【Power】装備する者、ハラナとアレイナ【Technic】EDHハラアレ学会広報誌Vol.5
前回記事もよろしくお願いします。
先日、ハラナとアレイナ学会に「劇薬」が持ち込まれました。
《多勢の兜》との11マナ1枚コンボで有名な《山賊の頭、伍堂》です。
確かに、強烈なマナ加速も可能なハラナとアレイナではこういった大量マナからのウィンコンボも可能です。
しかし、このカードはそれだけのカードでしょうか?装備品を直接場に出す能力、そして攻撃誘発による追加コンバット。
単なる無限以外で、ハラナとアレイナで楽しく遊べるカードではないのか?そういう思いを胸にあくまで5-6として装備品を調達して行きたいと思います。
力 is Power
装備品の真骨頂といえばクリーチャーの強化です。ここでは主に戦闘のみを補助する装備品に関して確認して行きましょう。
《ミラディンの悪断》
1マナで2/0修正かつ無料装備能力を持った赤い装備品。
ハラアレ本人は到達と先制攻撃を持つため、頭でっかち系装備品を使いこなすことが出来ます。戦闘前に装備して修正値を上げるもよし、相手ターンの攻撃に合わせてコンバットトリックにするもよしな1枚。
1マナ2/0修正、再利用可能という点で《怨恨》に近い1枚と言えるかもしれません。コンバットトリック性能、トランプルの有無や再利用時のコストの差、他カードとのシナジー、様々な要因から採用するカードを選びましょう。
《英雄の刃》
2マナで3/2と破格の修正値を得られるが、装備④と重い装備コストを持つ装備品。
その名の通り新たな英雄が現れると無料で装備できる。修正値の高さからハラナとアレイナが5/5となり強烈なステータスになる。
2t目に《英雄の刃》3t目に《ナクタムンの侍臣、サムト》とすることで5/5のサムトで攻防兼ねつつドローというのもなかなか魅力的な動きができる。もちろん次のターンはハラアレキャストから付け替えができる。
《影槍》
1/1修正にトランプルと絆魂を付与する装備品。更に1マナで呪禁や破壊不能を剥がすことができる。インクのシミだが除去によるゲームサポートが乏しい赤緑カラーでささやかなサポートが可能。キャストから装備まで合計3マナと軽めで、ダメージレースを大きく有利に傾ける頼りになる1枚。強力なカードかつ1マナなため《ウルザの物語》とセットで採用することも考えられるか。
《大薙刀》
1マナ装備② 3/0修正トランプルと素晴らしい性能の装備品、ただしパワー③以上にしか付けられず未強化のハラアレでは装備できないという大きすぎる欠点がある。軽めのコストでトランプルを付けられるというところで利用したいが、トランプルを目的とするなら《影槍》のほうがいいだろう。
《ハンド・オブ・ヴェクナ》
3マナの装備品で装備②と手札分のライフをコストに装備することができる。常在の修正でなく戦闘の開始時に手札枚数分のPT修正が誘発する。
ライフコストは多少重さがあるが、装備無料で高い修正値を得られる上に、戦闘開始時の誘発なため、追加コンバットで二重三重の修正になる。修正値が高いため、ヘイトを買いやすいので可能なら絆魂と組み合わせたい。
また、ハラアレとは誘発タイミングでスタックを組むため、宣言は気をつけよう。
《竜翼の滑空者》
5マナ+装備⑤と非常に重い装備品だが、ミラディンのために!を持つため⑤マナ4/4飛行速攻とスタンダードによくあるスペックの生物として運用可能な装備品。装備コストこそ重いものの後続の強化で考えると統率者税のかかるハラナとアレイナを出しなおすより飛行がつく分お得だったりする。
また、伍堂でサーチすることも可能なため、面白い運用ができるおもしろカード。
《殴打頭蓋》
最も有名(ワイ調べ)な生体武器。付け替えなくとも4/4のボディに警戒絆魂とダメージレースに優れ、3マナ払うことで除去を避けられる。速攻こそないもののハラナとアレイナで付与することで非常に相手からしたら頭の痛いカードになる。普通のアタッカーとして運用しても強力だが、あくまで装備品なため、ドゥームスカールの戦士などで手札に入れられないなど生物としてみると劣る点があるので注意。
《カルドラの完成体》
《殴打頭蓋》同様に非常に強力な生体武器。こちらはより攻撃的な1枚だが、ハラアレ的には殴打頭蓋に少し噛み合わせの面で劣るか。
トランプルを持っていることや、非常に重いがハラアレに装備して3パンラインにするなどよりアグレッシブな運用をすることで強みが活かせるだろう。
《エンバレスの宝剣》
エルドレイン環境で大暴れした強力な装備品。6マナと非常に重いが、+1修正にトランプル二段攻撃と殺意満点のスペックを持つ。攻撃クリーチャーの数だけ不特定コスト④部分が軽減され、場に出た時そのまま装備される。
伍堂と組み合わせることで6マナを踏み倒しつつ追加コンバットと二段攻撃で1ターン中に28点分の攻撃が可能になる。ハラアレのパワーが4あれば更に上がって40点分の打点を叩き込める。
剣 is Sword
EDHの装備品といえば《剣》サイクル。装備品を語るならやはり外せないだろう。ハラアレに装備すると4点の追加修正+先制誘発となかなか面白い挙動があるかもしれない。
ちなみに赤か緑を含む装備品はハラアレ以外につけるとハラアレの対象に取れなくなる。
《火と氷の剣》
