部品配置について(前編)
前回、設計資料の部品表・回路図についてお伝えしましたが、今回はCADでの部品配置についてご説明します!
部品配置のレイアウトが設計の肝になりますが、設計者個人でセオリーはそれぞれです。
今回ご説明させて頂くものも、あくまで当社の中でのセオリーになりますこと、ご了承ください。
その点を考慮したうえで、お話させて頂きます。
まず、回路図の回路構成を理解するために、ブロック分けをしていきます。
ランダムに並べていた部品から、回路構成のブロック分けを元に部品を寄せ集めます。
一例として、下図のようにブロック分けをします。
ブロック分けが完了したら、部品配置に進んでいきます。
位置指定がある部品は、既に基板内に配置しておきます。
今回は一例として、電源のブロックから配置していきます。
コネクタ近傍(電源供給元の周辺)に、電源パターンの形成に必要な部品を配置します。
「部品高さ制限」「部品配置禁止」等の制約が、基板ごとに異なるので「周囲○○mm以内」という指示は出来ないです。
したがって、基板ごとの制約を考慮した「電源供給元の近くに配置する」という事になります。
また、配線スペースを考慮した配置が大切になります。
根もとの電源パターンは、なるべく太く作成するので、ある程度の配線スペースを確保して部品配置をするのがベターです。
次回は、「部品配置について中編」についてお話していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!