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うつ病と私            

それは突然やってきました。
ちょうど母が亡くなって2年を迎える38才の
時でした。

私は30歳で離婚、2人の子供を持つシングルマザー
でした。

私は当時、スーパーの社員としてレジ打ちの仕事をして生計を立てていました。
息子は中学1年生 娘は小学4年生でした。

その日はゴールデンウィークということもあり、かなりの忙しさでレジにはお客様の行列ができ、私は止まることなく、ひっきりなしにレジ打ちをしていました。 

少し間が空いたのを見計らって、休止の札を立て、
今のうちにと思いレジの鍵を閉めて隣の同僚に声をかけてお手洗いに行きました。 

その時、少し冷や汗が出て気分が悪かったので、
熱中症かな?と思い水分補給もしなくちゃ。と…

トイレで用を済ませ、ロッカー室で水分補給をした

その瞬間です。

足先から頭の脳天まで電気が走り
両手も震えて止まらない。そのうちくちびるも、歯もガタガタと震えて息苦しくなり、どんどん息が出来なくなり過呼吸状態でロッカー室で倒れ込んでしまいました。

どのくらい時間が立ったのか分かりませんが、たまたま入ってきた同僚の方が気付いてくれ、
すぐに職場から救急車を呼ばれ大きな総合医療センターに運ばれました。 

私は私の身体に一体何が起こったのか、意味も分からずただただ恐怖でした。点滴処置をしてもらい楽にはなりましたが、熱中症とも違い自律神経失調症ストレスのものではないでしょうか。と医師から告げられ
心療内科を受診するように勧められました。

今日1日でも、様子を見るために入院も勧められましたが、子供たちもいるし、身内もいないので事情を話し帰らせて下さいと医師にお願いしました。

  自宅で安静に。

との事で、その日は職場の上司の方が自宅まで送って下さり家に帰りました。

家に帰り着替を済ませベッドに入りました。

部屋のカーテンを閉めて、電気を消して、携帯はマナーモード、外に出るのが恐怖となり、他人と話すのも恐怖となりました。

その日からは、ほぼ布団の中で過ごすようになり、
テレビの音もうるさくてダメ。
部屋から出るのはトイレぐらい。
落ち着く環境は、静かで、暗くて話しかけられないこと…

子供たちの食事もデリバリーやお金を渡して自分たちでコンビニで買ってきてもらうようになってしまいました。 

それが辛くて自分を責めたりしました。

子供たちの前では出来るだけ笑顔で…

ひとり布団の中でいつも泣いていました。

これがほんの数日前まで笑顔で声を出して
接客の仕事していたのに真逆の状態ですよね。

自分でも理解ができませんでした。

それから私に起こった変化をお教えしますね。

急に大きな(そんなに大きくなくても)音が出た時はびっくりします。誰でもですよね。でもきっと[ほかの人より過剰に〕リアクション大きいよ‼︎と言われます。【本当に髪の毛が全部逆立ちます!びーん‼︎と】

実際は立っていないでしょう(笑)

それから、気配を感じて振り向いて人がいたときとかね。“髪の毛びーん‼︎“ “体に電気が走ります”
例えばこんな時、曲がり角でぶつかりそうになった時なんかは目の前に“ピカー“と光ったかなと思ったら“ガーン”「痛い』ってなります。どこが痛い?
って、鼻のまんなか?目と目のあいだ、眉間よりも下のところが、痛くなります。
少しの間痛みが続きます。
右頬“ヒクヒク“目の下“ピクピク”またやってきましたね、痙攣くん。 その時、無視しておくと顔面痛くて目も開けられなくなるんだよね。
そして“そわそわ病”です。聞いての通りとにかく“そわそわ”してきてそれがどんどん体の中心に集まってきたかな。と思うとじっとしていられなくなるんです。だからわざとからだをふるわしたり、手と足をバタバタさせたりとするのです。直ぐに治まる時もあれば10回以上繰り返している時もあります…
それから、フナムシっているじゃないですかー。
ソロソロゾロゾロって感じで海の岩場や、テトラポットを駆け上がるでしょう。そのものその感じで身体の中心、心臓辺りから体の外側に向かって走っていくの。【ゾロゾロゾロゾロ】息苦しくて気持ちがわるくて胸を叩いたりしても、どこにも行ってくれない。そういう日が続いた時が合って、私は苦しみのあまりに、こうするしかない‼︎と思い、迷うこともなく、 大きなふとん針を持ってきて、胸の辺りをを“チクチク”と突いてみた。針で突いた痛みが感じるくらいになると、少しは、落ち着いて眠りにつくことができた。そういう日を何日過ごしていたのか分からないけど、1度、かかりつけの先生に、その魔物の絵を書いて持って行った事があります。「この絵がわたしの心臓のところに住み着いてる魔物です。」って。先生は“中々の腕前だね。上手だね”と褒めてくださいました。「ありがとうございます!じゃなくて〜」

その先生にお世話になってもうすぐ13年になります。今も月に1度受診に行き、お話をしてお薬を出してもらっています 。

私は共存だと思っています。無理に追い出すこともなければ引き止めることもないだろうし、消えていくものは消えていくし、それについてなぜ?とか思わないし、答えがあるわけではないし、人によってはまたケースは違うだろうけど。でも私は、普通の人間です。

そして、あえて隠しません。恥ずかしいとも思っていません。周りにそういう私たちのことを理解してくれる人たちが、もっと増えたらいいなぁーと願っています。

長文になりましたが、最後までお読みいただき
ありがとうございます😊


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tom
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