パーソナルカラー診断の結果に納得できなかった理由はこれ!<後編>
目次
スプリングなのに鮮やかな色が似合わない
サマーなのにイエロートーンの色も似合う気がする
オータムなのに柔らかい色が似合わない
ウィンターなのに柔らかい色が似合う
まとめ
当サロンにいらしたお客様の中から、4シーズンでの診断結果がよくわからなかったという方のお話をもとに、なぜそんなことになるのか解説しています。
後編は「3.オータムなのに柔らかい色が似合わない」からです。
3.オータムなのに柔らかい色が似合わない
オータムは、似合う彩度の特徴として「柔らかい色が似合う」と「深みのある鮮やかな色が似合う」という「どっちだよ」と突っ込みたくなる特徴を持っています。
「深みのある」という修飾語が付いているとはいえ、柔らかい色とは対照的な鮮やかな色が似合うと言っているのですから、ちょっとハテナです。
この両方が似合う人もいますが、やはり対極なのでオータムという括りの中でもイエローベース・落ち着いた色が似合う・柔らかい色が似合う人と、イエローベース・落ち着いた色が似合う・鮮やかな色が似合う人に分かれることが多いようです。
トーン表を見ても分かるように、グレイッシュな柔らかい色と深みのある鮮やかな色では色の印象が大きく異なります。
柔らかい色は似合うけれど深みのある鮮やかな色は似合わない人、その反対の人というのが現れて当然です。
でも、4シーズンではイエローベースで落ち着いた色が似合う人はオータム一択になります。
もちろん、間違いではありません。
落ち着いた色が似合うのですからスプリングではありませんし、残るイエローベースはオータムです。
そりゃ、オータムにしかなりません。
オータムなのに柔らかい色が似合わない人は、「イエローベースで落ち着いた色が似合」ったためにオータムという診断結果になったのです。
4.ウィンターなのに柔らかい色が似合う
最後はウィンターです。
ウィンターと言えば、鮮やかな色が似合う代表格です。
それなのに柔らかい色が似合うというのはどういうことでしょう?
「一気に地味になっちゃうじゃん」と思ってしまいます。
ブルーベースで鮮やかな色が似合えばウィンターです。
そして、ウィンターは「コントラストをきかせた着こなしが得意」という独特なタイプ分類になっています。
ここでもし柔らかい色が似合ってしまうと、コントラストをきかせることができないのでウィンタータイプと言えなくなってしまいます。
では、なぜこの方は4シーズンでのタイプ診断がウィンターという結果になったのでしょう?
答えはブルーベースという特徴が強すぎたからです。
どのタイプでもそうですが、そのタイプという結果にいたるには複数の要素を組み合わせています。
ウィンターの場合は、ブルーベース・ものすごく明るい色と暗い色(の組み合わせ)が似合う・無彩色と鮮やかな色(の組み合わせ)が似合うという要素です。
でも、この特徴すべてが同じように特徴的だったかと言えば、そんなはずはなく…どれかはとても特徴的だったけど、他は「どちらかと言えば」というレベルだった可能性があります。
この方の場合はもっとも目立つ特徴がブルーベースであることだったのですが、他の特徴はそれほどでもありませんでした。
すると、ブルーベースが似合う色全般が似合ってしまうので、サマーなのかウィンターなのか4シーズンでは迷うことになります。
最終的には、全体の雰囲気や個別の色を確認することでタイプを導き出したのだと思われますが、そのために「似合わない」として弾いてしまった色が多数あるはずです。もったいない!
まとめ
いかがでしたか?
一つ確実に言えることは、誤診ではないということです。
4タイプしかない4シーズンに当てはめるには、やはりそこから特徴を抜き出して検討するしかなく、その特徴をどこに見出すかはカラリスト次第になります。
これはセンスや個人差になりますが、きちんと特徴を見出せているからこそ4つの中から最適なタイプをお伝えしているのだと思います。
とはいえ、せっかく特徴を見出すことができているのですから、その特徴をそのままタイプとしてお伝えしてしまえばいいと思います。
それが、パーソナルカラー10タイプ分類®です(宣伝です)。
パーソナルカラー10タイプ分類®は、その人の持つ特徴一点だけを見つけ、そのままタイプ名にしています。
そのため、最近多くなっているニュートラルな肌色の人でも問題なく診断することができます。
もちろん、個人個人で異なりますので実際の診断では「ウォームタイプだけど、この色とこの色は似合いません」などの細かいアドバイスをしています。
今回の4タイプの例も、パーソナルカラー10タイプ分類®では次のようにタイプを判断しました。
スプリング⇒明るい色が似合うライトタイプ
サマー⇒柔らかい色が似合うソフトタイプ
オータム⇒深みのある色が似合うディープタイプ
ウィンター⇒ブルーベースが特徴的なクールタイプ
いろいろな分類法があり、そのどれもが間違いではありません。
ぜひ、自分自身に合う分類法とカラリストを見つけ、診断結果を楽しんで活用していただきたいと思います。