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60fpsで動画を作ることのメリットデメリット【+自分が60fpsで作らなくなったワケ】

最近ポンポン記事アイデアが浮かぶのでどんどん記事を書かせていただきます!

音MADでは時々60fpsのものがありますよね
ヌルヌルと動いてとても気持ちが良いので自分も大好きで一時期は60fpsメインで作ってました。

↑自分が60fps作った動画の例

しかしながら最近はほぼ全く60fpsで作らなくなってしまいました。その訳や60fpsで作ることのメリットデメリットを個人的に思ったことなどを添えつつ書かせていただきたいと思います。

※fps:フレームレートのこと この数値が高いほど動画の動きがなめらかになる代わりに再生負荷が上がる 音MADは大半が30fpsで作られていると思われる

まずはメリットの方から

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60fpsで動画を作るメリット
動画の動きがなめらかになる
60fpsにするにあたって最も大きいメリットはやはり動画の動きがなめらかになることでしょう!
再生負荷が上がるなどのデメリットを考慮してもこのメリットはめちゃくちゃデカイです。
特に小窓それ自体を動かす構成が多いYTPMV系の音MAD静止画の切り抜きを動かす頻度の上がる素材(例 キャラのアニメーション素材が少ないデレマス等)の音MADとは相性抜群です。
逆に元の素材を小窓などにしないでそのまま使う(切り貼り編集や刻み系編集)とは使用素材にもよりますが相性が悪いと言えます

↑画像や小窓をグリグリ動かす感じの作風とは相性がいいです

使える素材の幅が広がる
これも大事な点です
例えばデレステは基本60fpsで録画されていると思いますがこれを30fpsとして編集するとめちゃくちゃ見栄えが悪くなります(カクつくので)
基本的に元素材が60fpsの場合は60fpsで編集するべきです 逆に30fpsの素材を60fpsで編集しても倍速などにしない限りfpsの無駄遣いになってしまうのでそこも気をつけましょう

↑デレステとか最近のゲームは殆ど60fpsですね

③間違いなく今後のデフォルト基準になる
今現在15fpsや10fpsで音MADを作ってる方はほとんどいませんよね?
それと一緒で60fpsも今後PCやスマホなどの平均スペックが上がっていけば間違いなくデフォルトの音MADの動画の制作基準となります。
なので今のうちに慣れておく、という意味で60fpsに触れてみるのもいいと思います!

しかしながら現在はスペックが足りてない人もいる状況であり、60fpsがデフォになるまで何年かかるかわからないということもあり現状は
人を選ぶ選択肢であると言えます。

その他:動画編集がしやすくなる?(Aviutl限定)
他のソフトがどのような感じなのかわからないのでAviutlの例のみで語らせていただきます
Aviutlは24〜30fpsでBPM線を合わせると線の間隔が微妙にピッタリになりません(最初は10フレーム後に線が引かれて次は11フレーム後に線が引かれる〜といった感じです)
しかしながら60fpsでBPM線を合わせると等間隔になります これはコピペが多くなるYTPMV系では地味ながら重要だと思います

※久しく60fpsで動画作ってないのでもしかしたら間違ってる可能性あります 間違ってたらごめんなさい

次にデメリットです
(自分が60fpsで編集しなくなった理由もここに併記してあります)

①編集負荷がかかる
個人的に一番キツイなーと思ったのはシンプルにこれです
60fps編集は加工にもよりますが基本30fpsや24fps等よりも遥かに重くなる印象が強いです
また単純にフレームレートの長さが2倍になるのでその分エンコ時間も跳ね上がります 素早く作ったり(流行便乗などで)定期的に動画を投稿するのにはPCスペックにもよりますが向いていません
(自分は60fpsで複数個窓を配置すると固まってしまう感じなので殆ど使わなくなりました)

②再生負荷がかかる
上記のデメリットは自分のPCのスペックを上げれば全く問題がなくなります
ですが負担がかかるのは編集する側だけでなく再生する側も同じです
今どき60fps再生に苦労するPCなんて無いだろうと思うかもしれませんが、PCそれ自体を持っていない人の数が年々増えていっているという事を考えると安物のスマホでは再生が一苦労という可能性も考えられます
とにかく視聴者になる可能性のある人を一人でも減らしたくないのであれば30fps等のほうがいいと考えています

③Twitterに動画投稿できない
これは自分がTwitter投稿を始めてから気づいたことなのですが、Twitterの動画は基本的に60fpsに対応してません
ブラウザの特定クライアント使えば60fpsの投稿が可能みたいですが、穴をついた裏技みたいなものなのでいつ使えなくなるかわかりません
繰り返しになりますが視聴者になる可能性のある人を一人でも減らしたくないのであれば30fpsとかのほうがいいかもしれません

④Youtubeの投稿及び再生に条件がある
以前は60fps自体対応してませんでしたが
今では条件付きで60fpsの投稿再生可能になったYoutubeです
ですがその条件がHD画質(1280×720)以上で投稿及び再生することなので①②のデメリット両方に重なってしまいます
またHDで投稿しないと60fpsにならないということはつまるところHD画質以下で作られた60fpsの音MADは問答無用で30fpsにさせられるということです
これは昔ニコニコで投稿された60fpsの低解像度の音MADがつべに転載された際に起きてる印象です。
また古い素材などで解像度が低い場合、無理やり解像度を大きくして編集しないといけなくなります
素材によりますが、Youtubeでの活動を考えてる作者は一考すべきことだと思います

⑤アニメ素材と相性が悪い
これは個人的に感じたことですが、60fpsはアニメ素材と相性があまり良くないように感じます
理由としてはアニメは基本約24fpsで制作されているため倍速してもfpsが無駄になることが多い
そもそも作画がカクついてるシーンを倍速にしても全くなめらかにならないなどで60fpsの恩恵を全然受けられない…といった感じです
個人的な感覚ですが、小窓やモーションがぬるぬるしてるのに素材自体のアニメはカクカク…といったものはあまり見てて心地良く無いのでほとんど使わなくなりました
逆に実写素材では動きと動きの間にカクつきが無いので60fpsとの相性は良好だと思います!

※この違いはアニメ実写それぞれの素材でフレーム補完をするとわかりやすいです
基本実写のほうがフレーム補完がキレイに収まりやすくアニメの場合カクついた部分のフレーム補完が全然うまくいかないといった感じになります
これは60fpsで編集した際の素材の動き方と捉えても良いと思います。

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以上が60fpsで作ることのメリットデメリットです
個人的にはデメリットの部分が合わないなと思ったので使わなくなっただけで、メリットの部分が大きいと思う方はどんどん使っていきましょう!
自分もヌルヌル動く音MAD見るのは大好きです!

おまけ 48fpsについて
この記事では30fpsか60fpsにするかについて語りましたが
実のところ60fps以上(つべやニコニコの投稿限界)にならなければ何fpsでも構わないのです
そこで60fpsほどの再生負荷を出さないようにしつつ30fps以上のヌルヌルさを出す48fpsという形もあるということを知ると参考になるかなと思います
しかしながらこの48fpsを音MADに使ったのは過去全作者見回してもずえろう氏だけです(他にやってる方いましたら教えてください)
それだけに例が少ないので色々と手探りになるかと思われます。
アニメが基本24fpsなのを考えると60fpsより48fpsの方がアニメならfpsを無駄にしにくいかなとは思います。

↑(約)48fpsの動画の例です 動画編集が上手いのもありますが60fpsのものと比べてもヌルヌル感は殆ど減っていないように見えます

↑自分も参考にしました。(48fps製です)

これでこの記事は以上です ありがとうございました!