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相続登記の義務化の真実。

2024年4月から相続登記が義務化されます。

ここで、問題です。
次のうち、正しいのはどれでしょうか。
1.相続登記を3年以内にしないと、10万円以下の過料が課される可能性がある。
2.相続登記を3年以内にしなくても、すぐに10万円以下の過料が科されるわけではない。
3.2024年4月から、相続登記のかわりに申請義務を簡易に履行できる相続人申告登記制度がスタートする。

・・・。

正解は、「全部正しい」です。

「相続登記を3年以内にしないと、10万円以下の過料が課される可能性がある」と大々的に宣伝されていますが、「相続登記を3年以内にしなくても、すぐに10万円以下の過料が科されるわけではない」のです。(令和5年3月公表の「相続登記の申請義務化の施行に向けマスタープラン」)

そして、相続登記をしなくても新しく2024年4月からスタートする「相続人申告登記」制度を利用すれば、相続登記の申請義務を履行したものとみなされます。(不動産登記法第76条の3)

将来的には変更になる可能性もありますが、今のところ、相続開始を知ってから3年を過ぎたから即過料、とはなるわけではありません。

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