息災を願い合う
旧暦の9月9日は、重陽。
古来より奇数は縁起の良い「陽」の日とされている。
「9」はその最大値。
「9」が2つ重なるから「重陽」。
最も縁起の良い日。
反して最も災いの起こる日ともされているけど、良くないことが起こりませんように、と邪気を祓う習慣がある日でもある。
この時期は菊の花が盛んに咲く頃でもあって、この菊には解熱、解毒、鎮痛、消炎作用などの薬効成分がある。
食用の菊の花びらをちぎって、酒に浮かべて呑む菊酒は、無病息災を願うものとされてる。
要はアレコレ言いながら酒を酌み交わすのである。酒呑みの宴である(笑)
そしてわたしも今日の法要後の直会(食事会)で菊酒をいただいて来た。
余り呑める口では無いけど、和やかに菊酒を酌み交わしながら、みんなで互いの息災を思い合う善き時間だった。