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シンデレラブレスの真の強さを引き出すために【デレステのお勉強】#9

 前回の記事ではシンデレラブレス、およびシンデレラマジックの基本的な性能についてお話ししました。
 今回の記事ではさらに一歩深く、ブレスの真の強さについて触れていきたいと思います。


単色ブレスレゾ編成の基本形

無題

 まずは一旦基本形について振り返ります。ゲストにレゾの紗枝を置くことで特技の重複を有効化し、ブレスをセンターに置くことでメンバー全員のセンター効果が発動するようになります。

 上記編成で発動しているセンター効果の内訳です。ブレス編成のセンター効果は【Vo/Da/Viの各カテゴリ中で最も高い効果のみが適用】されるため、VoとDaはユニゾンの+55%、Viは雪菜の+90%が適用されます。
 レゾナンスの効果でVi以外に-100%のデバフが掛かるため、トータルではVo-45%/Da-45%/Vi+90%の効果となります。

無駄になってしまうセンター効果

 ここで注目したいのが灰色で塗りつぶされた項目です。より高い効果が存在しているが故に発動していない効果を表しています。例えば上から4番目の雪菜と上から5番目の響子、どちらもキュートメイクで効果も丸かぶりしてしまっています。これでは1人分無駄になってしまいますね。


あえて別特化のアイドルを編成する

 そこで、あえてVi特化の雪菜ではなくVo特化のゆかりを編成してみます。こうすればボーカルにも+90%の補正が乗るようになり、ボーカル値のマイナス補正を-45%から-10%に軽減させることができます。

 忘れてはならないのは、ゆかり本人のステータスもボーカル寄りであることです。レゾナンス編成では指定の特化ステータスを伸ばすのが定石ですが、あえて特化ステを落としてまでもキュートボイスを採用すべきでしょうか。

ポテンシャルは特技とViに10振り、楽曲はかぼちゃ姫(MAS+)

 デレガイド2で試算してみました。左がキュートメイク2枚の編成、右がゆかりを採用した編成です。結果、右の編成の方が総合アピール値が高くなり、スコアもそれに応じて高くなりました。

 このような編成でコンセとコーデのセンター効果が被る場合、あえて特化の違う、異なるセンター効果を持つアイドルを編成した方が強くなることがわかりました。


アビリティで中確率特技を確定発動させる

中確率特技が2枚(菜々/響子)

 ここまでご紹介してきたブレス編成に共通して言えることですが、シンデレラマジックが中確率特技であるため常に不発のリスクが付きまといます(全発動確率はおおよそ55%)。
 他に中確率特技を入れる場合はその分だけ全発動確率は下がり、高スコアを出すためには試行回数(もしくは運)が必要になります。

 先程のゆかりを入れた編成では全発動スコアこそ227万ですが、中央値で見ると221万まで落ちます。もちろんこれより下振れる可能性もあります。

 そこでセンター効果にキュートアビリティを持つ福山舞を編成しました。特化ステは雪菜と同じビジュアル、特技は前2人と同じく11秒コーデです。

 キュートアビリティにはアピール値アップの効果はないため、倍率は最初にご紹介した編成と同じくVo-45%/Da-45%/Vi+90%となります。

ポテンシャルは特技とViに10振り、楽曲はかぼちゃ姫(MAS+)

 ゆかりを採用した編成と比較してみましょう。全発動スコアでは3.5万ほど劣るものの、特技発動率が100%となるため中央値では2万ほど優ります。下振れスコアを引く心配もありません。

特技ポテを削り、その分をDaに振った場合

 アビリティの強みはそれだけではなく、特技に振るポテンシャルを削れることにあります。中確率特技なら6振り、高確率は無振りで発動確率100%を維持できます。
 特技から削ったポテンシャルを他に回せばより高スコアを出すこともでき、また入手したばかりで十分にポテ振りできないアイドルも即実戦投入できます。他にもサポメン理論値要因やゲスト用など、ステータスに全振りする必要がある場面などでもアビリティによる誤魔化しが有効です。

 少なくともキュートメイクを2枚被らせるぐらいなら、片方をアビリティにした方が無償で特技発動率100%を確保できる分強力ですね。


リフレインを入れる場合

執筆時点では11秒リフレインは未実装なので、代わりに9秒で
ポテンシャルは特技とViに10振り、楽曲は満願成就(MAS+)

 紹介するタイミングを逃してしまいましたが、リフレインを入れる場合はこんな感じです。リフレインが入るだけでもかなりスコアが伸びるため是非組み込みたいところです。基本的にフォーカスとの入れ替えとなります。

