【殿堂ゼロ】豆の悪夢再び!黒緑ゼナーク
こんにちは、とと @to_to_0121_dm です。
普段は自作デッキで環境にどこまで通用するかを試すべく、自信のデッキをCSに持ち込む遊び方でデュエマを楽しんでいます。
最近はiformulaX型エルボロムでCSに挑んで、本戦1没するなどの活躍を見せています。アナグラスパーが勝ち残るのは想定外。
概要
本日紹介するのは、殿堂ゼロ。すなわち、殿堂カード・プレミアム殿堂カードを4枚使えるレギュレーションのデッキです。
ファンフェスティバル2024に持ち込み、4人フライトでダーツデリートと赤青マジックを破り2-0しました。
リスト
メインデッキ
外部デッキ
基本理念
ベイBジャックの能力でクリーチャーをタップしながら展開ができるので、ゼナークの着地条件と非常に相性がいいです。
2ターン目にゼナーク、もしくは3ターン目にゼナークを2体出す最大値を3~4割程度の確率で再現できます。
(ターン終了時にゼナークが2体出るとゼナーク効果を6回起動できます。そうすると相手の盤面と手札は基本的になくなります。)
この過程で、自然文明1コスの強力なメタクリーチャーであるとこしえやセガーレを展開できます。最後には盾を詰める必要があるデッキですが、これらメタクリーチャーは自分のターン中も効果が有効であるため、クリーチャーに依存するトリガーであればケアできます。またターンが返っても負けるリスクが少ないです。
基本的な回し方
ベイBジャックを場に、ゼナークを墓地に置くことが達成できれば、あとは煮るなり焼くなりという感じです。
ベイBジャックが引けている時
ゼナークを墓地に落とすことを目標に回します。ダンディナスオをプレイすれば、確実に山札からゼナークを墓地に落とすことができます。(マナにゼナークがあれば、山札からマナに埋めたカードをアンタップマナとして残しながらゼナークを墓地に置けるので1マナお得です。)
ナスオがなくても、このデッキには山上からカードを墓地に落とす手段が数多く搭載されています。
アガルーム・プルーフはハイパー化させると数枚墓地を肥やせます。3ターン目の終了時の墓地肥やしで落ちたゼナークはそのターン中には出せないので注意しましょう。
シックル・シークはアガルームのハイパー化コスト、もしくはベイBジャックの効果でタップした時に墓地を3枚肥やせます。コンボカードではありますが、効果を使えた時のバリューは非常に高いです。
ベルゲルエールやロジュニアも使いやすい墓地肥やしです。墓地肥やし以外の役割も多いですが、それは下の方で解説していきます。
忘れてはいけないのが復活の儀。ロジュニアや、後述するアビスラッシュの使用時に反応し、ノーコストで墓地を2枚肥やします。条件を満たしたら忘れずに使用しましょう。
これらを駆使して墓地を肥やしていると、手札が無くなりますが、このデッキはまだ動き続けます。アビスラッシュを使うことで墓地から展開していきましょう。
ベイBジャックがいると、クリーチャーを出す度にアンタップマナが1マナ増えるため、1コストのカードは0コストで、2コストのカードは1コストで使用できるようになります。そのため3マナで1ターン中に5~6体クリーチャーを出すことも決して無理のないプランとなります。それだけ展開すれば、ゼナークにたどり着くだけの墓地肥やしも大抵実現できています。
ベイBジャックが引けていない時
このデッキはゼナークを出すためのタップしているクリーチャー3体を、ベイBジャックの効果によって供給する想定で組まれています。ジャックが引けていない時は、全力で探しに行く必要があります。
このデッキにはジャックを手札にサーチしてくる手段は搭載されていませんが、墓地にならば落とすことができます。墓地にさえ落とせれば、ロジュニアで蘇生することで動き出すことができます。
