ベース色が原因だった!?パーソナルカラー診断でタイプが違うのにその色が似合う理由
それは、パーソナルカラー診断で重要な「ベースの色」がとても目立つ特徴だからです。
肌色のベース色は大きく分けてイエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)になります。ここからさらにタイプが分かれていくのですが、基本の肌ベースの色はこの2つであるとされています。
実は近年、この2つのどちらにもあてはまらないモデレートタイプの肌色がもっとも多いという研究結果がありますが、今回はこの話は置いておきます。よいしょ、っと。
イエローベースとブルーベース
よく知られるフォーシーズンの分類では、イエローベースはスプリングとオータム、ブルーベースはサマーとウィンターのタイプになっています。
そして、このベース色で分類したあと、それぞれ他の特徴を見極め、4つのタイプのうちどのタイプなのかを判断します。判断材料となるのが、肌以外の髪の毛や瞳の色、さらには肌の質感などです。
特徴はこんな感じ ↓
パーソナルカラー10タイプ分類®では、色を構成する3つの要素(色相・明度・彩度)にこれらの特徴をあてはめて考えていきます。
肌のベース色は色相、いわゆる色白・色黒と言われる肌の明るさは明度、瞳のキラキラ感や肌のツヤ感・マット感は彩度と対応していて、どの特徴が一番目立っているかによってタイプ分けをするのです。
具体例でお話しすると…
例えば、スプリングタイプという診断結果が出た場合、特徴としては次のようになります。
1.肌ベース色:イエロー
2.肌の明るさ:明るい
3.ツヤ感・キラキラ感:あり
しかし、この3つが同じくらい目立つ特徴ということはありません。もちろん、たまに同じくらい特徴的な人もいますけど。
そして、この特徴の割合が下記のような比率だったとします。
1.肌ベース色:イエロー…7
2.肌の明るさ:明るい…2
3.ツヤ感・キラキラ感:あり…1
すると、この人はスプリングタイプというよりもイエロータイプ(そんなのないけどね)と言ったほうがいいくらいベース色の特徴が目立つ人だと言えます。
ツヤ感・キラキラ感なんて、もはや「強いて言えば」レベルとも言えます。
注目ポイントを肌のベース色だとすれば…
これだけイエローベースの要素が強いのであれば、肌の明るさやツヤ感のような他の要素を気にするよりも、イエローベースであることにこだわったほうが似合う色の選択肢が広がります。
その時に思い出していただきたいのが、もう一つのイエローベース仲間…そう!オータムタイプです。
オータムタイプは肌の明るさや質感の違いはあれど、イエローベースという共通点がありますから、オータムタイプのカラーパレット(似合う色の一覧表みたいなもん)の中にも似合う色が混ざっている可能性があります。
スプリングタイプだからといって、スプリングタイプのカラーパレットすべてが似合うわけではないので、カラーパレットの中から似合う色を見つけることになります。
それなら、スプリングタイプとオータムタイプ、2つのカラーパレットから見つけるほうが、選択肢が広がりますよね。
パーソナルカラー10タイプ分類®では、このように、イエローの特徴が強い人をウォームタイプと位置付けています。
反対がクールタイプね。
まとめ
というわけで、結果として、この人の場合スプリングタイプの色もオータムタイプの色も似合うということになります。
前回の記事でもご紹介したとおり、タイプ分類にこだわっていると似合う色をきちんと見つけることができなくなります。
でも、自分で似合う色を見つけられないからカラリストの診断を受けるわけですよね。それなら、少しでも簡単に自分の特徴をまとめてくれる分類法のほうが活用しやすいはずです。
もし、あなたが診断結果とは違うタイプの色でも「似合う」と感じたのなら、それはフォーシーズンでは対応できないタイプなのかもしれません。
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