塗り壁の上に壁紙を貼るには?貼る前に知っておきたいポイントとコツ
塗り壁の上に壁紙を貼れるのか気になっていませんか?お部屋の雰囲気を変えたいけれど、塗り壁をどう扱えば良いのか迷っている方も多いですよね。実は、塗り壁の上にも壁紙を貼る方法はあります!
ちょっとしたコツや準備を押さえれば、見違えるような素敵な空間を作ることができるんです。このブログでは、塗り壁の上に壁紙を貼る手順や注意点をわかりやすく解説します。これを読めば、自信を持ってDIYにチャレンジできますよ!
この記事のポイント
塗り壁に壁紙を貼る前に必要な準備や下地処理を解説しています。
壁紙をきれいに貼るための手順と注意点を具体的に紹介しています。
実際の体験談から得た失敗しないためのコツやヒントをお届けします。
塗り壁を壁紙でリメイクするメリットとメンテナンス方法も網羅しています。
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■塗り壁の上に壁紙を貼るメリットと注意点
塗り壁に壁紙を貼るにはいくつかの方法がありますが、基本的には表面をきれいに整えてから作業するのが成功の秘訣です。ここでは、塗り壁の特性を生かしつつ壁紙を貼るための注意点や手順をお伝えします。
・塗り壁の質感と壁紙の違いを理解しよう
塗り壁には、自然な風合いやぬくもりを感じられる質感が魅力です。一方で、壁紙はデザインが多種多様で、部屋のイメージチェンジが簡単にできる点が利点です。ただ、塗り壁のザラザラした表面にそのまま壁紙を貼ると、接着が弱くなり、剥がれや気泡ができる原因になります。
そのため、まずは塗り壁の状態を確認し、必要に応じて下地処理を行うことが大切です。例えば、塗り壁を剥がしてからパテを塗り、表面を平らにする方法が一般的です。また、ベニヤ板を貼り付けてから壁紙を貼る方法もあります。この手順を丁寧に行うことで、仕上がりが格段に良くなりますよ!
・壁紙を貼るときの塗り壁の状態の確認ポイント
塗り壁の状態は、リメイクの成否を大きく左右します。ひび割れや砂が落ちる状態のままでは壁紙がうまく貼れないため、まずは表面を確認しましょう。ひびが目立つ場合はパテで埋めて平らにし、必要であれば塗装を剥がして下地を整えます。
さらに、塗り壁に湿気が残っていないかもチェックが必要です。湿気が多いと、壁紙が浮いてしまうことがあります。ベニヤ板を貼る場合も同様に、壁全体が乾燥していることを確認してから作業を始めるのがポイントです。私の店では、これらの下準備を丁寧に行うことで、仕上がりに満足していただいています。
・塗り壁をそのまま生かす場合と壁紙でアレンジする場合の比較
塗り壁をそのまま生かす場合、自然素材ならではの質感を楽しむことができます。しかし、「もっとおしゃれにしたい」「デザイン性を高めたい」と思ったら、壁紙を使ったアレンジが最適です。
ただし、塗り壁の表面に直接壁紙を貼るのはおすすめしません。ベニヤ板を貼る方法なら、壁がしっかりと固定されるため、接着力が高まり安心です。また、塗り壁を剥がしてからパテを使って平らに仕上げる方法も、プロがよく採用する手法です。
塗り壁と壁紙、それぞれの良さを理解し、組み合わせることで理想的な空間を作ることができます。少し手間をかけるだけで、お部屋が見違えるほどきれいになりますよ!
