【発売前考察】ジージーエンド、新カード考察#02〜「くろおび」追加から考える闘タイプの立ち位置はおそらくカウンター〜
どうも、totokoです。
さて、新弾発売前考察第二回。今回は新グッズ「くろおび」です。このくろおび効果から見えることをつらつらと書いていきます。
ビハインド時に闘エネ1個の代わりになる
まずは新グッズ「くろおび」の効果を確認しましょう。
自分のサイドの残り枚数が、相手より多いなら、このカードをつけているポケモンが使うワザに必要なエネルギーは、闘エネルギー1個ぶん少なくなる。
闘エネルギー限定のカウンターゲインのようなものですね。闘エネ1個要求でしたら、これ一枚で技が使えます。まあ、闘版のサンダーマウンテンのどうぐ版ですね(ややこしい)。
ギラガブとは相性はよろしくない
公式では「ギラティナ&ガブリアスGX」と組んでと言われていましたが、多分ギラガブとは相性はよくないかと思います。
なぜなら、これが効果を発揮するのはビハインド時、要するに負けている時なんです。TAGデッキにおいてビハインドって「結構負けている時」が多いので、そこで起死回生の一手でこれというのは……うーんどうだろうって感じです。
GXポケモンなのでカウンターエネルギー非対応ですし、何よりもこれで闘エネルギーを賄うのなら、格闘道場のビハインド時の+40パンプが適用されません。
なのでギラガブデッキでこれを採用するのは現状だと見送った方が懸命ですね。
狙い所は非GXを中心のカウンター系デッキ
ならばどこでこのカードが輝くのかというとやはり、非GXカウンター系のデッキでしょうか。
ムウマージを使ってわざとカウンター状態を作り、くろおびをもたせることで闘エネルギーを節約できますし、闘無無なら、くろおび+ダブル無色エネルギーで発動できます。
何よりもこれの強さは「闘エネ1個少なくなる」というところです。ここがカウンターゲインとの違いです。
これにより、要求エネが「闘闘闘」ならくろおび+カウンターエネルギーで動けるんです。カウンターゲインではできない芸当です。
現状のカードプールですと「ラムパルド」ぐらいでしょうか。なので、おそらくジージーエンドにて「闘闘闘」要求の非GXポケモンが出て来る可能性があるかもしれませんね。
また、「闘*」要求のポケモンですと、くろおび+基本闘エネルギーで動け、また「格闘道場」のビハインド時効果が起動できます。
事程左様にくろおびが合うのは、カウンターエネルギーを中心にしたカウンター系デッキだと思います。
カウンターゲインとの共用が可能
今まではカウンターゲインしかありませんでしたが、これによってエネルギーの役目となるどうぐがもう一つ登場し、導入するエネルギーの枚数の節約にもなりそうです。
「闘無無」ならくろおび+ダブル無色エネルギー、カウンターゲイン+カウンターエネルギー
「闘闘無」なくろおび+カウンターエネルギー、カウンターゲイン+カウンターエネルギー
「闘闘闘」ならくろおび+カウンターエネルギー
ざっと考えるとこのパターンでしょうか? 既存の非GXポケモンだとここらへんのエネルギー要求帯のポケモンの技はなかなかあなどれないものが多いので、現状のカウンター系デッキも変化しそうです。
あとエビサワカポですと、くろおび持たせるだけでコンボ技が使えるのはもちろんのこと、ダブル無色エネルギーorカウンターエネルギーをつけると下技も使用可能になるので、小回りが効きやすくなるかもしれません。
無色エネの代わりにはならないので注意
このくろおびですが一つ注意点。
サンダーマウンテンと同じですが、代わりになるのは闘エネルギーであって無色エネルギーの代わりにはなりません。
そのため「無」要求のポケモンにくろおびを持たせても技に必要なエネルギーはなくなりませんので要注意です。
闘デッキの方向性がカウンター系と定まった?
以前から「ルガゾロ」など闘ポケモンを入れたデッキはあるにはありましたが、それでもやや地味な印象でした。
ですが、このくろおび、またダブルブレイズで収録された格闘道場により、闘デッキのタイプが何となく定まったかのように思われます。
闘タイプのポケモンは非GX中心で、「格闘道場」や「くろおび」を使用したカウンター系が強いデッキが特徴のタイプ
よくあるTCGの色ごとの特徴を言うとしたらこんなもんでしょうか?
確かに前回行われたシティリーグでも、ムウマージでカウンター状態を作り、ツンデツンデやマッシブーンといったウルトラビーストポケモンを使うデッキがありました。
まあこれはどちらかというと「ウルトラビーストデッキ」と言った方がいいですが、それでもメインアタッカーは闘ポケモンなので、れっきとしたカウンター系デッキと言っても差し支えないでしょう。
個人的には色ごとの特色がはっきりと出ていた方が、構築もしやすいと思うので、闘デッキを組む際はカウンター系を意識してみるのもいいかもしれません。
また、最近の非GXポケモンはそのサイドレースの有利とGXポケモン並の火力を出しやすくなっていることもあり、非常に強力になっています。
もしかすると、トーナメントシーンにて、闘デッキが増えるかもしれませんね。