最高の喜び 40 比べないって事は。
↑小学校2年生の頃の双子
単身赴任を辞め、一緒に暮らせるようになって以来、旦那げんちゃんは、大阪府内の公園!みたいな本を買ってきて、毎週末に、精力的に公園巡りに勤しむ。
朝からあたしは4人分のお弁当作りして、男4人を、満面の笑顔で送り出す。
げんちゃんが撮ってきてくれるビデオを観てるわけです。
あたしのお留守番は、げんちゃんからの慰労らしく、のんべんだらりと、あたしは家事を済ませると、映画三昧。
まぁ、それも、長男康輔こうすけが、中学生になると、サッカー部に入ったので、参加する事もなくなり、次は、6才違いの小学校一年生の双子と、げんちゃんと、3人だったり、あたしも時折参加して4人だったり。遊んだなー!
単身赴任やったげんちゃんは、すべてを取り戻すように、子供達との時間を大切にした。
ホンマ、ありがとう!げんちゃん!父ちゃん!
子供達、あなたに夢中です。
『最高の喜び39』でも書いた通り、双子を比べない!子育て。
そこまでこだわるのは、
一卵性ゆえ、顔も似てるし、周りからも比べられがちやし、何より、親に比べられる事が多かったあたしが双子だからこその、嫌だったからというか、そのせいで、辛い気分になったりした。
常にライバル的に、いい意味でのライバル感ではなく、自分の分身みたいに感じてたのに、どちらかが、卑屈になったり、妬んだり、変な優越感になったり。
とにかく
100害あって、1利なし!!
と、双子の関係性にとっては、非常に良くないだけ。兄弟でもそうなのに、双子だと尚更やと、おもてます。
幼い頃から、
もし、双子の駿しゅんが良いことをしたら、褒める!
そして、双子の環かんも、なんでもいいから探して褒める。
例えば、朝のおはよう!って声が、元気やった!とかなんとか。
だから、叱る時も
2人で玩具の取り合いしますよねー
その時に、無理矢理取り上げられ喧嘩になってる時、
取りあげた方には、コラ!無理矢理は、あかんやろ、順番やで!と、
取りあげられた方はには、コラ!なんで取りあげられてるねん!
みたいな、変な理屈やけど、褒める時も、それぞれに、叱る時もそれぞれに。
平等にしたかったんですね。
これでいいのかどうか?わからんけど、双子のあたしには、それが正解やとおもてます。
そうすると、双子の中で、優劣感は全くない。
この優劣感が、ほんまに、ややこしくなってくる根源になることが多いから。
決して比べない‼️
小学校2年生位から始まる九九
苦戦しますよねー!子供達は。
当然、うちの双子も苦戦。
でも、環は、先生が、九九のテストを毎日のようにして、それに合格しないと帰れないルールで、驚くほど早く覚えた。
まぁ、担任によって教え方も違うので、駿は、なかなか出来ずにいたけど、宿題の際、もう覚えてる環に、毎回聞いてた。
なんのこだわりもなく、教えてる環と、教えてもらってる駿。
こだわりなんか、なーんもない!
テストも、100点(滅多にありませんが)とって帰ってきても、ハイ!と渡す。
あー、ありがとうと、もらう。
0点でも、20点でも、ハイ!と渡す。
あー、ありがとうと、もらう。
あたしがいい加減なのか?
どちらかが何点だったかも、今あんまし、覚えてないな!(笑)
その時、友達が遊びに来てて、
なぁー、お前のお母さん、20点で怒れへんのん?
なんで怒るん?
俺のお母さん、怒るで。せやから、俺見せへんねん。
そうか、大変やな!
そんな会話を横で聞いてたあたし。
いい点でも、悪い点でも、当たり前のよう見せてくれることが、1番や。
隠されるのが嫌やったし、そのまま受取ること、じゃあ、嘘はつかへんと、信じてたからかな。
一時期、駿のクラスの女の子から、
駿くん、ほんまにお勉強出来へんから、おばちゃん、私が学校で、出来るだけ教えてあげるから、おばちゃんは、家に帰ったら教えてあげて!そしたら、駿くん、できるようになるんちゃう?
って、ゆわれたことが。
世話女房みたいやな、と、思いながら、
ありがとう😊頼むわな。
と。
その駿も、高学年には、学研ゼミを買って欲しいと言われ、駿と環の分を申し込んで、ずっと2人でやってたなぁー。
少しずつ成績も、上がっていってたのは、本人達が、やる気になってきたんかもしれん。
目覚めるときなんかな?
ある日、遠足から環が帰って来た時、担任の先生も一緒に来られて
今日は、環君に、本当に申し訳のない事をしました。と、深々と頭を下げられた。
えっ、どうゆう事です?
聞くと、遠足の時、クラスに誰彼構わず、喧嘩をする子がいて、何がきっかけかわからないけど、環に喧嘩を吹っかけきて、環は何も言わずにいてる時、先生が止めに入ったらしい。
それで、その子が興奮状態で手がつけられず、
先生が、環に小声で、謝ってくれるか?と。
何故環が謝るのか?わからんけど、環が謝ってそれでその場が収まったらしい。
何故環に謝らせたのか、これは、私が、環君に甘えてしまって、その場を収めたかっただけの、私の失敗です。
決して環君が悪いわけでもないのに、本当に嫌な思いをさせましたが、私より、環君の方が大人でした。
申し訳ないです。
環そうなん?
うん。先生全然、俺大丈夫やから。
と、先生は帰って行った。
なんで謝ったん?なんもしてないんやろ?
うん、でも先生困ってたから、全然オッケーやで。
と、あっさりしたもんや。
ちゃんと色々経験して、成長してるんなやな。
どんな大人になっていくんやろな?
楽しみにしとこ!な!
と、げんちゃんと、たらふく2人で!呑みました。(笑)
カンパーーイ!!!