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【障子張り替えのチャンス】どんより曇り空の天気と休日を狙え!

「障子の張り替えをやりたいけど、いつがベストなタイミングなんだろう?」とか、「天気が悪い日にやるのは大丈夫なの?」と迷っていませんか?特に曇りの日や湿気が気になる日は、本当にうまくできるのか不安になるものですよね。

でも実は、どんよりした曇り空の日こそ、障子の張り替えにピッタリなんです!この記事では、天気を活かして障子張り替えを成功させるコツや、初心者でも失敗しにくい方法を分かりやすくご紹介します。

雨が降りそうな休日でも、お家で簡単にできる障子張り替えで、和室を明るくリフレッシュしてみませんか?ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!※最終更新日 2024年11月

この記事のポイント

  1. 障子張り替えに適した天気やタイミングがわかる

  2. 初心者でも簡単にできる張り替えの手順を解説

  3. 曇りの日に張り替えるメリットとコツをご紹介

  4. 必要な道具やおすすめアイテムの情報もチェックできる





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■障子張り替えのベストな天気は?タイミングはいつ?

この章では、障子張り替えに適したタイミングや天気について、特に「曇り空がなぜおすすめなのか」を分かりやすく説明します。また、季節や時間帯ごとの特徴も合わせてお伝えします。


・曇り空がベストな理由とそのメリット

障子の張り替えに曇りの日が良いのは、実は湿度が関係しているんです。乾燥しすぎる晴れた日は、障子紙がすぐに縮んだり、糊が早く乾いてシワが寄りやすくなることも。その点、曇り空の日は湿度が適度に保たれるので、障子紙が無理に縮まず、しっかりピンと張れるんですよ。

もうひとつの理由は、日差しが弱いので作業環境が落ち着いていること。直射日光が当たると作業スペースが暑くなりがちですが、曇りの日はそれがありません。リラックスした気持ちで作業に取り組めるのも大きなメリットですね。

具体的に言うと、曇りの日の湿度は50~70%程度が理想的。これなら糊の乾燥速度もゆっくりで、初心者でも作業しやすいです。天気予報をチェックして、「曇り」と出た休日を見逃さないようにしましょう!


・季節ごとに違う張り替えの特徴

障子張り替えはどの季節でも可能ですが、それぞれの季節にメリットと注意点があります。

は気温が穏やかで湿度も安定しているため、初心者には特におすすめの季節です。ただ、花粉症の方は外からの花粉が紙についてしまうこともあるので注意が必要です。

は湿度が高く、糊が乾きにくい場合があります。この時期に作業するならエアコンを軽くつけて湿度を調整するといいですよ。ただし、暑い日は汗で紙を汚さないよう気をつけてください。

は空気が乾燥し始める頃ですが、晴れの日が多いので張り替え後の乾燥もスムーズ。秋の涼しさは作業中の疲れも軽減してくれるので、快適に進められます。

は乾燥が激しいため、糊が乾きすぎて紙が縮むことも。寒い日の作業では、少し湿度を上げる工夫が必要です。具体的には、霧吹きで空気を潤したり、加湿器を使ったりするのがおすすめです。


・障子張り替えに適した時間帯とは?

障子の張り替えは午前中から昼過ぎまでが最適です。その理由は、作業後に糊を乾かす時間を確保するため。例えば午後遅くに始めると、夕方の冷え込みで糊がしっかり乾かず、翌日には紙が剥がれてしまうこともあります。

また、自然光がしっかり入る時間帯の方が作業しやすいです。特に障子紙を切るときや貼るときは、細かい部分を確認する必要があるので、昼間の明るさは大事なポイント。

一方、夜間の作業は照明の影で作業がしにくく、ミスの原因になりがちです。どうしても夜にやる場合は、ランプやスタンドライトを使って影を減らす工夫をしましょう。


この章でお伝えしたコツを活かして、ぜひタイミングよく障子の張り替えに挑戦してみてくださいね!

