わかりやすい愛
写真は、午前4時のホーム画面のスクリーンショット。
今年もラグーナのフェス、森道市場に行く。
カネコアヤノ がいちばんの楽しみ。初めて本物を観る。
数年前、わたしは友達と暮らしていた。
夜になるとその子は、酔っ払ってギターを弾く。
いっしょに歌うのが楽しかった。
この曲弾いて、とリクエストもした。楽譜がなければ二人で音を探した。
別々に住むと決まった時は、軽く絶望した。
音楽のふたりとひとりは違う。
娯楽が消える。
別れてしばらくは、歌っていた曲もアーティストの新譜も聴かなかった。
それから3年が経ち、いろいろ平気になった。
先月、森道の出演者の中に彼女の名前を見つけた。
思い立って、アルバム「よすが」や「タオルケットは穏やかな」を流す。
すがすがしかった。
思い出をしまい込んでいたところに、新しい情報がどんどん入ってくる。いい歌ばっかりだ。
蓋を開けて良かった。
友達は、気まぐれに電話をかけてくる。
当たり前に酔っていて、やっぱり歌い出す。
わたしが合いの手を逃すと、そこはゆえちゃんのとこでしょう?と言う。
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