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「正しい」より「自分らしい」を選ぶ練習
こんにちは、なつきです。
世の中には情報が溢れています。
テレビやPC、スマホを開けば、「~が正解!」「~しなきゃ損!」「~はもう古い!」などの文字があちこちから目に飛び込んできます。
一つの事柄を調べるだけで、いくつもの方法や意見や批判が出てきます。
どれが正しい情報なのかを見極めることさえ困難な中で、自分らしさを大切にするなんて、簡単なことではないのかもしれません。
でも、だからこそ、「自分」というものをしっかり持っておくことが大切なのだと思います。
子育ても生き方も、「正しい」より「自分らしい」を選べるようになるには、どうすればいいのでしょう?
最近そのことを考えていたら、一つ良い方法を思いつきました。
当てはまる人が限定されるかもしれませんが、それは
レシピを見ないで料理をする
です。
私はほぼ毎日、朝昼晩+夫のお弁当を作っています。
料理することは好きだけど、あまり得意ではありません。
私がイメージする料理が得意な人とは、レシピを見ずに冷蔵庫にあるものでパパっと作れたり、一度作ったレシピを自分なりにアレンジしたり、お店で食べた料理を家で再現できたりするような人です。
それに対して、私はだいたいレシピを見て作って、そのレシピもなかなか覚えらません。
だから、常にレシピを検索したり、料理の本を開いています。
その心は、「失敗したくない、食材を損したくない」です。
でも、レシピばかり見ていると、少し食材の種類や分量が違ったりするだけで応用できなくなるんですよね。
そしてまた他のレシピを探すので、なかなか身につかないし、「これを作りたかったけど、今バターがないからやめた」などと諦めてしまいます。
先日、鯖缶と残ったひじきを使いたいと思ってレシピを検索していたのですが、思い切って「適当に」作ってみました。
鯖缶、ひじき、刻んだキャベツ、小葱、卵、小麦粉と片栗粉と塩コショウを適当に混ぜて、ミニハンバーグ風に焼きました。
いつもなら粉類の量を調べるところですが、目分量です。
こんな簡単なものもレシピを見ないと作れないのかと思う人もいるかもしれませんが、そうなんです…。
そしてできあがったものがこちら
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美味しくできました!
次は倍量で作って、冷凍つくりおきにしたい!
料理のやり方って、その人の人となりや大切にしていること、思い込みや決めつけ、価値観など内側が出てきやすいと思います。
だから、自分自身と向き合うことにぴったりなのではないでしょうか。
人生に関わることで「正しさ」を手放すのは勇気や覚悟がいるけれど、料理なら少しくらい間違えても、いくらでもリカバリーできるし、笑い話にもなりますよね。
長年の癖を変えるのは時間がかかるし、意識しないとまた戻ってしまいやすいです。
だから、料理など身近なところで、「自分らしい」を選ぶ練習ができると良いですね。
私も、レシピを完全に手放すわけではないですが(必要な時もあります)、今までより「正しい情報検索」を減らして、自分なりの味を作ることにチャレンジしていきたいと思います。
なつき