二日目二問目

人体 問題4 日本におけるがん(悪性新生物)に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 近年において、がんは死因の第2位となっている

2 がんと食生活は関係ない

3 早期発見を目的とするがん検診は、がんの一次予防である

4 近年の傾向として、胃がんの「死亡率」は低下している

5 がんの治療は、手術療法に限られる

解説のようなもの

1⇒ 2019年の死因は前年同様、1位「悪性新生物(がん・腫瘍)」2位「心疾患(高血圧症を除く)」3位「老衰」である。ちなみに、老衰は5位から順位を上げて、2018年、19年と2年連続3位となった。がんぶっちぎりの1位

g2⇒ これまでの研究により、「塩分のとりすぎ」「野菜や果物をとらない」「熱すぎる飲み物や食べ物をとること」が、がんの原因になるということが明らかになっている。このことから、塩分を抑え、野菜と果物を食べ、熱い飲み物や食べ物は少し冷ましてからとるという3つのポイントを守ることで、日本人に多い胃がんのリスクや、食道がん、食道炎のリスクが低くなる。がんには食生活が大いに関係

3⇒ 問題3で解説したが、一次予防は「罹患率の低下」が目的である。となると、2のような「食生活の改善」などが一次予防になる。では、がん検診はというと、、

二次予防とは 目的:死亡率の低下、生存期間の延長 具体策 早期発見・早期治療 となる。というわけで検診はこれに当たる

4⇒ 胃がんになる人は高齢化の影響で増えているが、完治する人が増えているため、胃がんの死亡率は低下している。日本における胃がん早期発見・早期治療の進歩が著しい証拠と考えられる。ちなみに、我が家にも2/3を取った人がいますが、「こんなに食べれるもんなの?」というくらい元気です。

5⇒ がんの種類によりますが、薬物療法や放射線治療など様々な治療法があります。ちなみに、我が家にも薬物療法中がおります。薬価が恐ろしく高いので健康保険様様でございます。

がんの治療方法

手術(外科治療)
薬物療法
放射線治療
集学的治療
造血幹細胞移植
免疫療法
がんゲノム医療とがん医療における遺伝子検査

いっぱいありますね。

というわけで 正解は 

この問題は胃がんの死亡率が分からなくても、消去法で答えが出るやつですね。常識的な知識に加え、死亡率の推移や、一次予防・二時予防の意味を抑えておくことで簡単に解ける問題だったと思います。

明日で人体部門を仕上げますよ。

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