#23 フリーミアム
今回のタイトル「フリーミアム(Freemium)」は、Free(無料)とPremium(高価)を合せた造語です。
フリーミアム(Freemium)とは、基本的なサービスや製品を無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能について料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。(Wikipediaより抜粋)
「課金」という言葉から、まず思い浮かべるのがスマホゲームかもしれませんね。このモデルはどこまで無料にして、どこから有料にするのかというさじ加減が、その勝敗を決めると言われています。
絵本『えんとつの町のプペル』がネットに無料で公開されてから、ちょうど2年が経ちました。その当時初めてザックリとこの話を耳にしたときには、世の中の怒れるクリエーターの皆様と同じ感情が湧きました。絵本は書店に並ぶまで、たくさんの方々が関っています。装丁デザイナー、DTPオペレーター、CTPオペレーター、印刷機のオペレーター、製本のオペレーター、配送の方や書店の方などなど。ずっと印刷関係の仕事に携わっているので、これらの人たちの仕事について価値が無いと言われたような気がしたからです。
しかしです。
その後この絵本を無料掲載してから、売り上げが伸びたという事実。そこで気づきました。
あーこれがフリーミアムモデルかと。
子どもが読めるように無料掲載したとその理由を述べておきながら、絵本の存在自体を世の中に周知させて、更に価値のある実物の購入へ導くというひどく全うなマーケティングなんじゃないのかと。
クラウドファンディングも利用したりと、やり方はどうであれすごい商才だし、世を動かしている感が普通にすごいなと今更ながら思い直した次第です。
「フリーミアム」って言葉をもっと利用できないか
全然話は変わりますが、この「フリーミアム」とう響き。
ビールっぽくないですか?
ノンアルコールビールの商品名に、よく「フリー」という言葉が使われますし、製法にこだわった高級なビールは、「プレミアム」という言葉がよく使われます。そのうち出るんじゃないだろうか?
「フリーミアムビール!!!!」
すみません。思いつきなのでどんなビールかは全く見当もつきませんが(爆)、登録商標とっておいたら後々儲かるかも?今日現在(2019.01.18)調べたところ、まだ登録ありませんでしたよ!
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