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未知なるAQ

僕は所謂"地下アイドル"というものにハマって7年が経とうとしており、今までに様々なグループに通いたくさんの推しがいた。
一部の推しさんに関しては過去の記事にも載せていたりするので読んでもらえたら嬉しい。

そして今、僕はあるグループと1人のアイドルにぞっこんだ。
そのグループの名はAQ。推しは花灯ぎん。

そのAQなんだが、"謎"や"ミステリアス"なイメージを抱かれるとよく耳にする。
故にタイトルは「未知なるAQ」。
このnoteではなぜAQはそういうイメージを抱かれるのか、紹介も織り交ぜつつ書いていけたらと思います。

AQのはじまりと今

AQは京都発"古都レコード"所属のアイドルグループで2024年10月にデビューした。
同じ事務所の先輩としてきのホ。さんがおり、先輩同様メンバー4人同じ寮にて共同生活をしている。

同年の8月に活動開始が発表され9月の頭に各メンバーのXでのアカウントを開設。アカウント開設後からデビュー数日前までの約1ヶ月間は顔出しをせず各メンバーツイキャスにて配信をほぼ毎日行っていた。

活動開始発表時点でのアー写はこちら。

あまり知らない人はどれが誰か予想してみてほしい

あえてメンバーがブレるように撮ってあり、素顔は全く見えない。
Xのアイコンもまた全員片目だけというアイドルのデビュー前らしい謎に包まれた装いだ。

デビューまではSNSのアイコンなども顔を隠し、デビューと共に公式の"はっきり顔が写っている"ものへと変更されるのが、アイドルあるあるではないかと感じる。

しかしAQはデビューから3ヶ月が経とうとしてる今もなおアー写とアイコンはそのままなのだ。

もちろんデビュー後は各メンバーSNS等に顔出しを自由にしているが、アイドルの顔とも言えるアー写とアイコンから顔もはっきり分からないなら冒頭で話したようなイメージを持たれるのも頷ける。

アー写は正直誰が誰だか分かりづらい。そもそも服も衣装ですらない。唯一得られる情報は京都タワーくらい。そしてアイコンは片目のみ。

まさに、"未知なるAQ"
「なんなんだこのグループは!?」
と言わせたさがプンプンする笑

そこんところについてはAQのプロデューサーで古都レコードの代表である新井ポテト氏の思うツボというところなのだろう。

またこれはあくまで僕の憶測になるが、AQはそのミステリアスなイメージを維持する為、ある程度ポテト氏から情報発信を管理されているように感じる。
分かりやすいところでいうとXのbio欄。前の画像に戻ってみてもらうと分かるが、そこにもほぼ情報はない。
実は各メンバー推し色もはっきり決まっていたりするが、それすらも名言はされていない。

アー写やアカウントからでは各個人の容姿や人となり的なものは読み取れない。
AQが気になり、日々を追い、ライブを見て、本人達と話してやっと人物像がはっきりしてくる。

地下アイドル飽和時代の今、SNSからその存在を知り情報を得て、実際のライブに足を向けるってのが常套手段になっているようにも思う。
スマホで何でも分かるのに、なんて不親切なんだろうと正直僕は笑ってしまった。

なんならこういうnoteすらもしかしたら
「余計なことすんな」ってやつかもしれない笑

なのでAQ各メンバーに関してはこのnoteではあまり書くのを控えようと思います。
気になるだけならせて、実際にAQの事を見てもらうってのが僕のここでの役目とさせていただきます🙇‍♂️

AQの意味するもの

そもそもAQって何?

グループ名っちゅうのは、ある程度そのグループの雰囲気や曲、ライブでの印象をイメージさせるものであることが多い。
じゃあAQってなんですか?

ここもまた、全く名言はされていない。
しかしヒントはその活動の中に散りばめられている。

まず一番分かりやすいのはロゴだろう。

AとQが繋がり無限♾を形作っている。
無限=永久となる訳だ。
無限に関するところで言えば公式の一番初めのポストなんかもそう。

このポストが投稿された日時は
2024年8月8日の午後8時8分。
8が並ぶ時間だ。8を横にすれば♾。

こういう遊び心やそれを徹底するところも個人的に好きなところである。

また永久に関するところだと、AQのデビューライブのタイトル「AAOQ」もそのひとつ。

これは「えいえいむきゅう」と読み意味はこちら。

えいえい-むきゅう【永永無窮】
いつまでも永遠に果てることなく続くさま。 長く続いてきわまりないさま。 時の果てしなく長いたとえ。 ▽「永永えいえいとして窮きわまり無なし」と訓読する。

goo辞書より

馴染みある言葉で言い換えるならば「永久」。
AQには永久という意味が込められているのはここまで見ると明らかだろう。

永久に関してその想いまでは想像するしかないが、AQの存在やその音楽をシーンや人の心に永久に残したい的なのがベタなところではないだろうか。
あとシンプルに永遠に続くものってロマンやん?と勝手に思ってしまうところではある。

次に現在配信されているEPを見てみよう。

最初にQUESが配信され少し間を置きANSが配信された。各EPタイトルの頭文字を取るとここもまたAQ。

他にも意味はあるかも知れないが、
QUESはquestion(質問、問い)、
ANSはanswer(回答、答え)の省略形。
と考えると腑に落ちる部分が多い。

メンバーも言っていたが、AQ自体には様々な意味が込められておりここまで出た「永久」と「AnswerとQuestion」もその1つだと考えられる。

グループ名の由来もまた、その活動を追ってやっと見えて来たものであり、今後もそこを踏まえた企画や楽曲が発表されるのではないかと考えると楽しみになる。

音楽性とライブ

アイドルとは歌って踊るもの。それを体感出来るのがライブであり、アイドルの一番の売りであり仕事である。
ライブパフォーマンスがそのグループの色やイメージを最も感じるところと考えるがAQはどうだろうか?

