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【2024】EDHお気に入りカード【Notオタクカード】

今年も残すところあと少しになりました。剛撃戦攻トーテムPです。
Noteを始めてから毎年書いてるし今年も書かなあかんでしょうの精神でやります。
去年同様凄まじい量の新製品が発売されており、前回同様2枚ずつぐらいを目処に紹介すると長くなって後半力尽きるのが恒例ですがまあなんとか頑張りたいと思います。
ここで力尽きましたね?とコメントし正解すると貴方にハラアレを組む権利がプレゼントされます。
どこだろうと正解だ、ハラアレを組め。

カルロフ邸殺人事件

ラヴニカリマスターと連動して展開された、幕間のストーリー。ファイレクシアの侵攻のその後を人気の次元で展開されました。お気に入りのキャラクターが被害にあった方は本当に可哀想だと思います……何年来だと思っとん?
カードに関して最も印象的なのは10種類の諜報ランドですね。占術土地の相互互換のようなスペックですが、基本地形を持っておりモダン以下の環境ではフェッチランドからサーチし、デッキトップの調整や墓地肥やしが可能と一気にその地位を確立させました。他のカードは少し存在感が薄いながらも統率者で使われるカードも多い優良セットです。

《事件現場の分析者》

統率者神挑戦者決定戦で2日目に残った《フェイに呪われた王、コルヴォルド》が使用しており、再注目した方もいるかもしれません。私も発売当初から採用しており、序盤のマナ加速や使いまわしてのループと幅広い用途に使用しました。

《プロフトの映像記憶》

2マナの伝説のエンチャントで、キャントリップ及び手札上限の撤廃、更にはクリーチャーの強化が可能な欲張りセット。《バシム・イブン・イスハーク》や《永遠の策謀家、ズアー》で採用していますが、特にバシムとの相性の良さは随一です。今後の青いデッキの新定番になりうるカードだと思いました。《ダニー・ピンク》との相性も抜群!

《Mastermind Plum》

こちらはRavnicaClueEdition収録の新規カード。
宝物のマナを使用して呪文を唱えると1点ルーズ1ドローの誘発及び、攻撃時に墓地追放とアーティファクトを追放すると宝物の生成を行うウィザードです。cEDHでは《意志を縛る者、ディハーダ》のような宝物を生成することに長けた統率者で採用されることがありました。
私は《パーティの隊長、ブラコス》で採用し、赤黒のカラーで薄めなウィザードをかなり相性のいい形で採用できました。今後も様々なデッキで見かけることになりそうです。

『Fallout』

ユニバースビヨンド第X弾は大人気ゲームシリーズ『Fallout』。私はこのゲームに詳しくはないですが、MTGの多元宇宙にはなかなかないSFチックな世界観はある意味でMTGらしさもあり素敵だと思いました。統率者デッキの収録カード分しか新規カードがないですが優良カードも多く《賢いモスマン》などの人気の統率者も排出しました。

《容赦ないラッドラット》

追加のマナ・コストが掛からない分隊能力を持ったネズミ・ミュータント。《影の群れの灰毛》とは相性が抜群で、墓地肥やしによって分隊しやすく、分隊出来た数だけ灰毛の誘発能力が強化されるというのが非常に強力で、ネズミのビヒモスと私は呼んでいました。

《戦前の正装》

Falloutの中で最も注目していたカードになります。3マナで3マナ以下のクリーチャーを釣り上げて+2/+2の修正をする装備品で、強化を考えなければより軽量な白のリアニ呪文は多くあります。このカードの最大の利点はパーマネントで装備品なことです。装備品と言えばそう《石鍛冶の神秘家》ですね。またETBの誘発のため《機械の母、エリシュ・ノーン》で2枚釣り上げるなどもこのカードの強みです。

サンダー・ジャンクションの無法者

オーコがなにか企んでるらしいぞ!?
正直ストーリーとかはよくわかりませんが、ラクドス様や参戦した皆が楽しそうで何よりです。
高騰していたファストランドの再録や『速報』ボーナスシート・ビッグスコアなどの特殊な収録も多数あり、優秀なカードも多かったためパック開封の楽しさが印象的でした。

《陽気な哀歌》

姉さまが楽しそうで何より。
納墓とリアニメイトを合体させたような黒の放題呪文で、リアニ対象はコスト制限がありますが落とすカードは何でもOKです。《スランの医師、ヨーグモス》等デッキの核になるクリーチャーを5マナで場に出せるため黒い《緑の太陽の頂点》のような使い勝手の良い呪文です。勿論、2マナ+2マナを釣るなども可能ですし、マナ・コストが0の《ドライアドの東屋》をヨーグモスと一緒に釣り上げることも可能と応用幅があり、《むかつき》でめくっても2点と至れり尽くせりな1枚です。

