私史 軽薄者たち①
未来の旦那に出会った会社での体験
①支店長編
②取引先さん編
③我上司編
まず、この会社は、大手企業のはず！
だと、思います。
①支店長編
当然、全国に支店があるわけで、大阪支店、東京支店、京都支店、etc....。
そのうちの京都支店長の話。
その方は、どうやら、京都のええしのこ
(どうやらこの言葉は、船場言葉らしく「良い衆」が語源で、本来は「高貴の人」を意味する言葉だったけど、江戸時代初期には金持ちを指すようになったみたいです)
で、あたしのいる大阪支店にも、よく会議とかで来てはりました。
雑談するのに、毎回顔を出す。ええしのこやとは、あたしは最初知らなかったけど、ホンマに、京都の公家さんみたいなのっぺりと色の白い、麻呂は〜♪って言いそうなうりざね顔。京都やなーー！って思ってた。
男性陣は何故か、結構ヘイコラしてはる。金持ちやから？そう思てたら、我設備設計の男の人達を、順番に、なーんか、高そうな店に誘って奢りはるらしく、ははぁ〜ん！そう言うことか。で、ヘイコラなんや。
とうとう、あたしの番が回ってきた。ラストバッターちゅうとこです。
次、あなた！みたいな。
美味しいもん食べさせてもらい。と、背中を押されて、行かなあかん？
ええ人やからな、と。
正直言って、深くも考えてなくて、ホンマに美味しいもん、食べさせてくれるんやと、順番か！と、気軽に出かけた。あんまし知らん人やけど、同じ会社の人やしな。
梅田にある高級鉄板焼き店やった。現地集合！！。
「この店、ほんとにうまいんだよ。来た事ないかも知れんけど、美味しいお肉食べれるとこなんだ。」
？この店何回も来たこと会った店やん！か！と。知っとるわ。なめんといてや(笑)と、思ったけど、言わんかった。まぁお肉好きや！！し。
取り敢えず、コース料理。
それは、マジ美味しかった。この時点で、あたしはアウトなのかも知れん。美味しい料理に釣られたんやから。ここからまさかの。展開になるんやけど。この時にはなーんも考えてなかってん。
そのあと近くのゲイバーで、歌を歌おうと言う事になり、じゃあ一曲ねー、って．ゲイバーにも興味あったし、ご気軽に行った。
楽しかった！歌って、お兄さん？ちゃう、おねいさんと、踊って歌って．アホみたいにわろてたし。
突然、なんか、チークタイムになって、うりざね登場して、酔うてるし踊ってたら、
耳下で、奴は囁いた。
オレの愛人になれへんか？
？？
なに言うてはる？
なんやったら、毎月お手当払うと。
途中のブティックで、服いらんかとか言うてたん思い出してた。💢
？？なに言うてはる？
スッとシラフになったし。
なに言うとるんこの、うりざねは！
猛烈に腹が立った。それ目的？
あーー、そんな女に見えたんやな。
あちゃー‼️最悪。
こんなご飯奢るだけでなんとかなるって本気で思ってるん？
この手の誘いは、ホンマにムカつく。
そうか、何もかも腹立つなー！
ご気軽な女？に見られた。
これに傷ついた。あたしにもなんか原因あるんかな？とか。
要らんわあんなご飯。
軽〜くみられてることに
ホンマに傷ついてたし、自問自答！
あかんなーあたし。
好きな人いるんで。と、断った。
マジ顔で！おらんけど、と密かに。
さっと表情変わって、冗談冗談‼️と誤魔化した。
そして小声で、この事、会社で決して言わないように釘を刺された。
もう一回、最大にムカついた！
次の日会社で、それとなく？
愛人候補にされたと、密かに。
その後、どっかに転勤になりはった。
マジ。
げんちゃんに出会う前の出来事。
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