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グランド・ツアーの最終話を観た


公開日9/13の夜にさっそく観ました。
最終話の予告編が発表された頃から楽しみ半分せつなさ半分といった心境でその日を待っていました。
私はあの3人がギャーギャーやり合ってるのを見るのが本当に好きなんです。

それで感想ですが、
こんなに感動のラストだとは思わなかった
というところです。美しい終わりだった…。
同時にこれで本当に終わりだと悟りました。
ここまで綺麗に終わったのなら、よくある「最後のはずだったのに5年後に続編」みたいな展開は完全に蛇足になっちゃう。
どうか3人とも長生きしてほしい。
作中リチャードのセリフ「3人で同じ老人ホームに入らなくてもいいよね?」っていいセリフだよね。すごく彼ららしい。
※よく知らない人が読んだら誤解を招きそうですが3人はまだ60代と50代です。

ジェームズが作中触れていた「海外ロケ用で毎回ずっと使っていた緑色の旅行鞄」

トップギア時代からの脚本家のポーターさん。
クレジット無いと思ったらまさかの忘れ!?

トップギア初回のクレジットでは間違った肩書をつけられ、最終回ではクレジット無しというなんともお気の毒な

トップギア新規ハマりたて情熱MAXな頃、彼のトップギア裏話満載なエッセイを英語だというのに購入して未だに読み終わってない。英語だから
当時はそういう時は電子書籍じゃなく紙の本で買えばいい(スマホで撮って翻訳できる)とか全然考えなかったので…。


  • あらすじ
    プロデューサーのMr.ウィルマンが用意していた電気自動車の企画をぶっちぎって3人が訪れたのはジンバブエ。
    それぞれが「欲しかった車」をテーマに購入した車でジンバブエ東西2000km横断を目指す。

  • 今回の車
    ジェームズ:トライアンフ スタッグ
    リチャード:フォード カプリ MK1 GXL
    ジェレミー:ランチア ベータ モンテカルロ
    (改造を尽くしテセウスの船状態

  • 「スタァグ」とええ声で言いたがるジェームズ

  • 故障に苦しめられるリチャード

  • ダート、湖、線路、盛りだくさんです

  • ジンバブエとにかく景色が綺麗。色とりどりの自然。

今回驚いたのが、はっきりと「トップギア」というセリフがあったこと。
(喧嘩別れだったのでその類は一切グランドツアーで言えなかった)
リチャードが自分の番組名のタトゥーを入れたという話で
ジェームズ「番組が終わったらどうするんだ?TopGearと入れるようなものだ」
と、あまりのぶっ込み具合に驚いたのですが、まあラストを見たらそんなんで驚いてちゃ早いわよって感じでしたね。

この先ラストに触れますので未見の方はネタバレ注意です。





















ボツワナスペシャル再訪!!!!!

ジンバブエと言われた時に地図を確認すべきでした。お隣です。
いつかのようにドアを取っ払って塩湖をぶっ飛ばして、思い出の木がまだそこにあって…という美しすぎる展開。
そういやトップギアの頃から真面目なエピソードはすごくしっかりしていた。
ボツワナスペシャルでジェレミーとジェームズが乗っていた車が当時の姿で見つかるというサプライズもあり、そもそもこの回リチャードがオリバーをイギリスに持ち帰った件が有名だが、「ジェレミーとジェームズも自分の車のパーツの一部を記念品として持ち帰っていた」ということが発覚してちょっとじーんと来てしまった。
BBCが映像の使用許可くれたんですね。同じ構図で並ぶのは泣いてしまう。



(そして自分のnoteのTopGearまとめ記事の更新が間に合わなかった…という気持ちもあります。ボツワナSPまであと3話だったのに…)


全力で有終の美を飾ろうと全員が取り組んだであろう綺麗な終わりでした。
長年やってきた最後を汚されまいというプライドも感じました。
年齢、電気自動車の台頭、過激チャレンジのインフレ、コンプライアンス、と時代の流れにより確かにこれ以上長く続けることは難しかったでしょう。
だから最後は、若い頃に憧れた車で、当時行けなかった国に行き自由な旅をして、思い出の場所で旅を終えるという極めて最終回らしく、また特に無謀なクラッシュもない、年を重ねた現在の3人らしい企画でした。
エンドクレジットが終わって、そこはアマプラですから余韻を置かずすぐさま次のエピソードが流れ始めるわけですが、とりあえずTVを切ってしばらくボーッとしていました。
自分はコロナ禍の頃にトップギアにハマってあっという間に全エピソード完走しました。車の知識はほぼ0でしたがそれでもめちゃくちゃ面白かったんです。
いつかイギリス旅行に行って景色の綺麗な道をレンタカーでドライブしてみたいなどと夢見ました。
ど田舎なもので当時は海外どころか県外に出るのも憚られるような状況で2年ほど過ごしており、その中で支えてもらった一つにトップギアがあります。
感謝しかありません。
もう彼らの新作が観られないと思うと寂しいです。
お疲れさまでした。

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