受動文が、好んで使われるケース・一億人の英文法
今日は定休日。いつもの様に、葉菜の森という農産物直売所に行き、へちまを購入。それから、ロピアという安いスーパーで買い物。僕は相変わらず、車の中で、一億人の英文法の勉強。キーボードでスマホにパタパタ。昼ごはんは、松のやというとんかつの店で、おろしカツ定食を食す予定です。よかったら以下を読んでみて下さい。
(B)受動文が好んで使われるケース
日本語の「される」を考えてみましょうーーそれほど頻繁に使われるわけではありませんね。英語でも受動文の頻度は高くありません。特に会話文ではふつうの形(能動文)が圧倒的に優先されます。受動文は、行為の受け手にハイライトを当てる特別な形。好んで使われる「タイミング」があるのです。
①誰がやったのかわからない・言う必要がない場合
(a)The Egyptian pyramids were built over 4500 years ago.(エジプトのピラミッドは4500年以上前に建てられたんだよ)
(b)English is spoken worldwide.(英語は世界中で話されている)
能動文は、常に行為者ーー誰がやったのかーーを主語として必要とします。さて、(a)の文で「誰がやったのか」を述べることができるでしょうか。はは。それはムリ。ピラミッドを誰が作ったのか言える人はなかなかいませんからね。また、(b)の文の主人公は「英語」。誰が話しているのかに話し手の興味はありません。こうした、行為者を述べることができないとき、述べる必要がないとき、受動文が便利に使われる形なのです。
②頭でっかちな文を避ける場合
(a)The tremendous support I have received from all my family and friends has encouraged me.(家族や友人みんなから受けた多大な助力が、私を励ましてきた)
(b)I have been encouraged by the tremendous support I have received from all my family and friends.(私は家族や友人みんなから受けた多大な助力によって、励まされてきた)
受動文は、文の形を整える意図で使われることもあります。英語は「頭でっかち」を嫌うことば。(a)のような、主語が大きく述語が小さな形はバランスが悪く感じられます。そこで受動文。主語と目的語を入れかえることによって、めでたく述語の大きなバランスのよい文のできあがり。文の形を整える工夫は「it + to 不定詞」にも見ることができます。