の旅のことを説明して、宿を紹介してもらいました。
民宿や、シーズンオフで格安になっているホテルに泊まることが出来ましたが、
移動をして疲れている状態で、そこからの宿探しは、やはり大変だったことを覚えています。
そんな若者の悩みに寄り添うように、
若者は存分に旅をしなさい。困ったときはユースホステルにおいで。
と、シルマン先生が温かく出迎えてくれているようなユースホステルの灯りは、
今日も世界中で、若い旅人たちを癒してくれている事でしょう。