20210729 別れの先にあった収穫
五月です。
昨年の三月に滑り込みで日本に帰国しました。そこからアメリカに戻れなくなりはや一年と少しが経とうとしています。
昨年の帰国直後から長期有給インターンをしていたのですが、そのインターンを先日卒業という形で退社いたしました。送別会まで開いていただいて、寄せ書きやプレゼントまでいただいてしまって、、、本当に嬉しかったです。
昨年帰国し、緊急事態宣言が発令されて、フルリモートで初め働いておりました。一定の人としか連絡は取らないし、家でパソコンをカチカチしているだけ、これが仕事なのかな、と思った瞬間がたくさんありました。これが一生続くならやめたいな、と思ったこともありました。
緊急事態宣言が終わって、オフィスに行けるようになりました。会社で働いている方に初めて対面でお会いしました。正直、画面越しでお会いしていたこともあり、初めましての挨拶が正しいのかがわからずすごくぎこちない挨拶をした記憶があります。その頃はリモートでの働き方に疑問を持っていたのもあり、すごくモチベーションが低かったので、ギリギリにオフィスに来てシフト終わればすぐ帰る、仕事もめっちゃ楽しながらお給料もらえればいいやと思っていました。
考えが変わったのは、CS(Customer Success)というチームに入ってからでした、CSは日本ではまだ知られていない役職です。お客様サポートと間違われがちですが、CSの方がもっとお客様に特になるようなことをしてあげる、という印象を私は持っていました。このチームに入ってから、働いている皆さんが、どれだけ苦労して考えて行動して仕事しているのかをみにしみて感じました。今までの自分がどれだけ甘えていたのか、こんなにありがたい環境で働いていたのに自分からチャンスを掴みにいかなかったことへの罪悪感を感じるようになりました。
そのチームに所属して五ヶ月、本当に自分でも信じられないくらい成長し、仕事に熱中し、夢中に頼まれた仕事をたくさんこなせるようになっていました。自分が犠牲にしたものがたくさんあったと思います。交友関係、恋愛、自分の自由、学校、思いつくものだけでかなりいろんなものを投げ捨ててきました。ただ、後悔が一ミリもないです。これらを犠牲にしてでも、この一年には価値があったと自信を持って言えます。
そして本日、退社前からお誘いを受けていた絵を描くワークショップを会社でやるとのことで、参加させていただいて、本当の本当に最後にみなさんとお会いするのが最後でした。
心の声が、さらっと漏れて「寂しい」とボソッと言っている自分がいました。本当に寂しかったです。
この経験、一生忘れてはいけないと心に留め、これからも全力で走っていきたいと思います。
それではまた、気が向いたら。