畳のささくれを放置するとどうなる?すぐ始めるべき補修方法
「畳のささくれが気になるけど、どうやって直せばいいのか分からない…」「ネットで見たけど、木工用ボンドを使う方法はちょっと不安…」。
そんな悩み、ありませんか?賃貸に住んでいて、畳を傷つけたくないという心配や、補修に失敗したらどうしようという不安、誰でも感じることですよね。
でも、大丈夫です。このブログを最後まで読んでいただければ、ささくれの原因から、簡単にできる補修方法、そして再発防止のケアまで、すべて解決できます!
しかも、木工用ボンドを使わない、畳職人も取り入れている方法を紹介しますので、安心して自宅で実践できます。
ささくれに悩まされることなく、きれいな畳で快適に過ごせる未来がすぐそこに待っています!
この記事のポイント
畳のささくれが発生する原因と、その放置による影響を解説
木工用ボンドを使わない、千枚通しだけでできる補修方法を紹介
ささくれの再発を防ぐための定期的なケアのコツを解説
畳のささくれを放置するとどうなるか、そして今すぐ始めるべき補修対策のまとめ
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■畳のささくれが発生する原因と補修の重要性
この章では、畳にささくれができる原因と、なぜそのまま放置してはいけないのかをお伝えします。畳の補修の重要性を知って、適切な対策を取りましょう。
・畳のささくれはどうして起こる?
畳のささくれが発生する原因は、主に乾燥や経年劣化が大きな要因です。畳はい草という植物を編んで作られていますが、このい草は時間とともに乾燥しやすくなります。特に、湿度が低い環境や日光が直接当たる場所では、乾燥が進みやすく、畳表の繊維が傷み、ささくれが発生しやすくなります。
また子どもたちが畳の上で激しく遊んだりすると擦り切れる前に『ささくれ』の状態となります。
また、畳を掃除する際に力を入れすぎることも、ささくれの原因になります。掃除機や雑巾で強く擦りすぎると、繊維が引っ張られて破れたり、削れたりしてしまいます。
これに加えて、重い家具を頻繁に移動させることも畳の表面に傷をつけ、ささくれを引き起こすことがあります。特に、家具の足が畳の一部にずっと触れていると、その部分が押し潰され、繊維が弱くなりやすいです。
さらに、畳の製造過程でも問題が生じることがあります。たとえば、い切れという現象です。い草の長さが足りずに途中で切れてしまうことを「い切れ」と呼びますが、この状態があると、畳を使用しているうちにその部分がささくれのように表面に出てきてしまいます。
い草自体の質もささくれの発生に影響します。安価な畳では、使用されるい草の質が低く、繊維がすぐにほつれやすくなります。そのため、定期的に畳をケアし、乾燥や摩擦から守ることが重要です。
・放置することによる影響と対処法
畳のささくれをそのまま放置してしまうと、さまざまな問題が発生します。特に、見た目が悪くなるだけでなく、畳の耐久性がどんどん低下してしまい、最終的には畳全体がボロボロになってしまうこともあります。ここでは、放置することで起こり得る影響と、早めの対処法について詳しく見ていきましょう。
ささくれを放置するとどうなる?
畳のささくれを無視していると、次第にその範囲が広がり、畳表面の繊維がさらに剥がれやすくなります。特に、乾燥した環境や頻繁な利用によって、畳の傷みは進行していきます。
ささくれが広がることで、畳全体が「ボロボロ」になり、最終的には修理が難しくなり、新しい畳に交換する必要が出てくることも。交換には価格もかかるため、早めの補修が大切です。
また、ささくれが原因で畳に汚れが入り込むこともあります。掃除機で清掃する際に、ささくれ部分に埃やゴミが溜まりやすくなり、それを放置するとカビやダニの原因にもなりかねません。これによって畳の健康面にも影響が及び、アレルギーなどのトラブルにつながることも考えられます。
賃貸の場合のリスク
賃貸物件にお住まいの方にとって、畳のささくれは特に注意が必要です。退去時に畳が著しく傷んでいる場合、修繕費用を請求されることがあります。
畳の状態が悪化してしまう前に、自分で簡単な補修を行っておくことが賢明です。適切に手入れをしておくことで、修繕費用を抑えることができ、無駄なトラブルを避けられます。
ささくれの初期の対処法
ささくれができたら、まずはそれ以上広がらないように早めに補修することが重要です。補修には木工用ボンドや千枚通しなどの簡単な道具が必要です。ボンドを使う場合、透明なボンドを使用すると、見た目に影響を与えず補修が可能です。
しかし、ボンドを使うことに不安がある場合は、千枚通しを使って、ささくれをちぎったり、畳表に押し込む方法も効果的です。これにより、畳の見た目を保ちながらささくれを目立たなくできます。
★補修方法は後述しますのでぜひ最後までご覧ください。
また、畳のささくれが発生するのを予防するためには、定期的なケアが欠かせません。畳の表面を乾拭きして汚れを取り除いたり、時折米ぬかや専用のワックスで保護することで、畳の乾燥や摩擦を防ぎ、ささくれの発生を抑えることができます。
このように、早めの対処と定期的なケアを行うことで、畳のささくれを防ぎ、畳を長持ちさせることができます。
ささくれや畳の補修が終わったら、次は畳をきれいに保つケアが大切です。もし米ぬかなどが手元にないときに、こんなのはどうでしょう?「ユーカロール 天然植物素材水性 畳用ワックス」です。このワックスは、天然成分で作られており、安心して使えます。
たとえば、防カビや抗菌効果のあるユーカリオイルが含まれているので、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して使えます。使い方も簡単で、掃除の後にスプレーして拭き取るだけ。畳を長く大事に使うために、こういったケアも取り入れてみると良いかもしれません。