ナスオの効果でジャックを落とせれば確実ですが、それができない時は一枚でも多く墓地を肥やし、墓地にジャックを用意できることを祈りましょう。ロジュニアは使い切らずに1枚手札に残し、墓地にジャックが落ちてから使用するようにしましょう。ただし、このターンでどうしてもジャックを出さ無ければならない状況であれば、ロジュニア効果の2枚墓地肥やしの中にジャックがあることを祈る方が勝率が出るケースはあります。
またゼナークのことを考えるのは、ジャックを立てた後で大丈夫です。つまり、ジャックが無いならナスオで落とすカードはゼナークではなくジャックです。ジャックさえ立てれば、1ターンに大量の墓地肥やしカードをプレイできるようになるので、ゼナークを落とすことは難しくありません。
ゼナークを立てた後
(達成していれば)手札の儀を使用したのち、破壊の儀で忘れずにロジュニアを回収しましょう。
次のターン、ロジュニアを打つことでとこしえやセガーレといったメタクリーチャーを増量しつつ墓地の儀を達成し、零龍を含めた大量の打点で相手を攻撃して勝ちです。
手札の儀を達成できていないなど、何らかの事情で打点が足りない場合は、ゼナークで全ハンデスしながら可能な限り安全にターンを貰いましょう。
ゼナークを出す成功率
40回一人回しを行い集計しました。
先攻、対面零龍無し(初手5枚)
2ターンゼナーク : 5回
3ターンゼナーク×2 : 9回
3ターンゼナーク : 19回
先攻3ターン以内に全破壊全ハンデスができると思われるのは「2ターンゼナーク」または「3ターンゼナークゼナーク」ができた時なので、その確率は35%となります。
転生カリヤドネやサガループなど3キル率が5割~7割のデッキが跋扈する殿堂ゼロ環境に置いて、実質的なキル速度で言えばこのデッキは遅い部類と言えます。
ただ、このデッキの真骨頂はこれらの3キルデッキに対し、メタクリーチャー(とこしえ、セガーレ)を当てられることです。
3ターン目にゼナーク1体だけでも、横に有効なメタクリーチャーが1体でもいれば限りなく勝ちに近い状況と言えます。
有利/不利対面
皆さん気になるところと思いますが、しっかりとした検証は行っていません。(殿堂ゼロなのでそこまで拘るモチベが筆者になかったです。すみません。)
有利不利を断言するには勝敗結果サンプルなどの根拠はありませんが、いくつかの対面について簡単な考察をしていきたいと思います。
デッキリストはブライトンさんのノートより引用させていただきました。
ダーツデリート
たぶん不利ですが、ギラングレイルはとこしえの超人でケアでき、ファイナルストームを作られてもゼナークで除去できるため、こちらが順調に動けばデリート以外の負け筋は潰せます。
盾のホーガンブラスターや光魂Goからのガチャを止める術が無いのはもどかしいですが、トップのホーガンブラスターやラッキーダーツを考えると、なるべく早く殴り切った方が勝率が出るように思います。盾を0枚にすればラッキーダーツ打てませんし。
アビスラッシュや墓地のゼナークを利用してターン終了時に場のゼナークの効果を誘発できるようにしておくことで、光魂Goでタップされてターンを返したときに終了時にハンデスを入れられます。が、零龍5点から入ればラッキーダーツを無力化できるため、そもそもハンデスの必要がありません。ベンゾの下面(星龍の暴発)も、この殴り方でケアできますので、やはり早期に殴り切ることの方が重要でしょう。
トリガーからギラングレイルを打たれて耐久されるルートを考えると、とこしえの超人は立てたいところです。破壊の儀でロジュニアを回収し、墓地肥やしで落ちたとこしえを蘇生する動きを忘れずに行いましょう。僕はファンフェス当日、破壊の儀を忘れる大ミスをやらかしました。(ベイBジャックを3マナ払って起こして打点組んで泣きながら勝ちました。)
赤青マジック
たぶん有利です。本日のラッキーナンバー2宣言が非常に厳しいですが、ベイBセガーレが有効に機能すること、先攻を取れればゼナーク1体でほぼ勝ちであることが要因です。
