令和元年 旧暦卯月 牡牛座新月
【令和元年 旧暦卯月 牡牛座新月】
令和元年5月5日7時45分頃
月と太陽は重なり新月となりました。
旧暦の星読みでは 新月から満月を経て次の新月までを1つのサイクルと考えてメッセージを読み解いています。
このリズムは日本の昔の暦と同じリズムです。
現在のグレゴリオ暦が使われる以前、日本では月の満ち欠けが日にちと関連していました。
毎月、3日頃の夜には細い三日月がのぼり、15日頃は満月でした。
月は水と関わりが深く、水は私たちの生命にとっても大切なもの。
月のリズム、水のリズム、自然のリズムを暮らしに取り入れる事で、人が本来待っている生きる力を有効に使っていくメッセージをこの旧暦の星読みではお伝えしています。
さて令和初めての新月です。
令和元年 旧暦卯月のテーマは
【豊かさの再定義】です。
5月29日(水)頃に 自分の中で今までとは違う豊かさのカタチが再定義されます。
その質、その内容は、今日からの期間の自分のあり方や行動で全く違うものになります。
私たちの生き方に間違いはありません。
ですが自分の人生を面白くするか、つまらなく流されるかは、全て自分のあり方と行動で決まります。
自分で自分の人生を創造したい方にご活用いただけると嬉しいです。
『豊かさ』と言えば 切っても切れないのが『お金』
私たちの暮らしは『経済』を中心に回っています。
ところで『経済』の元々の語源をご存知ですか?
『経国済民』
調べると、中国の言葉で「世を上手く治めて 民を苦しみから救うこと」とあります。
現在では『経済』=『お金』のイメージがありますが、『世の中を治めること』『人々の幸せを実現するもの』のやり方の1つに『お金』があり、いつのまにかそれが定着したのかもしれません。
『お金』というツールは、様々な価値観を持つ人々の仲を取り持てるチカラがあります。
混乱を整理でき、秩序を生み出せるので、現実的な壁を取り払えるチカラも持っています。
まさに『世の中を治め』『みんなを幸せにする』ツール!
ただ私たちは大切な事を見失っていました。
それは『お金さえあれば 』と、勘違いしてしまったこと。
『お金』はあくまでも一つのツールでしかありません。
全ての事には「善い面」もあれば「悪い面」もある。
だからこそ様々な多様性がこの地球には存在し、見える形でも、見えない形でも、それぞれの短所を、それぞれの長所で補い合う事で沢山の生命が育まれています。
『お金』を唯一無二の尺度にしてしまう事で、沢山の不自然が生まれ、逆に豊かさが奪われていく。
私たちはここ何十年もかけて、そんな経験を社会全体でやってきました。
その経験を土台に、いよいよ新しい豊かさをカタチにしていく時がやってきました。
今回の新月は牡牛座の14度。
サビアンシンボルは
【男が粋なシルクハットを被って、寒気を防ぎながら嵐に立ち向かう】
このシンボルに登場する『男』は、シルクハットを被るほど社会で成功した人物。自分の持ち物を自分で準備し、それを身に纏いつつも目の前の困難を克服しようと前進しています。
シルクハットは自分の地位を誇示するための物ではなく、自分の趣味、自分が好きだから被っているもの。
自分の感覚を信じ、大切にし、身につける。
自分が稼いだお金で、自分の美意識をカタチにあらわす。
その美意識を大切にしつつ、現実問題にも正面から取り組んでいく。
そんなメッセージが込められています。
牡牛座は 私たちの肉体ととても関わりの深い星座。
カラダで感じることに重きを置く星座です。
先ずは自分のカラダが感じている事に敏感になる事。
豊かさの再定義は、外側に向けられた意識のベクトルを、内側へと向けていくことから始まりそうです。