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脳と糖分の嘘〜現代人に「疲れた時に甘いもの」という資格は無い

脳の活動のために糖分が必要だ、と思われているが…砂糖と勘違いしていないだろうか?
確かに脳の栄養素は糖分だが、そんなこと言い出したら身体のほとんどの細胞が糖を栄養にしているやんw

食べる糖と体内の糖は別物。

しかも砂糖が精製されるようになったのはここ数百年の話であり、砂糖を食べないと脳が働かない、と言うのならそれは古代の人に対して「頭が働いてない」と言っているようなもので、とても失礼な話だ。

古代の人より現代人の方が(砂糖を食べている分)頭の働きがいい…とはとても思えない(笑)

脳の(と言うより全細胞の)栄養素は糖であるが、糖は色んな食品に入っていて必ずしも砂糖を摂らなければならないということはない。
むしろ現代の精製された砂糖は血糖値を急激に上昇させるため、反動で(インシュリン大量分泌により)摂取後30分ほどで低血糖になる。←だから食べた後眠たくなるとも言える。

砂糖中毒の方々は、なんとかして(精製された)砂糖を肯定しようと必死のようだが、一つ大きな勘違いが『疲れた時の甘いもの』これは大きな間違いです。
「いや、昔の人がみんな言ってたやん」と言うのだが、よく考えて欲しい。
昔の人の『疲れた』とは、日中ずっと畑を耕したり、隣村まで往復20キロ歩いて行ったり…今でいうアスリートの疲れ方ですよね?
アスリートはタンパク分離という現象が起こり、筋断裂(いわゆる筋肉痛)が起こっている時に血糖が下がると筋組織は破壊されるので、疲労回復に甘いものは必要と言える。
対して現代人は一日中机に向かってデスクワーク、それでいて昔の人と同じように「疲れた時に甘いもの」は通用しません。
現代人で『疲れた時に甘いもの』という資格があるのは、高校生の運動部ぐらいガッツリ運動している人だけですね(笑)
極論だが甘いものが食べたければ筋肉痛になるくらいの運動をしてください、ということなのです。

ちなみに「チョコレートやめられない〜」と言っている人がいるのだが、その人に「じゃあ無糖のチョコレート食べれます?」と尋ねると「や、無糖はちょっと…」と答える方が多い。
この方はチョコレートがやめられないのではなく、砂糖がやめられないんですよねw人の世は面白いですね!
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
MENSAジャパン会員
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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