天気の悪い日がチャンス

せっかくのおやすみも曇り空なんて日。ワンチャン雨が降ってくるかもしれん。お出かけには?ならお家の障子張り替えをしてみよう。こんな天気が一番貼りやすい。休日とベスト状態の天候は年数回あるかないか!そんな日は障子の張り替えをしよう。



■天候別に見る障子張り替えの注意点

この章では、天候ごとに障子張り替えに適した条件や注意点を解説します。「雨の日」「晴れの日」「冬の乾燥期」それぞれの特徴と、張り替えを成功させるための具体的な対策をお伝えします。


・雨の日でも大丈夫?湿度の影響と対策


「雨の日に障子張り替えなんて、本当にできるの?」と思う方も多いですよね。実際、雨の日は湿度が高くなるので、障子紙に影響を与えることがあります。湿気が多いと紙が柔らかくなりすぎて破れやすくなるほか、糊が乾きにくくて接着が弱くなることも。

しかし、適切な対策を取れば雨の日でも障子張り替えは可能です。例えば、室内の湿度をエアコンや除湿機でコントロールするのがポイント。湿度が60%前後になるよう調整すると作業しやすくなります。

また、紙を貼った後は窓を閉めて室内の湿気を減らし、扇風機などで軽く風を送るのもおすすめです。雨の日は外で乾燥させるのは避け、室内環境を整えて張り替えましょう!


・晴れの日が張り替えに不向きな理由

一見「晴れた日が一番よさそう!」と思いがちですが、実はそうでもありません。理由は、晴れた日は湿度が低すぎることが多いからです。乾燥しすぎた環境では、糊が一気に乾いてしまい、紙が縮んでシワや剥がれが起きやすくなります。

また、直射日光が当たる環境で作業をすると、障子紙が傷みやすくなることも。特にプラスチック障子紙は熱に弱い場合があるので、日向での作業は避けた方が無難です。

晴れた日にどうしても作業したい場合は、加湿器を使ったり、霧吹きで軽く湿度を補ったりして、乾燥を防ぐ工夫をしましょう。風通しの良すぎる場所で作業するのも避けたほうが成功率が上がりますよ!


・冬の乾燥期で起きやすい失敗とその防止策

冬場の張り替えで多い失敗のひとつが、糊がすぐに乾燥しすぎてしまうこと。それによって紙がしっかり貼りつかず、後から剥がれてしまうケースがあります。また、乾燥した空気は障子紙を弱くすることもあるので、作業中に破れやすくなることも注意が必要です。

対策としては、まず湿度を意識して調整することが重要です。具体的には、室内の湿度を50~60%に保つとベスト。加湿器を使ったり、ストーブの上にやかんを置いて蒸気を出したりするのも効果的です。

さらに、冬場は寒さのせいで糊の粘着力が低下することもあります。この場合、糊を少しだけ温めてから使うと貼りつきが良くなるので試してみてください。張り替え後は暖房で急激に乾かさず、自然乾燥させることが成功のコツです!


天候に合わせた対策をしっかり押さえれば、どんな日でも障子張り替えがうまくいきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!



■天気と障子紙の種類選びの関係

この章では、天気や気候に合わせた障子紙の選び方をご紹介します。「紙障子」と「プラスチック障子」の使い分けや、高湿度時に強い障子紙、冷暖房効果を高める障子紙の特徴について詳しく解説します。


・気候に合わせた紙障子とプラスチック障子の選択

障子紙を選ぶ際は、気候や使う場所を考慮すると失敗が少なくなります。

紙障子は軽くて通気性が良く、湿気を調整してくれる特性があります。特に晴れた日や乾燥した季節に使うと、その風合いを存分に楽しめます。ただし、湿気が多い場所ではカビが発生しやすいため、こまめなメンテナンスが必要です。

一方、プラスチック障子は湿気や水に強く、耐久性も抜群。湿度の高い時期や場所、さらにペットや小さなお子さんがいる家庭では重宝します。破れにくいので安心感があり、見た目も従来の障子と変わらないデザインが揃っています。

それぞれの特性を理解して、用途や気候に合った障子紙を選びましょう!