赤青剣は2点火力とドロー。赤緑とドローも除去も苦手な色であるため、その両方を補えるというところで非常に強力。
《光と影の剣》
白黒剣は3点の回復と墓地の生物回収。こちらも強力で貴重なライフ回復手段と疑似的なドロースペルになる。ゲーム中盤~後半で重宝する。統率者の誘発を阻害しないため非常に扱いやすい1枚だろう。プロテクション白黒も除去耐性として非常にありがたい。
《肉体と精神の剣》
青緑剣は2/2の狼とMill10と少し特殊な誘発。いずれもハラアレで求めてる能力でない上に、プロ緑と噛み合わない。
《饗宴と飢餓の剣》
黒緑剣はハンデスと土地のアンタップ。メイン1で動くことが多いハラアレではメイン2で更にアクションが取れる強力な剣。また《追い討ち》との相性が非常に良く、そのまま無限コンバットに突入できる。
《戦争と平和の剣》
赤白剣は手札分のダメージとライフゲイン。統率者ダメージを狙いにくいデッキなので、追加のダメージがあるのは意外なところで沁みる。ライフゲインも強力だが、手札を稼げるデッキではないため安定はしないかもしれない。色の関係もあって光と影の剣のほうが優先したいところ。
《筋腱と鋼鉄の剣》
赤黒剣はアーティファクトとプレインズウォーカーの除去。西の樹の木霊を筆頭に「対戦相手に戦闘ダメージ」を条件とする誘発が多いため、あまり積極的に殴りたくないプレインズウォーカーを除去できるという点では非常に強力。ハラアレを弾いてしまう点と範囲が少し狭いというとこで抵抗はあるが、意外にも強力かもしれな。
《真理と正義の剣》
白青剣は+1カウンターと増殖。カラー的に少し意外な能力にも感じる能力だが、ハラアレを弾かない点とハラアレ強化に増殖と強力。先制攻撃で増殖できるため、メインアタッカーの打点を更に上げられる。
《家庭と故郷の剣》
白緑剣はランパン+ブリンク。ハラアレでは着地誘発を優先しなかったり、+1カウンターを使う関係上ブリンクは少し噛み合わない。
《鉱炉と前線の剣》
赤緑剣は2枚の衝動的ドローと追加のセットランド権。自前の強化やサポートを全てプロテクションで弾いてしまう。ハラアレではメイン1で動くことが多いため、衝動的ドローは少し扱いにくさがあるが、追加セットランド権は魅力的。
《過去と未来の剣》
青黒剣は非常に青黒らしく諜報と2マナ以下のスペルの再利用。
ハラアレではスペルをあまり枚数採用しないが、火力やランパンを再利用できれば、諜報によるドロー操作を含めて赤緑剣の上位に近い動きができるかもしれない。
心技体の心と技、それこそがテクニック
装備品の初出は初代ミラディンにあり、それから20年の年月から多数の装備品が登場している。その中にはただ打点を上げるだけでなく様々な特殊能力を持った装備品も登場している。その中でハラアレで使えそうな装備品を見ていこう。
《きらめく短剣、つらぬき丸》
戦闘開始時に装備クリーチャーをアンタップする装備品。きっちり+1修正に速攻を持ち、強化用の装備品としても及第点。疑似警戒とも言えるが本領はタップ能力持ちや限定的追加戦闘との組み合わせにある。メイン1にマーウィン族を寝かせて装備、戦闘時にアンタップして戦闘したりメイン2にマナを再度出せる他、ブラッドサースターや伍堂のように自分だけがアンタップする追加コンバット持ちと合わせて攻撃できる。戦闘の祝賀者を起こして、毎ターン追加コンバットも可能。また、2マナで装備して速攻を持てるため、全除去後のリカバリーとしてもハラアレを出すより軽いマナで攻撃誘発ができる。
《暗黒のマントル》
非常にレアなシンボルである「アンタップ」シンボルを持つ装備品。
主な使い方としてはマーウィン族と合わせて無限マナ無限パワーを作り出せる。また、装備自体が0マナなため改善が達成できるなどの地味なメリットがある。
《梅澤の十手》
アグロ絶対殺す装備として名高い梅澤の十手。一度戦闘ダメージを通すと強化と除去(-1修正)とライフゲインをこなす1枚。先制攻撃とも相性がよく、確実にダメージが通るところから通して、コンバットトリックのように扱える。
《ニッサの欲動、苦茨》
精霊信者の剣が伝説の生体武器となった。ある意味で白緑剣に近いところもあるが、単純にクリーチャーカウントできるところが差別ポイント。
ピュアストレイン・ジーンスティーラーと比べると、全除去後に盤面に残るところと、永続的なランパンが可能なところが上げられる。
《呪い板の壁壊し》
このカードがあるから伍堂の選択肢があがったと言ってもいいレベルの装備品。普通に使っても5マナ4/4で攻撃誘発で追加コンバットを得るクリーチャーとなる。また、伍堂でサーチする場合
①ハラアレで壁壊しに速攻→追加戦闘
②伍堂に速攻→追加戦闘 とすることで連続攻撃が可能になる。先に伍堂で攻撃してしまうと壁壊しの誘発しなくなるため注意。
最後に
本当はハラアレで使える装備品サポートも探したかったのですが、なかなかいいものが見つからず残念でした。自分が装備品関係に非常に疎いため、ここらへんで知見をいただけると非常に幸いです。
それではまた次回で会いましょう。
ハラアレ学会Discordもよろしくお願いします。(仕様変わってリンク切れてるかも……?) 23/06/18~7日間使えるリンクも予備で貼っておきます。
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