 リフレインは最も高いスコアアップ効果とコンボナ効果を発動させる特技ですが、スコアアップはコンセのものをコピー出来るため残り枠として優先すべきはコンボナ倍率の高いコーディネイトです。
 よりコンボナ倍率の高いCOMBOボーナス(特技)も強力で、スコア的には中確率コンボナ>高確率コンボナ=コーデ>>フォーカスといった具合です。

 スコアも強力ですが、何よりシンデレラウィッシュの効果でスターピースがドロップするのが嬉しいですね。



トリコレゾ編成のブレス版

ポテンシャルは特技とViに10振り、楽曲は星環世界(MAS+)

 ここまでご紹介してきたのは単属性の編成でしたが、トリコ編成ではどうでしょうか。
 実はトリコレゾ編成では、ブレスを入れるよりもレゾナンスセンターの方がスコア的には強くなります。ブレスのステータスが低すぎてモチーフ倍率が下がることや、マジックの秒数を合わせられないのが原因です。

 ですが注目してほしいのは赤枠で囲った部分です。ブレスを入れることによって智絵里のシンデレラチャーム(ファン+40%)が発動します。
 さらに莉嘉のシンデレラエールが発動することで獲得経験値/マニー/友情ptも50%アップ、シンデレラウィッシュも発動するためスターピースも獲得できます。

 単純なスコア勝負ではブレス無しに軍配が上がりますが、ファン稼ぎや経験値、マニー、友情pt、スターピース等の副次効果ではブレス編成の勝ちです。そのため普段使う編成やオートライブ用としてこの編成を使うのがオススメです。


単色ブレス編成でSRチャームを活かす

 このようにファン稼ぎには非常に有効なシンデレラチャームですが、特技がトリコ向けであるため単色編成では運用しづらいのが欠点です。
 代わりに単色編成では、イベント等で手に入るSRのシンデレラチャームを使用することができます。

 SRチャームは特技がアンコールなので単色編成でも問題なく運用できます。SSRのチャームがファン獲得数+40%なのに対してSRチャームは+32%と少なめですが、それでもアンコールを編成しない場合に対して1.1~1.2倍程度のファンを稼ぐことができます。

 何よりSRチャームはイベントで広く入手可能であり、様々なアイドルのファンを増やすことができるのが利点です。アンコール自体の秒数もそこまでスコアに影響しないので色々なアイドルを育成しましょう。



回復なしでライスパを使う

 デレステにはライフスパークル(ライスパ)という特技があります。ライスパは現在のライフが高ければ高いほど倍率が高くなるコンボナ系の特技です。

 COMBOボーナス(特技)が常時18%のコンボナ倍率であるのに対して、ライスパで18%を超えるためにはライフ値が440を超える必要があります。通常の編成であればライフは264程度なので遠く及ばず、回復系特技を駆使してやっとCOMBOボーナス(特技)に勝てる、というのがライスパの立ち位置です。

 回復系特技とセットで運用してようやく使い物になるライスパですが、ブレス編成ではなんと回復なしでライスパを運用することができます。

 理屈としてはシンデレラブレスの効果でライスパのセンター効果である『キュートチアー』を発動させ、ライフを40%底上げすることで素の状態でライフ440以上を目指します。
 
実際にCOMBOボーナスに勝つにはセンター効果の差もあるので、コンボナ倍率が20%となるライフ480以上は目指したいところです。

 チアーだけではライフ480に届かないため、ライフにポテンシャルを振る必要があります。ゲスト込みで【ライフに10×3人+7振ればライフ480↑で倍率20%】【10×4人+3振ればライフ500↑で倍率21%】となります。さらに【10×5人+6振ればライフ540↑で倍率22%】これがこの編成での最大値です。
 さらにこの22%コンボナがリフレインとマジックにもコピーされる訳なので、結果的には相当な爆発力になります。

 この『ライスパ入り単色ブレスレゾ編成』は、記事執筆時点での理想編成の1つとなっています。


最後に

 今回はシンデレラブレスの真の力を引き出すべく、単色編成をメインに様々な編成例をご紹介しました。各々の手持ちに合わせて編成やスカウトの際の参考にしてみてください。

 他にも放置編成やズルコン編成、アクト等ブレスが生きる要素はまだまだあります。特に放置系に関してはかなり奥が深いので個別記事で解説していければなと思います。

 次回は新たに登場したミューチャルとデュエット、及びそれらを生かした編成について解説する予定です。

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