あふれそうでしたが。
今朝のつぶやきで気づいて、自己反省(笑)も踏まえて、書いてみることにした。
余裕もゆとりも、自分の心身の持ちようやからね。
溜まっていたものを吐き出したかの如く、初めての長文です。
2週間ほど前に、地域猫でうちにご飯だけ食べに来る外猫「きなこ」のことを書きました。
あのときで、既に10日くらい経っていて、あれからも全く姿を見せず約1か月、心無い諦めも芽生え始めた一昨日、朝5時過ぎに起きると、いつもの窓の外にきなこが!
驚きと喜びで、思わず「きなちゃん!どうしてたん!」と叫んだすぐ直後、改めてきなこの姿を見て、衝撃が。
痩せてガリガリ。左目と右頬に怪我もしてるのか、毛の色がそこだけ薄黒い。
雨のせいで身体はびしょ濡れ。
本来はタイトルの写真のような、美猫が、変わり果てた姿になっていた。
誇り高き外猫でい続けることを尊重してたけど、これは緊急事態と思い、餌のカリカリを家の中に置いて様子を見てると、ヨタヨタと入ってきて、ポソポソと食べ始めたから、外から回ってすかさず窓を閉めて確保。
弱っていながらも、フー!シャー!と部屋のなかを逃げ惑い抵抗してたけど、この緊急事態に威嚇くらいで怖気づくわたしではない。
分厚い手袋をはめ、膝掛けを被せて捕獲成功!
幸い先代猫が股関節を悪くした時に療養用に買ったケージが倉庫に置いたままだったので、そこに入ってもらった。
改めて見ると、ハンサムボーイだったきなこが、ヨレヨレのガリガリで見る影もないほどの姿に。
その日は時間的にも余裕がなかったので、そのまま出勤した。
でも幸いだったのは、うちでご飯をあげてたからか、夜にはうちの子のカリカリを少し食べ、水ものんでくれたこと。
次の日、午前中を都合つけて、近所の動物病院へ。
その頃にはもう、わたしの中では、うちで家猫になってもらうよう、気長に付き合おうと決めてた。
けど、何せ我が家には先住の猫がいる。いくらきなこを迎える覚悟をしたとは言え、感染する病気を持っていたら...と思うと、心が揺らぐ。どうかどうか、きなこにそんな病状がありませんように、と祈りつつ結果を待った。
結果、触診上も、血液検査上も、意外と良好。怪我と思っていた左目は結膜炎。そのため体温が39.8度と高くなっていて、先生の見解は、おそらく風邪をひいた上に高熱で動けなくなっていたのではないか、と。結膜炎もその症状のひとつだそうだ。
ただ、脱水がひどいので点滴して、結膜炎の目薬を出してもらい、改めて1週間後に診察とあいなった。
それにしても、先生も「どうしてこんにな痩せちゃってるの?」と驚くほど。
猫語が話せるなら、わたしが聞いてみたいくらい。
診察に、血液検査に、抗生物質の注射を2本、水分入れる点滴して、ノミ取りの薬して...診察料は22,088円ナリ。
クレジットにしたけど、しばらくは、つましく生活しましょー。
でも、ホントによかった。きなこが生きてて。フラフラでもうちに来てくれたのは、「助けて!」のサインだったかも。
1日経って、今朝も相変わらず、フー!シャー!って言ってるけど、ご飯の食べる量も増えて、目薬のおかげか、目もちょっと開いてきた。あとは少しづつ慣れてもらうしかないよね。
そして、何より救われたのは、動物病院の先生がとても優しく、保護猫の扱い方とか、先住猫との同居についてとか、あれこれ聞きたいこと、教えてほしい事にとても丁寧に対応してくれて本当にありがたかった。
わたしの余裕のなさは、仕事、家事、本山(ほんざん)の行事などで今月はほぼ休日なしであった上に、今回の出来事が起きたからだった。
でも、あふれそうな感情も含めて、やっとこさこうして文字にすることができて不要に舞い上がってた心は無事に着地でございます。
初めての長文にお付き合いいただいて、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?