・高湿度時に強い障子紙の特徴

梅雨や湿度が高い季節でも安心して使える障子紙を選ぶなら、以下の特徴に注目してみてください。

  1. 耐水性がある素材
    耐水加工が施された障子紙は、湿気を吸いすぎないため、カビやたるみが防げます。

  2. 厚みのある紙
    厚手の障子紙は、湿気を受けても破れにくく、しっかりとした仕上がりになります。

湿気が気になる場所では、これらの特徴を持つ障子紙を選ぶことでトラブルを減らせますよ!


・冷暖房効果を高める障子紙とは

室内の温度を保ち、冷暖房の効率をアップさせる障子紙には、断熱性が高いタイプがおすすめです。

例えば、プラスチックの障子紙は、多少ですが断熱効果があります。これにより、夏は外の熱気を遮断し、冬は室内の暖かさを逃がしにくくなります。また、日当たりが良すぎるところや、寒い空気が入ってくるような窓の障子には遮熱効果のある紙を選ぶと、日差しの熱や冷気を和らげることができます。

さらに、遮光性のある障子紙は直射日光を軽減し、室内の家具や畳の日焼けも防ぐ効果があります。これらの障子紙を活用することで、快適な室内環境を作りながら省エネにもつながりますよ!

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■天気も気にしながら障子紙を張り替える初心者が知っておくべき準備とコツ

この章では、初心者が障子の張り替えを成功させるために、準備段階で確認すべきポイントや、失敗を防ぐコツを紹介します。必要な道具や作業環境の整え方、作業中に気を付けるべき細かいポイントについても詳しく解説します。


・張り替えを始める前に確認すべき5つのポイント

  1. 障子のサイズを確認する
    障子枠のサイズに合った障子紙を準備しましょう。購入前に枠を測り、幅と高さを確認するのがポイントです。

  2. 障子紙の種類を選ぶ
    紙障子かプラスチック障子か、自分のニーズに合ったものを選びましょう。湿度が高い場所やペットがいる家庭なら破れにくいタイプがおすすめです。

  3. 天候をチェックする
    曇りの日や湿度が50~70%の環境が最適です。晴れた日や乾燥しすぎた冬の日は糊が早く乾きすぎるため避けるのがベター。

  4. 古い紙を剥がしやすくする準備
    霧吹きやシャワーで軽く湿らせておくと、古い障子紙が剥がれやすくなります。無理に剥がすと木枠が傷つくので、優しく剥がせるよう工夫してください。

  5. 必要な道具が揃っているか確認する
    糊、刷毛、カッター、定規など、必要な道具を事前に用意しましょう。これが揃っていないと、作業が途中で止まってしまいます。


・初心者が失敗しないための道具と作業スペース作り

障子張り替えは道具が揃っていれば、初心者でも簡単に進められます。以下の道具を用意しましょう。

必要な道具

  • 障子紙

  • 障子専用糊または両面テープ

  • 糊用の刷毛

  • カッターとカッターの刃

  • 定規(透明で長いものがおすすめ)

  • 霧吹き

作業スペース作り

  1. 平らな場所を確保する
    作業する場所は平らで広めのテーブルや床がベストです。床で作業する場合は、畳やフローリングを傷つけないようシートを敷いておきましょう。

  2. 作業中の動線を意識する
    必要な道具をすぐ手に取れる場所にまとめておくと、スムーズに作業が進みます。

  3. 風通しを考慮する
    作業中に風が強いと障子紙が動いて貼りにくくなります。窓を閉めて風の影響を減らしましょう。


・実際の張り替え手順で注意すべき細かいポイント

障子張り替えは一見簡単ですが、細かい注意点を押さえることで失敗を防げます。

  1. 古い紙を剥がすときの注意
    湿らせた後、5~10分ほど待つと剥がしやすくなります。焦って無理に剥がさないようにしましょう。

  2. 糊の塗り方
    糊は薄く均一に塗るのがポイントです。多すぎると紙がたるみ、少なすぎると接着が弱くなります。刷毛を使って薄く広げましょう。

  3. 紙を貼るときのコツ
    紙を貼る際は、端からゆっくりと進めるとシワができにくくなります。中央から外側に向かって軽く押さえるように貼ると、仕上がりがきれいです。

