コモディティ化は大企業をつぶす

コモディティと作品への二分化 の続き。

世の中のものがコモディティと作品に分かれたとき、今の価格の10分の1とか、100分の1で買うことができるコモディティと、今より高い価格の作品しかない世の中になると仮定すると、

企業はコモディティを売っても利益を出せないし、作品を作れるように企業は最適化されていない。

おそらく、企業は、コモディティと作品の中間のようなものを作って売ろうとするだろうが、AmazonのDash buttonは作品性を排除し、コモディティとしての勝負しかできないものになってしまうため、価格勝負になってしまう。

大企業が作品を作ろうとしても、大量に材料を仕入れて大量に売るというビジネスモデルに作品性を付け加えることは難しい。誰でも手に入れることができるものは作品ではないから。

コモディティに手を加えて作品にするというモデルも理論的にはあると思うが、具体的にそんなものが存在するだろうか。実在したとしても、今の企業には個人のユーザに対して何か特別の価値を加えるような仕事はできないと思う。

つまり、大企業はビジネスモデルを失う。

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