現代の若者はお金や地位なんかで働けない。
はじめまして、一番ケ瀬 俊季と言います。26歳です。
僕は学生時代ずっと自分がやりたい事をやってきました。陸上をやりたいから陸上を、アイスホッケーをやりたいからアイスホッケーを。宇宙飛行士になりたいから工学部の大学に入学を。
最初は周りに認められたいからやっていたのですが、それがだんだんと自分のアイデンティティになっていました。
そのうち自分が周りでも社会でも何かしらの役に立ちたいと思ってきました。就活では社会に貢献したいです、とありきたりな事を言ってたもんです。笑
けれど、いざ就職してみるとそれが満たされる事はありませんでした。言い方が悪いですが、周りの大人たちは報酬や地位を与えて、それで新入社員を釣れたと思ってるわけです。
なんでかと考察したら、きっと周りの大人はお金や地位を目指して日々頑張ってきたんだろうなって思うわけです。
そこを否定する気はありませんし、それで何十年も頑張ってきたんだとしたらとても尊敬に値する事だと思います。
けれど、だからと言ってそれを今の若者に押し付けていいかというとそうでもないですよね。
だって押し付けたところでその若者が前に進めるわけでもないし。
① なぜ若者と大人の間に価値観の違いがあるのか
それは単に「社会が良くなっているから」だと僕は思います。
皆さんマズローの5段階欲求説って知っていますか?
人間の欲求には5つの欲求があって、それが
1. 生理的欲求 … ご飯食べたい とか
2. 安全欲求 … 雨風しのぎたい とか 寒さしのぎたい とか
3. 社会的欲求 … 仲間が欲しい とか コミュニティに属したい とか
4. 承認欲求 … 人として一人前だと認められたい とか
5. 自己実現欲求、自己超越欲求 … 自分の力を十二分に発揮したい とか 社会の役に立ちたい とか
というものです。
これは人間の欲求は前の段階の欲求が満たされて初めて次の欲求を求めるというものです。
そして現代はものすごく豊かになっているため、今の若者は社会に出た頃にはすでに自己実現欲求や自己超越欲求まで達しているのではないでしょうか。
そこで認識の齟齬が起こるわけです。
「自分たちはお金や地位の為に頑張ってきたから、新しく入社してきた若者もそうに違いない」
と。そうやって「うちは給料が高いよ」とか「将来大きな仕事を任せるよ」とか言ってアメを与えた気になっているわけです。
けれど若者の欲求はどこにあるのでしたっけ?
そう、自己実現や自己超越です。「自分の力を最大限に引き出したい」とか「誰かのために貢献したい」とかそういう想いの方が強いんです。だからピンと来ない。
② どうしたら価値観の違いがなくなるのか
これは若者の立場の僕からはすごく言いづらい事ですが、本当に上の立場の人に分かってもらうのが一番です。
とはいえ、「自分のモチベが上がらないのは上司のせいだ!」って言っていたら何も解決はしませんし、他人のせいにすると自分では何にも解決できないという考えがついてしまいます。
それを避けるためには、自分はこういう価値観だというのを少しずつ分かってもらうのが一番の近道だと思います。
急がば回れといいますしね。
一番ダメなのは自分を騙してお金や地位に甘んじてしまう事。
これは本当にやってはいけない事だなと今では思います。自分を傷つけることにもなりますし、何より病んでしまいます。
もし自分の価値観を伝えてみても理解してくれなかったら、その場合は他の活躍の場所を探すことも視野に入れてみるべきだと思います。
P.S. 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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