塗り壁を剥がすにはこのハクリパックがおすすめ。水で溶いてゼリー状にしてそのまま壁に塗りつけて柔らかくしてパテベラやスクレイパーなどでこそぎ落すだけ。ただし、床が汚れるので養生はキッチリとしてください。
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■塗り壁の上に壁紙を貼るための準備
塗り壁に壁紙を貼る際、下地の状態が仕上がりに大きな影響を与えます。表面を整える方法はさまざまですが、塗り壁の状態によって最適な処理を選ぶことが大切です。ここでは、効率的で確実な準備の方法を詳しく説明します。
・塗り壁の表面を滑らかにする下地処理の方法
塗り壁に壁紙を貼る際、基本的にはパテを使って平らにするのが一般的です。全面にパテを塗れば、滑らかでしっかりとした下地が作れますが、作業量が多くなるため、周囲や目立つ部分だけをパテで整える方法もあります。この方法なら、作業時間を短縮しつつ、仕上がりをキレイに見せることができますよ。
ただし、塗り壁が古く、ひび割れが多かったり、砂がポロポロ落ちてくる場合は、全て剥がしてから作業を進めるのが確実です。古い塗り壁の上に直接壁紙を貼ると、接着が弱くなり、剥がれや浮きが発生しやすくなります。そのため、剥がしてから新しい下地を作ることで、壁紙の耐久性もアップします。
特に長期間使用した塗り壁や、湿気がこもりやすい場所では、この方法が推奨されます。お客様からの信頼を得るためにも、古い塗り壁は一度リセットする方が安心です。
・必要な道具と材料:初心者でも揃えやすいアイテムを紹介
準備には以下の道具を揃えておくと便利です:
剥がし用のスクレーパー:古い塗り壁を剥がす際に必要です。
パテとパテベラ:平らな下地を作るための必需品です。
サンドペーパー:パテの仕上げや、塗り壁の表面を滑らかにします。
シーラー:接着力を高めるために、下地に塗布します。
ローラーやブラシ:壁紙を貼る際の空気抜き用に使います。
初心者の方でも扱いやすいものが多く、ホームセンターや通販で手軽に手に入ります。特に剥がし用スクレーパーは、古い塗り壁を完全に取り除くのに便利です。
・下地が不十分な場合に起こるトラブルとその防止策
下地が整っていないと、壁紙が剥がれたり、継ぎ目が浮き上がったりするトラブルが起きやすくなります。古い塗り壁を剥がさないまま作業を進めると、下地ごと壁紙が剥がれることもあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、まず塗り壁の状態をしっかり確認することが大切です。表面が崩れやすい場合は全て剥がし、平らに整えた上でシーラーやパテを使用するのが理想的です。
また、部分的にパテを塗る場合でも、壁紙の端や継ぎ目には特に注意して丁寧に作業を進めることで、完成後の見栄えが格段に良くなります。確実な仕上がりを目指すなら、丁寧な下地処理が欠かせません!
少し手間はかかりますが、下地をしっかり整えることで、壁紙の美しさが長持ちし、お部屋全体の雰囲気もぐっと良くなりますよ。
パテは仕上げ用のパテだけで基本的に大丈夫です。もし凹がひどく目立つ時にはパテが痩せてしまうので、下地用パテから仕上げ用パテがおすすめ。
ただそこまでしなくても、初心者様は下記のパテでも十分使えます。
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■壁紙を塗り壁に貼る手順とコツ
塗り壁に壁紙を貼る際、接着剤の選び方が仕上がりを左右します。特に初心者の方におすすめしたいのが「ルーアマイルド」という壁紙用の糊です。手に入りやすく、扱いやすいので、プロの現場でも使われることが多いです。この章では、ルーアマイルドを使った貼り方のポイントも交えてお伝えします。
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・ルーアマイルドを使った捨て糊のすすめ
塗り壁の上に壁紙を貼る際に「捨て糊」を行うことで、接着力がぐっと高まります。捨て糊とは、壁紙を貼る前に薄く糊を塗って乾かしておく作業のこと。このひと手間で、塗り壁の細かいホコリやゴミを取り除ける上、糊の密着力が向上します。
ルーアマイルドは、水で希釈できるため、捨て糊にも最適です。塗りやすく、キレイに仕上がります。また、ホームセンターや通販で手軽に手に入るため、初心者の方にもおすすめです。
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・捨て糊と本番の貼り方
捨て糊を準備する
ルーアマイルドを水で薄め、刷毛やローラーで塗り壁全体に均一に塗布します。乾燥すると壁の表面が滑らかになり、次の作業がしやすくなります。本番の糊付け
捨て糊が完全に乾いたら、ルーアマイルドを少し濃い目に調整して壁紙の裏面に塗ります。この糊は伸びが良いので、均等に塗りやすいです。壁紙を貼る
上から順番に壁紙を貼り付けていきます。ローラーで空気を抜きながら作業を進めると、剥がれや気泡を防ぐことができます。
・ルーアマイルドのメリット
ルーアマイルドは、水性の壁紙用糊で扱いやすく、手についた場合も簡単に洗い流せます。匂いが少ないのも嬉しいポイントです。また、乾燥時間が適度にあるため、作業中に壁紙を微調整する余裕ができます。
さらに、価格も手頃で、初めて壁紙を貼る方でも安心して使える点が魅力です。プロの現場でも使われている実績があるため、信頼性も抜群です!
