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#19 もうすぐ【2期目】が終わる。「判断軸」の話。
みなさんこんにちは。
札幌の株式会社totokaという会社で代表をしております永峰です。当社は企業向けにエネルギー全般の支援をしております。創業してからあと2か月で2年を迎えます。
今回は「2期目がもうすぐ終わるので判断軸について考えてみた」というお話をします。
考え方の異なる世界
今回は、起業を通じて変化した心情についてお話しします。
以前、僕は某エネルギー会社に勤めており、法人営業として長く働いていたのですが、当時は数字を追う仕事でした。
その頃の仕事は、いかに数字を伸ばすかが最優先でした。
当時の自分は、「どうすれば売上を上げることができるのか?」というポイントにフォーカスして活動をしていました。
その後、経営企画室に異動しましたが、営業マインドはそのままでした。
少し視点が変わり【1人の営業】としてではなく、【会社単位】として「どのような活動をすれば利益が上がるのか?業績を上げる方法とは?」という数値を常に念頭に置きながら、企画系の仕事にも取り組んでいました。
起業してから学んだこと
極端な話ですが、お客様の利益と自社の利益が必ずしも一致しないことがあります。(※ここでは付加価値や複雑な話は省略します)
例えば、「スマートフォンの充電ケーブル」を販売しているケースを考えましょう。
外見は純正品そっくりの充電ケーブルで、純正品の半額。最初は問題なく使えますが、数か月で接触不良が起きやすくなる商品です。
原価が非常に安いため、1本売ると純正品よりも高い利益が得られます。
一方で、純正品は価格が高いですが、長く使える信頼性があります。
もし、この類似品を「純正品と同等の性能」とお客様に説明して販売すれば、一時的に売上や利益は増えるでしょう。しかし、顧客がすぐに品質の問題に気づけば、不信感を抱き、クレームや悪評につながります。
皆さんならどちらをお客さんに進めますか?
そして、これがコンサル業ならどうでしょうか。IT業ならどうでしょうか。
無形商材と有形商材なら、どうでしょうか。
ビジョンが必要な理由
最近よく言われがちな、「ビジョン・ミッション・バリュー」というフレーズ。
サラリーマン時代は、それを気にせず仕事をしており、正直なところ無意味だとさえ思っていました。
ビジョンがないと判断軸がなくなることに気づいたのが、恥ずかしいながら、最近のことです。
(頭の中で理解していたが、実感を伴ったのは最近のことです。)
数字との闘い
経営者同士の会話では、つい数字の話が中心になりがちです。
・「あの会社は売上〇〇億円だ。」
・「従業員数が〇〇人もいる。」
・「営業利益率が〇〇%だ。」
どうしても数字が大きい方が一目置かれる存在になりがちです。
でも、急拡大を目指すとこんな背景があるかもしれません。
無理な営業で契約を取ることはできても、それは一時的なものにすぎません。その後、顧客が相場より高い価格で購入させられたと気づけば、クレームや悪評につながります。
結果として会社の評判が落ち、急成長の後に失速するケースも珍しくありません。
まとめ
会社としての「あるべき姿」があって、そこに到達するための「手段」としてのサービスがあって、その想いに「共感」した人がいる。
やはり、バランスを保ちながら進んでいくことが、本当の意味での成長に繋がるのだと思います。
才能がある経営者はバランスを保ちながら、一気に駆け上がっていくことでしょう。
僕は、身の丈にあった坂を選んでゆっくり山頂を目指して、登っていきたいと思います。
3期目に向けて、学びは尽きないです。
よちよち歩きのピヨピヨ経営者からは以上です。
株式会社totoka
・コーポレートサイト:https://www.totoka.jp/
・永峰知晃のX(旧twitter):https://x.com/totoka_jp