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我が子にとっての正しい道って何だろう?


以下は、二年前に書いたブログです。

子どもは、幸せになるためにその個性・宿命を選び、

そして親にとって自分が必要な存在だからこそ、

あなたの子として生を受けた。

だから、あなたは 大丈夫。

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長くなるけれど、大切なことだから、

以前にも書いたけれど、何度でも書きます。

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『我が子にとっての正しい道って 何だろう?』

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暑苦しいと思います。

この仕事 本気だから、お許しください。

こんにちは。

(小中学生の自己肯定感をUPする塾)

 親子と未来を創る塾『創』 塾長

(子育て講演・ワークショップ・社会人教育 講師)

 『創』教育コンサルタント 代表 

(親子で里山自然農&アクティビティ)

 NPO法人 奈良情熱学校 理事長 

 田中章友 (ニックネーム とと先生 ) です。



この仕事をしていると、

子ども達からの悲痛の叫びを受け取ることが多い。


親は 自分が正しいと信じることや自分の常識、

つまり自分自身を一度疑ってみることが大切なのは、

誰だって頭では理解していること。

そして、実際にはそんな理想通りにはできずに、

強制的に短すぎる時間軸で 親の価値観を押し付けてしまうことは、

誰にだって あるもの。


僕にだって あったもの。

そして未だに やっちゃった…と反省することが あるんだよ。

でもね、そんなのは あたりまえ。

親だって 人間だもの。

唯一無二の その子に接して、未だ たかだか数年のひよっこ。

完全にできるわけがない。


一度失敗しているからこそ、気づいて、

僕ら親は また成長できる。

そしてその成長を 社会に恩返しできるんだよ。

全て必要なこと。



だから、

本当に大切なのは、そこから。


子どもの感受性や固有の力を信じられずに、

自分の間違いを 我が子に本気で謝ることも反省することもなく、

親にとっての正義を二度三度と子どもに押し付け続けると・・・

恐ろしいことに、親が思い込んだ通りに、

子どもは 本当の力を出さなくなる。



これはね、

子どもでも社員でも一緒のこと。


例えば 想像してね。

社長や上司から 自分が同じように信じてもらえずに、

「おまえは仕事ができない。 つべこべ言わずに、俺の言う通りこれだけをやっておけ!

嫌なら給料は払わないぞ!」

と 強制され続けたら、

あなたはどうなるだろう?


逆にあなたが上司なら どういう言葉をかけるだろう?

そして、なぜ それが我が子だと できないのか?

それにはいろんな理由があると思うから、ここでは割愛するけれど、

どの保護者も皆、

我が子の幸せを 本気で願っている。

我が子の素晴らしい部分を たくさん知っている。


一緒に笑って 幸せに生きたい。


そして、

本当は、根拠はないけれど 

自分の子なら 幸せに生き抜くと信じている。

だから、子どもを授かった。


その自分の想いを 信じぬこう。


少なくとも僕は第三の大人として、

自分にできることをしたいと考えた。


それが、

多様な生き方やゴールが「普通に」許されて 奨励される社会にすること。

まずは、そんな地域、そんな大人のたくさんいる まちづくり。

そのための事業とNPO活動を6年続けてきた。


こんなことを言うと、まだまだ半人前の僕が おこがましい・気恥ずかしい 

という感情も正直 芽生える。


だけど、

もしも我が子が 想いはあるのに

「まだ子どもだから、自信ないから・・・」

という理由で遠慮して 我が子が その言動をあきらめたなら、

僕らはどんな言葉をかけるだろう?


・・・ね。 だったら、

自分自身にも、その言葉をかけてあげたいね。

そうすればもっと子育てや親の気持ちも大らかになれる。

もっと親自身の個性を出せる。 親業が楽しくなる。


そして、気持ちの大らかな あなたなら、

自分のそれまでの理想とは異なる言動をする 子どもに対して、

怒る前に4秒間 その子の良い部分に目を向けることができるかもしれない。

怒る前に、深呼吸をして、

もう一度だけ、じっくりと座って、

子どもの気持ちに 耳を傾けられるかもしれない。


怒ってしまった後に、

心に手を当て、

自分の言動を振り返ることができるかもしれない。


怒ってしまった後に、

「だけど、あなたのこと お母さんは 大好き」と 

笑顔で言えるかもしれない。



大人の仕事は、

自分の恐怖・不安・無知から生じた 「理想」を、

子ども達に教え込んだり 強制することでは 決して ないのだ。

その子の想いや発想・才能を引き出して 応援することである。


そのためにも、

子どもを 子ども扱いしない と 決めよう。

親が間違った時や 言い過ぎた時、感情的に怒ってしまった時には、

ちゃんと 謝ろう。 

「ごめんなさい」 と。

本当は こういうことを伝えたかったのだと。

本当は あなたが大好きで、だから不安になって・・・ と気持ちを伝えよう。


そして、普段から、

他人への批判や愚痴を言う前に、

目の前の子どものココロの声に 耳を傾ける習慣を。


習慣を見れば、その人の 子育てが分かる。

こんなことを偉そうに書いている僕自身も 

小さな歩みで一歩ずつ。

どのお母さんも一歩ずつ。


だけど、

その一歩の 方向だけは 子どもの声を聞いて、

そして「子どもの歩幅を決して越えずに」。

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