先攻であれば自分の動きを通すだけで勝てそうですが、後攻はセガーレが必須となると考えられます。引けていなければ、2ターン目にロジュニアの2枚墓地で運よくセガーレが落ちることを期待してプレイすることも視野に入れる必要がありそうです。
後手でセガーレ出せなくても、バーシなければたぶん勝ちます。
ダンタルサガ
とこしえもセガーレも有効なメタクリーチャーであるため、やや有利と思われます。ただし、ウォズレックの尋問でセガーレやロジュニアをハンデスされて動きが無くなる展開は非常に厳しいです。もしこれらを合計2枚以上引けていたら、後手では2枚ともキープする立ち回りが重要になりそうです。
ゼナークで安易にハンデスすると、サガの墓地肥やしの手伝いになってしまうケースがある点にも注意です。ハンデスの結果相手の墓地に2体目のクリーチャーが落ちてしまうようであれば、ゼナークを出すのを相手のターン終了時まで待つ戦略も重要となるでしょう。
ガイアッシュ剣
恐らく有利ですが、ガイアッシュとオフコースが厄介で、立ち回りを工夫する必要がありそうです。
ガイアッシュにはセガーレが有効なので、セガーレを立てていれば基本的にゼナークは躊躇せず出して問題なさそうです。(ガイアッシュ複数枚は割り切る)
セガーレが無い時は相手ターン終了時にゼナークを出すことでガイアッシュをケアできます。が、このプランではオフコースをもろに食らうことになります。オフコースを食らっても破壊の儀を達成してロジュニアを回収できるような状況であれば、さほど気にしなくても勝てそうですが、そうでなく次のターンの勝ち筋が不透明な場合はどちらかを割り切ったプレイが必要となります。
全ハンデスまで行けば時間的な猶予はかなりかなりあるので、とこしえを立てからゼナーク2点→零龍3点と詰めることでカツキングとロージアをケアしながら確実に仕留めましょう。何なら1点ずつ刻んで終了時アビスラッシュでゼナーク誘発ハンデスとかでもいいですね。のんびりしすぎて禁断解放するのだけは気を付けましょう。トップインフェル星樹で2枚剥がれます。
改造案など
シックルシークが強い状況が限定的で、使用感に少しだけ疑問符があります。もうちょっと自然文明がほしい気持ちもあるため、トレジャーマップやジオナスオなどは代替候補かなと思いました。
トレジャーマップに関しては自分も試していたのですが、5枚見た上でセガーレが拾えなかった時にただテンポロスをしてしまうのがあまりピンとこなかったため、ファンフェス当日はシックルシークを採用しました。
ジオナスオに関してはダンディナスオの下位互換ではあるものの、引いたゼナークやアビスラッシュ持ちを墓地に落とせる実質1コストのクリーチャーは非常に強力であり、採用検討の価値はあると判断しました。
2度目になりますが自然文明もうちょっと欲しいです。自然がメタクリとジャックだけみたいなときにメタクリをキープできないのが対面次第では負けに直結してしまいます。
皆さんも何か噛み合いそうなカードを見つけたら、いろいろ試してみてください。
終わりに
普段はオリジナルレギュレーションのデッキばかり考えているので、外部ゾーンを使えるのは非常に新鮮で面白かったです。あとナスオ4枚使えるのが再現性高まりすぎて最高に気持ちいいです。
ちゃんと景品のある大会とかはあまりないので、綿密な調整をする意義を見出すのは少し大変ですが、肩の力を抜いてデッキを作ってみると通常のレギュでは考えられないコンボがいくつも発見でき、非常に楽しかったです。
また殿堂ゼロレギュでのイベントがあれば参加してみたいです。皆さんも是非、新たな殿堂ゼロ最強デッキを求めて開拓してみてください。
有料パートでは僕とじゃんけんできます。投げ銭していただける心優しい方と、じゃんけんガチ勢の方はどうぞ。
じゃーんけーん
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