・注意点
捨て糊をする際は、薄く均一に塗ることが重要です。また、乾燥時間をしっかり確保することで、次の作業がスムーズに進みます。ルーアマイルドを使えば、塗り壁への壁紙貼りも安心して取り組めますので、ぜひ試してみてくださいね。
始めのうちは箱入りの18キロを買う必要はないので2キロ入りを何本か買ってどの程度使うのか様子をみながら購入するのが無駄がなくおすすめです。ルーアマイルドがなければアミノールでもよいかと思います。
このように、適切な糊を選び、捨て糊を取り入れるだけで、仕上がりが格段に良くなります! ぜひ挑戦してみてください。
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■塗り壁から壁紙へのリメイク/実際の体験談と結果
塗り壁に壁紙を貼るリメイクは、手順を守ればどなたでも成功できる作業です。ここでは、私が職人として経験した事例を交え、仕上がりをより良くするコツや、トラブル発生時の対処法について解説します。
・塗り壁を壁紙でリメイクした自宅のインテリア事例
あるお客様のご依頼で、古い砂壁に一般的なビニルクロスを貼るリメイクを行いました。壁の状態は決して良くなく、ひび割れや崩れが目立っていました。まず、ひび割れ部分をパテで補修し、全面にルーアマイルドを使った捨て糊を行いました。その後、厚手のビニルクロスを貼り付け、モダンで明るい雰囲気の壁に仕上げました。
完成後、お客様は「これがあの古い砂壁とは思えない!」と感激していました。特に、ビニルクロスは耐久性があり、清掃がしやすい点でも大変満足いただけました。
・端や角が剥がれてきた場合の対処法
ビニルクロスは丈夫で扱いやすい一方、経年劣化や湿気の影響で端や角が剥がれることがあります。そのような場合には、壁紙用接着剤としてコーキング剤の一種「ジョイントコーク」を使用するのがおすすめです。
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ジョイントコークはビニルクロスに使える接着剤で、柔軟性があり、壁紙が乾燥による伸縮で剥がれるのを防ぐ効果があります。使用方法も簡単で、剥がれた部分に薄く塗り、壁紙を押さえながらなじませるだけです。乾燥後にはほとんど目立たず、仕上がりも自然です。
また、ジョイントコークは塗布後に水拭きで簡単に余分な部分を拭き取れるため、初心者でも使いやすいのが特徴です。角や端が浮いてきた場合も、このアイテムがあれば安心して修復できますよ。
・塗り壁の上にビニルクロスを貼った後のメンテナンス方法
リメイク後の壁紙を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが重要です。
掃除は柔らかい布で
ビニルクロスは清掃が簡単ですが、硬いブラシを使うと傷がつくことがあります。乾いた布や軽く絞った柔らかい布で拭き取るのがおすすめです。湿気の管理
湿度が高いと接着力が低下する場合がありますので、除湿機や換気を活用してください。ジョイントコークで補修
端や角が剥がれてきたら、早めにジョイントコークで補修すると、剥がれの拡大を防げます。
こうした対策を取り入れることで、塗り壁をビニルクロスにリメイクした壁も、長く美しい状態を保つことができます。少しの工夫とメンテナンスで、快適な空間を楽しんでください!
ジョイントコークですが、AとMとありますがどっちでもかまいません。どちらかと言うとMがおすすめです。白っぽい壁紙には断然『アイボリー色』がおすすめです。なければホワイトで。
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■塗り壁の上に壁紙を貼るには?貼る前に知っておきたいポイントとコツの総括
塗り壁の上に壁紙を貼る際の重要ポイントを以下にまとめました
✅ 壁紙を貼る前に塗り壁の表面を滑らかに整える
✅ 下地材を使用して塗り壁と壁紙の接着力を高める
✅ 塗り壁の種類に応じた壁紙を選ぶ
✅ 壁紙の接着剤の選び方に注意する
✅ 壁紙を貼る際は水平と位置を慎重に確認する
✅ 必要な道具を事前に揃えて効率的に作業する
✅ 貼り付けの際は空気が入らないように丁寧に作業する
✅ 作業中は塗り壁の状態を常に確認する
✅ 壁紙の柄合わせに時間をかける
✅ 初心者の場合はリムーバブルタイプの壁紙を活用する
✅ 一度貼った壁紙を剥がす際の手順を理解しておく
✅ 定期的に壁紙の状態をチェックしてメンテナンスする
✅ 失敗した際は部分補修で対応可能
✅ 塗り壁をリメイクする場合のメリットを活用する
✅ インテリア全体のバランスを意識して壁紙を選ぶ
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