《地獄拍車団の統領》

こちらも《パーティの隊長、ブラコス》で採用しました。ならず者でもあるブラコスに速攻を付与したり、打点が不足しがちなブラコスを傭兵でバックアップが可能と単体でも優秀な上、1枚で3体の無法者が出せることから、《笑う者、ジャスパー・フリント》の能力を大幅に強化したり《忘れられた神々の僧侶》やヨーグモスのコストにしたりとデッキ全体とのシナジーが出せるグッドカードです。

《宝物庫生まれの暴君》

ビッグスコアからも1枚。
7マナ6/6トランプルと緑にしては低めのスタッツですが、その分能力は強烈。ETBとパワー4以上のクリーチャーの着地に誘発して3点ゲインと1ドローが付いてきます。さらには死亡誘発でメタル化して返ってくると最後までチョコたっぷりなフィニッシャーです。ハラアレで使用し、打点の低さをハラアレで補ったり、暴君の死亡誘発にスタックして《変容する森林》でETBを稼いだり、《うろつく玉座》との相性も良いと強力なカードです。

モダンホライゾン3

問題のパックです。
新録カードから統率者デッキまでパワフルなカードに溢れ、過去ナンバリングと合わさり構築環境を蹂躙していますね。
EDHでは害鳥が環境を荒らし回り、頂点捕食者である猛禽類に駆逐されました。

《魂の導き手》

構築では言わずもがなのカードですが、EDHではあまり使われませんね。
しかし、書いてあることは無茶苦茶で私は《千番目の月、アニム・パカル》で採用しています。
アニムパカルとはシナジーの塊で、誘発が誘発を呼び、アニムパカルの攻撃が飛行で通りやすくなる万能ぶりです。1マナ1/2のスタッツも優秀で《イーオスのレインジャー長》や《世慣れた見張り、デルニー》との相性の良さも光ります。

《荒ぶるオオガエル》

統率者デッキ収録の土地と自身を成長させるカエル。ハラアレで採用し、概ねパワー5で殴り続けられるため、上振れた際の加速が強烈です。ハラアレ着地の次ターン《緑の太陽の頂点》から《西の樹の木霊》より優先してサーチすることも多かった印象です。
墓地を肥やすスピードも早く《変容する森林》との相性の良さから、《開花の亀》と共に新しいパッケージになってくれました。

アサシンクリード

ユニバースビヨンド第X+1弾、今回もゲームシリーズから参戦。その世界観はMTGとも相性が良く、マイナー部族であった暗殺者に焦点を当てています。
収録枚数が少なく、色によって枚数の偏りもあるがモダンリーガルでパートナー共闘を実装するなど挑戦的なところもありますね。

《バシム・イブン・イスハーク》

統率者としては最軽量級である青黒2マナ、継続的にドローも可能、状況次第では統率者ダメージも狙える高スペックな暗殺者。《ダニー・ピンク》とも相性が良く構築を決めました。
土地をかなり絞るなど、今まであまりやっていないアプローチも出来て、個人的にはかなり満足の行く統率者になりました。

《タカの眼》

バシムに採用したドローソースで、5マナ3ドローと《ロリアンの発見》でも見た基本スペックを持ちます。このカード最大の特徴はフリーランニングにより2マナで唱えられることです。
バシムはドローを誘発するとアンブロになるため、フリーランニングの達成が非常に簡単で、ある程度マリガンを繰り返したり、X枚目の土地を探したい場面も多かったため2マナ3ドローはデッキ全体と噛み合ったカードです。
初期構想では採用していなかったのですが、リスト共有した際に教えてもらいドロースペルの純粋なカードパワーの大事さを確認できたと言う意味でも今年の重要な1枚です。

ブルームバロウ

近年では既存プレイヤーからも非プレイヤーからも反響の大きかったセットだと思います。《バンブルフラワー夫人》あまりにも。
前後のパックがカードパワーの高いセットだったこともあり、部族に寄せたカードが多いブルームバロウはカード評価が低めですが、既存のセットとのシナジーも意識したカードが多く、構築の競技シーンで活躍するカードも多いセットでした。

《子ウサギの誘惑》

3マナ1ドローに+1/+1のうさぎさんが付いてくるソーサリー呪文。この部分だけだとファウンデーションズで登場した《お手伝いする狩人》の下位互換ですが、このカードは誘引能力を持ち、各対戦相手も同様にうさぎさんとドローの恩恵を受けられ、誘引された対戦相手の数だけ更に自分がドローとうさぎさんを追加できるのです。
よっぽどヘイトが高い状態でなければ安定した枚数をドロー出来るため、実質白い《TimeTwister》と言っても過言ではありません。しかも最大でうさぎが4枚出てきます。召集呪文と合わせるなど、印象よりずっと使い勝手が良いカードでした。

