彼岸で花を

庭の彼岸花が満開。
今日の雨で見ごろも終わるかな。

先日、バスに乗っていると、途中から見た目20代前後位青年が乗って来た。

この路線は先払い。
キャッシュレスで払おうとしてるみたいだけど、どうも足りない様子。

運転手さんは
「現金は持ってないの？」

青年は財布を広げてみせて
「持ち合わせがないです...」

運転手さん
「じゃあ、次に乗る時に今回分も払っといてくださいね」

ということで彼を乗せて発車。

始発駅のわたしは、最前列のお年を召した方が、ちょっと座り辛い高い位置にある席に座る。

だから一連のようすを間近で見ていた。

ああ、同じ青年。
3度目の同じ出来事。

人にはイロイロ事情も都合もあるやろうけど、アカンもんはアカン。


因縁果報。
因果は巡る。
結果にはそれに至る原因がある。
自ら作った縁が善い結果を招くことも残念な結果を招くことになることも。

例えその時でなくても、
人生は長いのだ。

そろそろ終わりの彼岸花。
余り良いイメージを持たれてないようだけど。

人は日々の営みをもって彼岸(涅槃=煩悩の消えた安らぎの地)に向かうのだ。