まぁこれも実際見て感じてもらうのが一番だが、ここまで読んでもらって何もないのも申し訳ないのでAQの音楽性と比較的ライブに足を運んでいる僕の雑感を交えて話していこう。

掴みどころのない曲たち

AQは先に話した通り、現在2つのEP各3曲を配信している。
その全てを手がけているのは音楽ユニットの印象派。
印象派さんの楽曲はテクノやエレクトロというジャンルに分けられその世界観も独特。
AQの音楽にもそれは色濃く感じられる。

楽曲の要素としてまず印象的なのがループするフレーズ、コード進行であり、JPOPにありがちなAメロBメロからサビという構成があまりない。
サウンドもギターベースドラムというバンドサウンドと電子音が織りまぜられ、バンドサウンドとエレクトロが混ざった印象。

ループするフレーズと電子音、また4つ打ちのドラムも使われているので大きな括りで言えばダンスミュージックと言ったところ。

地下アイドルによくあるコールやMIX、オイオイと言うような激しく盛り上がるというよりは踊って楽しむクラブミュージックに近いように感じる。

しかしその傾向があるというだけ。僕自身そこまで音楽ジャンルに関して造詣が深い訳では無いが、AQの現在の持ち曲それぞれに多様な要素を感じる。

夢見るサイキックはアップテンポでキャッチーな印象だが、レディ?は打って変わってシンプルに激しく盛り上がりやすい曲と感じる。

DEEP DIVERに至ってははっきりメロディがあるというよりは環境音楽、アンビエントの要素すら感じる。
しかしこれもまた4つ打ちでありダンサブルな雰囲気であることには変わりなかったりする。

ANSのFANTAStiQUEは特徴的な2色の渋いギターサウンドがメインであるがKARUKUMAUは速いビートと浮遊感のあるベースラインが印象的でコード進行にオシャレさを感じる。

そして水のないプールは疾走感がありライブアイドルらしい盛り上がりやすくコールやMIXも入れやすい曲だ。

加えてそれぞれの楽曲全体的に電子音が散りばめられており、その独特な世界観をより一層深めている。

こういう掴めそうで掴めない音楽性もまた
「未知なるAQ」という印象を強めているだろう。

フロアの雰囲気としてはみんなで一緒にコールやMIXをするというよりは個々で体を揺らしながら気持ちよくなればいいんじゃない?という印象も受ける。

メンバーからもその辺に関しては、AQのライブはそれぞれが思うように楽しんでもらえたらという発言もあったり、フロアのレギュレーションを確認しても撮影禁止以外は特に明確なものは無い。

要はモッシュ、ダイブ、リフトもオッケー。
どちらかと言えばAQの楽曲とパフォーマンスを受けてフロアがどうなるかを見ているようにも思える。

しかし僕もいちアイドルオタクではあるのでどこかにコールやMIXを入れられないかと思ってはいるし、誰がどういうのを入れてもありとは思う。
パフォーマンスを邪魔せず楽しければオッケーでしょう。

汗だくなステージと水

続いてAQのパフォーマンスについて。
AQはダンスミュージックと表現したように、ステージ上の彼女たちのダンスもまた細かく、激しく、複雑なものとなっている。

地下アイドルの楽しみ方の1つに振りコピなんてものもあるが、正直AQの振りコピは難しい笑
踊っている本人達すら振り入れと聞くと嫌な顔をするほどに笑

加えて所々にハモリが入っており、彼女たちの運動量は計り知れない。
それ故にか彼女たちのステージドリンクは全員2Lの水だ。多分僕はそんなアイドルを初めて見た笑

ライブ中に客を煽ったりするのも醍醐味だが、彼女たちにはきっとそんな余裕もない。
泳ぐように舞い、ライブ終わりに汗だくなる彼女たち。さながらステージ上は水のないプールと言えるかもしれない。

そういう複雑で激しいダンスと要所要所にあるハモリ、それらを見て聴いて感じて楽しむ「魅せるライブ」が彼女たちAQの魅力の一つだろう。

そしてそれを受けて僕たちはどうするか。
まだ結成から3ヶ月というところ。ここでこうするなんてものもまだない。これからだ。
ライブの見方は人それぞれで静かにじっくりと見たい人もいるだろうし、それも肯定されて当たり前。

だがこういうのやりたいと思ってやらないのは勿体ない。ライブハウスは自由だ。
楽しいと思うこと全部やっていこう。

最後に

ここまでで少しはAQがどういうグループであるか、分かっていただけたのではないだろうか。
しかし、グループが始まった当初から彼女たちを追っている僕もまだ謎に感じる部分は多い。
それこそ彼女たち自身の事については尚更。

思いの外グループと曲のさわりだけ話したつもりが長くなってしまったので、今回のnoteはこの辺りで終いとさせていただきます。

どうでしょう?初めよりもAQについて気になってもらえただろうか?
そうであれば幸い。そして実際のライブに足を運んでもらいAQのライブを一緒に楽しめたら…それ以上のもんはありません。

次回は未知なるそのメンバーについて話していけたらと思います。
長々となりましたが読んでいただきありがとうございました。
あなたもよき、オタクライフを。

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