映画撮影 【FUTANOGO】
息子3人が、精力的に立ち上げている
FUTANOGOという名前のクリエーター組織
ここ数年の出来事で日本中が、大変になってしまい、そんな時間を持て余し気味の時期に、彼らはいっぱい、いっぱい考えたんだろうなー!ショートムービーを何本も作り、そして、
【ブラック】って名前の映画を撮った。
それが京都国際映画祭で、グランプリを頂き、かなり本格的に活動を始めることになった。
お母ちゃん嬉しいヤン!
其々に職業は持っており、それはただ生活のためやねんけど、それは、かなり重要だと!でも、彼らは、やりたい世界をやりたいように、自分らなりのスタンスでする。
なんかサワー、ええやんかいさ!
その中で、頂いた賞金で、ショートやけど、一本映画を撮った。
評価されなかったけど、あたしは、何度も何度も観てしまう、好きな映画を作ってくれた。
あたしもかなりの映画マニアと、自負しております!
父は、昔、大阪難波で、新歌舞伎座の、総支配人をしており、難波を、ブィブィしてたんとちゃうかな?
お酒を呑んで帰らん日は無い!大抵は、法善寺横丁。今でもそこに佇むと、どっかの店から、父がヒョイと、ご馳走さん♪言いながら、暖簾くぐって出てくるんちゃうかな?って、おもてしまう。
一度、高校生の時、難波でバイトしてて、お昼ご飯に、歌舞伎座に、おいで、一緒にお昼食べようと誘ってくれたん。照れくさいけど、せっかくやし、と、歌舞伎座行ったら、20畳ある位のでっかい部屋にでーんと置いてある大きな机の前に座ってる父を見た。今やったら凄いなーって思うんやろうけど、気負わされて、なんか、父やないみたい…。
それで連れて行ってくれた中華料理屋さんで、ウチの娘です、と紹介されて、これまた、気恥ずかしく、二人きりないんや?食べられへん!父さん!食べた気せーへんわ。しかも、酢豚頼んだんやけど、緊張のせいか、肉が硬くて飲み込まれへん!あちゃー…。そっから、また、ジュース飲みにいこ!って、またもや知り合いの喫茶店。始まった、うちの娘です。もう、もう、ええって。
店の皆さん、物凄く丁寧に、支配人のお嬢さんですか!と、丁重にして頂き、気恥ずかしくて、しんどかったけど、今、ホンマにありがたいなーっ、こんな時間2人で初めて持てて、最高やんって、思う。これが2人行く最後やったけと。初めて見た父の姿。そんな父が
ヘベレケで帰って来ても、玄関に立つと、シャキッと、ただいま〜と、酔ってませんみたいな。
イヤ!バレとるで!靴紐解かれへんし、鼻の頭赤いやん!でも、お土産持ってるし…。
あっ、おかえりー〜!
父が帰るの楽しみやった。いろんな話聞けたもん。例えば、若かりし頃の松方弘樹さんや、緋牡丹お竜の、冨士純子さんと、ご飯食べた話やら、へぇ〜って。
むかーし昔のはなしやけど。
そんな父は、小学生の頃から、映画だけは、存分に観せてくれた。観たい映画も、観たない映画も。たらふく食べた感じ。
難波ブィブィゆうてた父やから、父の名刺があれば、どこの映画館も、顔パス!半社違いまっせ!全ての映画館モーラしとった。それが当たり前やったけど、父が18歳の時亡くなってから、チケット買う、これがまんまにほんま、妙につらかった。
あたしが会社入った時も、良い映画を4本立てで上映してる日は、会社休んで、お弁当持って、かた〜いかた〜い椅子に何時間も座ってさ、感動しながら、観たもんです!
あたしの好きな映画…古いで。
1.風と共に去りぬ 2.ブリット 3.グロリア 3.グッバイガール 4.ゴロンバタンキュー 5.猿猿
もっともっとあるけど、映画って、ええなぁ
まだまだ続きます!