《岸無き海、エルージュ》

ブルームバロウ、やってるカード選手権優勝候補と言っても過言ではないね。知らんけど。
《生ける卒論、オクタヴィア》で使用しましたが、とにかく軽減が物凄い1枚。これを出すだけで1マナのドロースペルがターン1で無料と後続の有効牌を引き込みやすく、《白鳥の歌》など1マナの優秀な打ち消しが無料とメチャクチャな使い勝手でした。2マナ軽減まで行くともはや無法レベル。
統率者としては単体でカード・アドバンテージを得られないのがネックですが、近年は重くても優秀なドロースペルが増えているので、それらを軽減しながら唱えることで補いましょう。

ダスクモーン:戦慄の館

非常に可愛らしい世界観であったブルームバロウから、様々な元ネタを持ったホラーを詰め込んだダスクモーンと世界観の温度差が話題になったセット。ホラーや洋画好きな有識者による解説ツイートもありました。
どのレアリティにも優秀なカードが多く、サイクル全体が優秀な永劫サイクルや大主サイクル、統率者デッキは再録も新録も強力なカードが多数収録されてと長く愛されそうなパックです。

《ヴァルガヴォスの執事長、ヴィクター》

エンチャントの着地または部屋の開放によって誘発する『違和感』能力を持った伝説の人間。ターン中に3回のみ誘発ですが、能力はどれも強力で1回目は諜報2、2回目は対戦相手へのハンデス、3回目は対象を取らないリアニメイト。
特にMH3で登場した《黄泉帰る悪夢》は
・繰り返しプレイ可能なエンチャント
・リアニ戦術との噛み合い
・実質的なサクリ台
・ヴィクターが3マナと釣り直しやすい と非常に相性が優れています。

《見捨てられた人形、アラベラ》

2マナ1/3の可愛らしい伝説の人形さん、能力も非常に可愛らしく攻撃誘発でパワー2以下のクリーチャーの数だけ各対戦相手に疑似ドレインを行えます。《世慣れた見張り、デルニー》は安全に攻撃しやすく、誘発も倍で誘発条件も合致とシナジーが強烈ですね。
アニムパカルで採用しており、生成したノームトークン分火力が跳ね上がります。
絆魂を付与するとライフの回復量が2倍になるなども優秀ですね。元パワーが1のため《幽霊による庇護》や《影槍》と言った優秀な絆魂カードと反発しないのも嬉しい1枚です。

ファウンデーションズ

基本セットが5年使えて再登場!?と発表時のインパクトはスタンダード界隈に衝撃を与えました。《ラノワールのエルフ》や《全知》と言った強力な再録に、新録も旧知のアーキタイプの基盤となるカードが多く5年間のスタンダードをエキサイトさせてくれること間違いなし!なセットですね。
ビギナーボックスの再録カードが非常に多く、プールの把握が難しいのは問題だと思ってます。次は頼むぞウィザーズ。

《魂を紡ぐもの》

3マナ4/3到達の蜘蛛・スピリット。これ以外の非トークンクリーチャーが死亡したときに、後続を補充する能力を持ちます。黒緑系が得意なサクリファイスギミックと相性が良く、2枚目の《スランの医師、ヨーグモス》のように振る舞え、これらを同時に引き込んでもシナジーがあり優秀です。
このカード単体では能力があまり意味を持ちませんが、緑特有のスタッツの高さからアタッカーとしてもブロッカーとしても優秀です。

《浜辺の王、プラゴン》

3マナ0/3の固有色青白を持った伝説のヒトデ。
ETBで盤面のタフネス偏重クリーチャー分ドローと優秀なドローソース。プラゴン本体もしっかりチェックしてくれるので、最低でも盤面に残るキャントリップ相当となり、《守護フェリダー》などでブリンクすることでドローを重ねることが可能です。《モックス・アンバー》や《伝説の秘宝》に対応するので、固有色が合致する統率者なら非常に優秀ですね。《永遠の策謀家、ズアー》で採用しており、統率者がタフネス偏重なため2枚以上のドローも期待しやすいGoodカードです。

終わり!!!!!!!!!!!!

今年も非常に多くの優良カードが排出されました。ちょっと多すぎる。
各セットで2枚程度ということで書きましたがどのカードにしようかというのは非常に悩みどころでしたね。
今回は有名なカードも多かったため【Notオタクカード】と記載しましたが、少しでもためになったり楽しめたりしたなら幸いです。
それでは2025年のEDHお気に入りカードで会いましょう。サラダバー

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