ルックバックのふたりを障害者に求めている社会
こんにちは。ととです。
私は障害があり、当事者として、以前から気になっていたことがあります。
障害者の『無垢で無欲でひとつのことに没頭する』姿を、社会が求めていることです。
ちょうど先日、アマプラでルックバックを観ました。
まさに主人公たち、とくに京本のような人を、障害者像として社会が求めているように思います。
たとえば、障害者アート特集の動画を見ると、似たようなストーリーがいくつもあります。
・自分が描いた作品に興味がない
・寝食を忘れて描き続ける
・アートコンテストで受賞しても、すごいという自覚がない
なぜ、障害者に、『こうあってほしい』を押し付けるのでしょうか。
障害者は、無垢で無欲で、ひとつのことに没頭していないといけないのでしょうか。
障害者の理想像を強調されると、私は少し息苦しいです。
本業と副業と資産運用でサイドFIREしている私のような障害者は、社会からすると想定外になるのでしょうか。
障害者は、福祉制度のなかで生活が完結し、守られながら生きていく。
これまでの当たり前が、少しずつ変わっていくといいな、と思っています。
読んでくださり、ありがとうございます。