  4. 紙を切る際の注意
    枠に沿ってカッターで切るときは、刃をしっかり当て、ゆっくりと進めましょう。一度で切ろうとせず、数回に分けて切るのが安全です。

  5. 乾燥させる方法
    貼り終えた後は、自然乾燥させるのがベストです。暖房やドライヤーを使うと糊が縮んでしまうので避けてください。

  6. 霧吹きをする 最後はきりを吹いてシワを伸ばすと完璧です。完全に糊が乾いてから霧吹きするのが最大のポイントです。



初心者でも準備とコツを押さえれば、障子張り替えは意外と簡単にできます。ぜひ挑戦して、和室をリフレッシュしてくださいね!


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【保存版 障子の貼り方①】

まず障子を外して、霧吹きで水をかける。またはお風呂場でシャワーをシャー、庭でホースを水をジャー。五分ほど待つと障子紙がペラーん。よく乾かしてから障子紙を貼ろう。

【保存版 障子の貼り方②】
障子が乾いたらいよいよ紙貼り作業。糊を付けて紙をコロコロ。紙の接着が弱い場合は粘度の少しある糊を使おう。ない場合は糊を皿などに移して2時間くらい乾かして。プラスチック障子紙の場合には別途で専用テープを購入しよう。

アイロン貼り超強プラスチック障子紙

アサヒペンの革新的な「アイロン貼り超強プラスチック障子紙」で、簡単に美しい和室を実現しましょう。

この94cm×1.8mの無地障子紙は、耐久性と機能性を兼ね備えています。アイロン一つで簡単に貼れ、剥がす時も手間がかかりません。ペットの引っかき傷にも強く、冷暖房効果を高める設計で、紫外線カット加工により室内の色褪せや変色も防ぎます。従来の障子紙の風合いをそのままに、無臭で仕上がります。ただし、アルミ製やプラスチック製の障子枠には接着しませんのでご注意ください。

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一撫で、完璧な和の美。アサヒペンで障子を簡単リニューアル


紙のカットはよく切れるカッターで。障子紙は1m幅が断然使いやすいがなければ30cm程度の障子紙でも可。
貼った後は暖房の前にはもっていかずに自然にゆっくり乾かそう。暖房やドライヤーで乾かそうとすると100%紙が剥がれてきて失敗するので注意。

襖や障子の張り替えや補修には道具や材料が必要です。それほど高価な物ではないので揃えておいて損はありません。それについてもブログを書いておりますので興味のある方はご覧ください。

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・襖紙貼りに必要な道具7点セットを通販で購入しよう!
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糊が乾いたら仕上げに霧吹きで水を軽く吹いてシワをピンと貼ろう。段違いに見違える。ポイントは糊が完全に乾いてからと霧吹きほ3回まで。裏ワザで消毒用アルコールスプレーを軽く吹く方法は早く乾かす僕考えてた裏ワザ。良かったらフォロー、いいね、リプよろしくお願いします。


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■梅雨の天気は注意!障子張り替え後の長持ちさせる秘訣

この章では、張り替えた障子をできるだけ長くきれいに保つためのポイントをご紹介します。日常のメンテナンス方法から、障子を傷めないための工夫まで、簡単に取り入れられるコツを解説します。


・日常メンテナンスで防げる劣化の原因

  1. ホコリの除去
    障子は意外とホコリがたまりやすいものです。柔らかいハタキや乾いた布で優しく拭き取ることで、汚れが紙に染み込むのを防げます。

  2. 湿気対策
    梅雨時期や湿度が高い日には、部屋の風通しを良くして湿気をためないようにしましょう。除湿機やエアコンの除湿機能を活用するのも効果的です。

  3. 紫外線対策
    直射日光は紙の変色や劣化の原因になります。特に南向きの部屋では障子の位置を少し調整するか、薄いカーテンを使って光を和らげるのがおすすめです。


