UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2024「20th BEST MACHINE」感想

全公演終了したようなので感想をドサーッと。
今回は名古屋と横浜1日目に参加。

1.センチメンタルピリオド
2.Invisible Sensation
3.カオスが極まる
4.オリオンをなぞる

開幕メジャーデビュー曲は想像の範疇だったけど、やっぱりここぞという単発ライブ以外でセンチピが降ってくるのに慣れない自分がいる。

そこからInvisible Sensationでギアを一つ上げて、と思ってからのカオス。
君登場早すぎ。
まあ最近のツアーでは後半に置かれがちでしたからね。序盤から上げてくるのもまた一興。名古屋のカオスは貴雄が立ち上がる回数が多かった気がする。横浜はカオスとftbで炎の特効あり。

そこから同期曲には繋がず再びメジャーキーの曲に戻ってオリオン。
今の箱庭の代表曲を3つ挙げるなら、と問われたら出てくるだろうカオスとオリオンを早々に消化するあたりに初心者歓迎ムードを感じつつ、本当に今回はシングル表題曲まみれになると実感させられる。

5.流星のスコール
6.リニアブルーを聴きながら
7.10% roll, 10% romance
8.kaleido proud fiesta
9.春が来てぼくら

印象的なギターリフから始まるのは流星のスコール。実は初回収。
背後のスクリーンはあんまり映像は流したがらないだろうなと思っていたら、この曲ではUSGロゴの背景で流星が流れるという演出に使用。こういうのは田淵許容範囲の中なのだろうと納得。

そしてリニアブルー、テンパロとアップナンバーが続く。
前者は初めてユニゾンの現場に行ったftH8以来なので妙に感慨深くなった。テンパロからカレイドの流れは金沢が極まるでも見たんだけど結構相性いいんだなと再登場に納得。

……そういえば斎藤さんのカポがどうなってるのか見損ねたな。

そこから同期続きで春が来てぼくら。この曲にセンチピと並ぶ重要性があることは武道館724当日で十分伝わっているので、ブロックの最後で美しく締める立ち位置にも納得。

なんか納得ばかりしている気がする。

10.Numbness like a ginger
11.Nihil Pip Viper
12.いけないfool logic
13.Phantom Joke
14.アナザーワールドエンド

去年のナインピツアーで聴いたNumbnessセッションだ!やっぱりシングル曲以外も来るやんけ!と名古屋で思ったのは頭のMCで「シングル曲しかやらない」と斎藤さんが言ってたから。

シングル曲でなくともMVが存在しているという立ち位置なので来てもおかしくないとは思っていたが。あ、そろそろ同期ありのバージョンも生で聴いてみたいです。セトリおじさんよろしく。

からのナインピ繋ぎがどうかは知らないNihil Pip Viper。この上げ下げ感は意図しているんだろうけど、その上げ下げやメジャー/マイナーの切り替えをこのブロックは意識していて、どの曲を置こうというよりかは、曲調さえ流れに合ってればどの曲を置いても作れた感はある。
例えばPhantom Jokeをfake town babyに置き換えてもこの流れは作れる気がする。

話が逸れたけどいけロジで華やかにステージ上も彩られる。
からの即セッションでPhantom Jokeに流れ込むところはやはり意図して観客を揺さぶろうとしてるなあと。
しかしこの急加速急カーブを繰り返すようなクレイジーな曲を演奏し切れるこの3人は何者なんだろう。

MC一言入れてからのアナザーワールドエンドは唯一のバラード枠。
貴雄のラストのドラムには思わず聴き入る。
田淵デレ曲なので今回のツアー限りになっちゃいそうな気もした。

15.桜のあと (all quartets lead to the?)
16.MR.アンディ
17.fake town baby
18.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
19.シュガーソングとビターステップ

普段のワンマンで言う所の本編ラストブロック。
アンディ以外は何となく想像がつく流れだった。ちなみにアンディのところにマスターボリュームが来ると終始アッパーな流れになったわけだけど、それをしないのが田淵哲学感ある。

名古屋の夜な夜なドライブでは火花が上がる特効あり。
この曲だけで使われたのでまさに渾身の一撃。箱庭はこういう一曲に気合ぶっこんで来るところある。
そこからのシュガーソングは読めたけど高まるよね。読めるんだけど、それでも楽しい。

20.crazy birthday
21.スペースシャトル・ララバイ
22.Catch up, latency

実質アンコール的な枠なのでアルバム曲もあり。
誕生日を派手に祝うクレバで非シングル曲に飢えていた客層を飼い慣らし、今の箱庭の生きてほしいモードを象徴するスペースシャトル・ララバイで言いたいことも言い尽くす流れ、いいね。

そして締めはレイテンシー。つまり724の1曲目とラストが逆になった形である。ツアーで複数箇所回るけど記念日と称する気持ちは変わらない。その心意気やよし。

総括。今回はオールタイムベストツアーかつMCありという特殊な条件だったので普段とは違う楽しみ方ができた。アニバーサリーなのでたまにはいいよね。

来年は通常営業で客に構わない唯我独尊ぶっちぎりツアーをやってほしいところ、と思ってたらカリスマのシングルツアー来たわ。
あと21st SUB MACHINEツアーでbad music disco回収させて。ドリル冷蔵庫長電話!