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■畳のささくれ補修方法/自宅でできる簡単対策
※自己責任での補修になります 。まず最初にお伝えしておきたいのは、畳のささくれ補修は自己責任で行っていただくという点です。慎重に作業を進めれば問題ありませんが、万が一畳にダメージを与えてしまう可能性もあるため、自己判断で行ってください。
また、今回の方法は天然イ草に限ってのやり方です。和紙や樹脂製の畳表では強度があり、むしり取れないのでご注意ください。
・木工用ボンド使わない時の補修のコツ
ハサミや木工用ボンドを使わずに、シンプルな道具でささくれを補修する方法があります。それは、ささくれやい切れの端を持ち、繊維の反対方向に抜くという方法です。
この方法は、ささくれた部分を無理に押し込むのではなく、自然な形で畳表面から取り除くことができ、畳全体の見た目を損なわないため、非常にシンプルでおすすめです。
手順としては次の通りです
まず、畳の表面をよく見て、ささくれやい切れがどこにあるかを確認します。見つけたら、い草の先端を指先で優しく起こします。
強く指でつまんで逆方向に抜く。
起こしたい草を強くつまみ、勢いよく反対側に切ります。
い草を強めにしっかりつまみ、繊維の反対方向に一気にちぎるように引きます。
このとき、ゆっくり引っ張ると、い草がスルスルと抜けてしまうことがあるので、「えいや!」という気持ちで、反対側に向かって一気にちぎりましょう。これで、余計な繊維が引き抜かれることなく、ささくれを効果的に除去できます。
下記の画像のように少しだけ隙間が空きます。
指や爪で軽く慣らし隙間を補修します。この時は千枚通しやドライバーの柄で軽くなぞったり、ほんの少しだけ水滴を垂らしてい草に水分を吸わせて、膨らましてやると乾いてから隙間が目立たなくなります。
ここまでは、ささくれや片側が切れている『い切れ』の対処法でしたが、い草を編み込む時にできるエラーについても解説していきます。
・い草がアーチ状になっているケース
畳を編み込む際に、い草がアーチ状に浮き上がってしまうことがあります。この状態では、畳の表面の見た目が悪くなるだけでなく、使用中に引っかかって破損するリスクも高まります。
特に、家具を畳の上で移動させる時に、この浮き上がった部分が引っかかり、い草がさらに傷つきやすくなる事もあります。
・アーチ状の時の補修方法
ここでは先の尖った、千枚通しや小さいマイナスドライバーがあれば便利です。
アーチの下に先を差し込み勢いよくい草を切ります。この時にまた、ゆっくりと作業をするとい草が抜けてきたりするので躊躇せずにパツンと切りましょう。
片側どちらかに決めて切ると良いです。中途半端に真中で切れてしまうと後の作業が二度手間となってしまいます。
イ草が切れます。
後は同じように強く摘まんで、逆側に勢いよくちぎる取るイメージで!
隙間が目立つ時には前と同様に、指や爪で軽く慣らし隙間を補修します。
千枚通しの柄を使ったり、水滴を垂らしてい草に水分を吸わせて、膨らまして目立たなくしましょう。
これら2つの方法は、木工用ボンドを使う必要がないため、畳の表面にボンドが残ったりする心配がありません。また、ハサミや道具も使わないため、道具に慣れていない方でも簡単に実施できます。
ただし、引っ張りすぎたり力を入れすぎると、畳にさらにダメージを与える可能性もあるため、無理のない範囲で作業を進めてください。この方法は、軽度のささくれに対して非常に有効で、すぐに見た目をきれいに整えることができます。
※和紙や樹脂製の畳表の場合にはハサミで短くカットしましょう。
畳のささくれは、放置すると広がりやすく、畳全体の劣化を招いてしまうため、早めの補修が大切です。今回紹介した2つの方法は、シンプルで道具を使わないため、誰でも手軽に行えます。特に、木工用ボンドを使わないことで、失敗して汚す心配もなく、畳本来の美しさを保ちながら補修が可能です。
畳のささくれをしっかりケアして、快適な和の空間を保ちましょう。少しの手間で、畳は長持ちし、見た目もきれいな状態を維持できます。普段からの定期的なケアも忘れずに取り入れることで、ささくれを防ぎ、畳の寿命を延ばしましょう。
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★畳のささくれを放置するとどうなる?すぐ始めるべき補修方法の総括
✔️ 畳のささくれが発生する原因は乾燥や経年劣化によるもの。
✔️ ささくれを放置すると、畳の表面がボロボロになる可能性がある。
✔️ 賃貸物件では、ささくれを放置することで修繕費が発生するリスクがある。
✔️ 子どもが激しく遊ぶことで、畳のささくれが発生しやすくなる。
✔️ 木工用ボンドを使わず、千枚通しで簡単に補修できる方法を紹介。
✔️ ささくれの再発を防ぐためには、定期的な畳のケアが必要。
✔️ 強くつまんで反対方向に一気にちぎる方法で、い草のささくれを除去できる。
✔️ い草のアーチ状浮き上がりにも簡単な補修方法がある。
✔️ 千枚通しを使って、アーチ状のい草を切り取る補修法も有効。
✔️ 畳を傷めないために、無理のない範囲で作業することが重要。
✔️ 畳の表面を乾拭きしてケアし、乾燥や摩擦から守ることでささくれを予防できる。
✔️ 畳用ワックスを使うことで、米ぬかが手元になくても簡単にケアができる。
✔️ 畳の表面に付いたささくれは、定期的なケアで防止できる。
✔️ 畳職人が行う技を取り入れて、自宅でも簡単に畳を補修可能。
✔️ 畳のささくれを放置すると見た目が悪くなるだけでなく、耐久性も低下する。
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