・張り替え後すぐに避けるべきNG行動

  1. 指で強く押さえない
    張り替えたばかりの障子は糊が完全に乾いていない場合があります。強く押すと紙が剥がれる原因になるので、乾燥が完了するまでは触らないようにしましょう。

  2. ペットや子どもが近づくのを防ぐ
    小さな子どもやペットが障子を引っ掻いたり破ったりしないよう、一時的にバリケードを置くと安心です。

  3. エアコンや暖房の直撃を避ける
    冷暖房の風が直接当たると紙が縮んでしまうことがあります。風向きを調整して、障子を保護しましょう。



・季節ごとに変える障子のケア方法

春・秋のケア
この時期は気温も湿度も安定しているため、特別なケアは必要ありません。ホコリを軽く払う程度でOKです。

夏のケア
高温多湿の季節は、特にカビに注意。風通しを良くし、障子に直接湿気がたまらないよう心がけましょう。

冬のケア
冬は乾燥によって紙が縮むことがあるので、室内の湿度を保つよう加湿器を使うのがおすすめです。ただし、加湿のしすぎも劣化の原因になるため、湿度50~60%を目安に調整してください。


・障子を長持ちさせる工夫

  1. 補強テープの活用
    特に破れやすい下の部分には、すこし不格好にはなりますが、透明な補強テープを内側から貼ると破損を防げます。

  2. 定期的な見直し
    年に1回程度、障子の状態をチェックしましょう。小さな傷や破れは早めに修理すると、長持ちにつながります。

  3. プラスチック障子紙の検討
    長期間持たせたい場合は、丈夫なプラスチック障子紙に切り替えるのもひとつの選択肢です。見た目は従来の紙障子に近く、耐久性があるのでペットや小さな子どもがいる家庭でも安心です。


張り替えた後の障子をきれいに保つコツを知れば、和室の美しさを長く楽しむことができます。ぜひ実践して、心地よい空間を維持してくださいね!

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■天気もチェック!実例から学ぶ障子張り替えの成功ポイント

私は障子張り替えの職人として30年のキャリアがありますが、その中で「天気」「材料選び」「リフォームのコツ」が仕上がりを左右する重要なポイントだと実感しています。ここでは、過去の経験や学んだことをもとに、具体的な成功事例を紹介しながら解説します。


曇りの日に行った成功事例

私が弟子入りして間もない頃、師匠(父)から「曇りの日は最高の障子張り替え日和だ」と教わりました。その理由を実際の作業を通して学んだのですが、曇りの日は湿度が適度で、糊の乾き方が理想的になるのです。

あるお客様のお宅で、曇りの日に張り替え作業を行ったときのこと。湿度がちょうど50%くらいで、紙を貼ってから糊が乾くまでの時間に余裕がありました。そのおかげで、紙のシワやたるみがなく、ピンと張った美しい仕上がりに。天気予報をチェックして日を選んだことが大きな成功の要因でした。

曇りの日は作業環境も快適で、焦らず丁寧に取り組めるため、初心者の方にも非常におすすめです。私も今でも天候を確認して作業スケジュールを調整しています。


適切な材料選びで仕上がりが変わる実例

職人として最も大切だと感じているのは「材料選び」です。特に初めて障子張り替えをする方には、適切な紙選びが仕上がりに直結することをお伝えしたいです。

私が新人の頃、薄い紙を選んで失敗した経験があります。紙が薄すぎると、糊を塗ったときにシワができやすく、仕上がりが不格好になることがあります。逆に、厚みのある紙や撥水加工が施された紙を使うと、作業がしやすく、完成後も長持ちすることを知りました。

