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しっくり来る言葉を貰った日記
ツイッターで流れて来た言葉がある。
『イギリスのことわざ
"I am not rich enough to buy cheap things."
-私は安いものを買うほど裕福ではない』
もうほんとそれなんよ。
これでいいかな〜欲しいかも〜位で買えるほど余分なお金は持ってない。
やりたくないことに掛けられるだけの余分な時間もお金もない。
会いたくない人に会う時間もお金も気力もない。
いつまた外に出られないような身体になるかも分からないと思うと、無駄なことなどしてる暇はないのだ。
昨日、ガールズと忍たまの4dxに行った。
「忍たまの4dxに」「このメンツで行きたい」「ランチはここで食べたい」「お茶はここでしたい」全部を叶えた。私の試着旅にも付き合って貰ってしまった。体力、気力、時間、お金、全部ぜんぶ、一切の無駄を使わずに心から全てを使った。
これは今回に限ったことではないんだけど、何故今回わざわざnoteにしたのか。これらを叶えた私を表すに最適な言葉を貰ったからだ。
忍たまのファントークから自問自答が始まった。私の性格が、私の好きなキャラの性格と似たものを感じるという話から「totonoさんはストイック」と言われた。ストイック!?と吃驚したので、もっと噛み砕いて教えてくれ!と食いついた。すると試着の仕方から既にそうだと言う。
お茶をする前に、悩んでいたセットアップを思う存分に試着した。素材もデザインも完璧で、躊躇してるのは値段だけだった。まずは着て来たトップスに羽織った。トップスを脱いで上下着る。ボトムスに合わせたいと思っていた家から持って来たトップスに着替えて合わせる。最後に着て来たインナーの上に羽織って改めてサイズ感を確認、及び試着したボトムスでなくても、今日のボトムスでいいのでは?と自問自答。その全ての記録(写真)を残した。なお、お店はガラ空きだったということは書き残しておきたい。ちなみに2週間前に別のお店で一回目の試着と撮影は済ませていた。
結果、このセットアップを買えば家での理想の服装が叶うけど、私はこの格好をするより、この分のお金を別のことに使いたいという結論に至った。とってもとっても好きだけど、二次流通でもいいかな。作ってる数が少ないブレンドだから出会える確立は低いけど。自分が納得いくまで徹底的に考えた。この行為がストイックだという。
素敵な指輪も試着した。ヴィンテージ調のクラシカルなデザインで、私はてっきりヴィンテージなのだと思ってウキウキしながら試着していた。この日は指輪多めに装備していた日だったので、付ける指を変えては組み合わせを変えて写真を撮って記録を残した。休憩したお茶屋さんと近かったこともあり、5時間のうちに3回試着しに行った。そして、買わなかった。買わなかった理由はいくつかあるけど、まずヴィンテージではなく、現在作られた物だということがひとつ。私はどうやら「ヴィンテージ」にとても付加価値を感じてるらしいのだ。そして、作りに雑な部分があったこと。これがヴィンテージなら許せた。それも味というか、昔は雑な部分があったんだな〜ってニコニコ出来る。が、今現在の技術力でこの雑さは納得いかない。言わなければ誰も気が付かないほど極々些細な一部だったけど、嫌だった。半額だったら納得して買っていたかも知れない。値段も、デザインも、作りも、全部納得して買いたい。
(追記:ガーネットの色味がとても似合って好みであることが今回の試着でよく分かった。が、もう少しデザインに複雑さがないと私の心にしっくり来ないことも明確になった。)
一つの物をたくさんたくさん試着して、一日のうちに三回も来訪して、買わなかった。とても満足してる。「買えなかった」のではなく、「買わなかった」。「買わなかった」という決断を、存分にした。
この、自分が納得行くまで図太く試着をする行為、ストイック……?と少しハテナマークをつけてると、ガールズは言い淀みながら「あまり良くない表現になるけど、別の言い方をするなら執念深い」と言われた。そ、それだ〜〜〜〜〜!
そもそもこの話をしていたお茶屋さんは、当初満席で座れなかった。試着してからまた来ましょう、と来訪したもののまた満席で、じゃあ別の店にしましょうとなったのだが、私は今日このお店でお喋りしながらお茶をしたかった。周辺の喫茶店を回るも席がなく、再び行きたかったお茶屋さんの前を通り過ぎて逆方面の方向に歩いていたときに「もっかい席空いてないか、見て来ます!お二人は先に向かってて下さい!」と叫んでお茶屋さんへ飛び込み、運良く座席確保が出来たのだ。先ほど店を出るとき、“もう少ししたら空く予感“がしていたので、諦め切れなかった。このお茶屋さんじゃなくても、絶対に楽しい時間にはなる。けど、どうせお金を使うならこのお店で使いたかった。
これを執念深いと言わずに、なんというのか。
ストイックなんて綺麗な言葉じゃだめだ。
執念深い。
ああ、なんてしっくり感。
執念深さで確保した座席で食べたおやつとお茶はとても美味しくて、心から満足した。振り回してごめんね。ありがとう心から。