あるとき、ペットを飼っているお客様のために、破れにくいプラスチック障子紙を選びました。耐久性が高いだけでなく、見た目も普通の障子紙と変わらないため、大変喜んでいただきました。この経験から、用途や環境に合った材料選びが重要だと改めて感じました。


不具合を解消したリフォーム事例

30年の中で一番印象に残っているのが、カビがひどい障子の張り替え依頼です。その障子は湿気の多い北向きの部屋で、紙だけでなく木枠にもカビが生えていました。

まず古い紙を剥がし、木枠をアルコールで丁寧に拭き取ります。このとき、焦って作業を進めるとカビが残り、また再発してしまうため、根気よく掃除するのがポイントです。その後、通気性が良い障子紙を使用し、湿気対策として部屋の風通しを改善するアドバイスをしました。

その結果、リフォーム後もカビが発生することなく、きれいな状態を保つことができたとのこと。こういった経験を通じて、リフォームは見た目だけでなく、根本的な問題を解決することが大切だと学びました。


30年の経験からお伝えしたいのは、障子張り替えは「天候」「材料」「下準備」が鍵になるということです。適切な条件を整えれば、初心者でもプロ並みの仕上がりが目指せます。過去の失敗も成功もすべてが糧となり、今ではどんな障子でも自信を持って張り替えられるようになりました。ぜひ、あなたもこれらのポイントを活かして、素敵な障子張り替えに挑戦してみてください!

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■【障子張り替えのチャンス】どんより曇り空の天気と休日を狙え!の総括

障子張り替えを成功させるカギは、天気や季節に合わせた計画です。この章では、曇りの日がなぜ理想的なのか、そして季節ごとの特徴を活かした張り替えスケジュールについて総まとめします。


曇り空を味方につけるポイント

障子張り替えにおいて、曇り空はベストな条件と言えます。その理由は、適度な湿度が紙の扱いやすさに直結するためです。晴れた日や乾燥した季節では糊が早く乾きすぎて、紙が縮む原因になることがあります。一方で、雨の日は湿気が多すぎて、紙がたるむリスクが高まります。

曇り空の日は、湿度が50~70%程度で安定しているため、糊が適度に乾き、作業に余裕を持てます。また、直射日光がないため、作業環境も快適です。特に初心者には、焦らずゆっくり取り組める曇りの日が最適です。

天気予報を見て「曇り」の表示があれば、その日は障子張り替えに挑戦するチャンスです。


季節ごとの特徴を活かした張り替え計画

障子張り替えは、一年中いつでもできますが、季節ごとの特徴を把握しておくと、さらに効率よく進められます。

春の特徴
春は気温も湿度も安定しており、初心者にとっては作業がしやすい季節です。ただし、花粉が飛ぶ時期には、紙に花粉が付着しないよう窓を閉めて作業するのがおすすめです。

夏の特徴
夏は湿気が多く、糊が乾きにくいことがあります。そのため、作業後の乾燥時間を多めにとるか、エアコンや扇風機で軽く風を送ると良いでしょう。ただし、汗が作業中に紙についてしまうこともあるので、タオルを用意しておくと安心です。

秋の特徴
秋は天気が良く、涼しい気候で作業しやすい時期です。特に乾燥し始める11月頃は、糊の扱いに注意して湿度を保ちながら作業すると、仕上がりが良くなります。

冬の特徴
冬は乾燥による紙の縮みや糊の早い乾燥が課題です。作業前に霧吹きで軽く湿気を与えたり、加湿器を使って室内の湿度を50~60%に保つ工夫が必要です。暖房の近くで作業すると糊が早く乾きすぎるため、場所選びにも気を配りましょう。


障子張り替えを成功させるには、天気と季節の特徴を理解し、タイミングを見極めることが重要です。曇りの日を狙い、適切な準備を整えれば、初心者でもプロのような仕上がりを実現できます。ぜひ、自宅での障子張り替えに挑戦し、和室の雰囲気をリフレッシュしてみてください!



【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊 ・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主 ・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表 ・現在登録者6000人の襖系Youtuber ・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有 ・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く51歳


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