アナログおじさんのデジ活日誌『プロジェクトマネジメント』
いくつかプロジェクトに関わりましたが、そもそも「プロジェクトマネジメント」自体をちゃんと勉強した覚えがないまま実践しておりました。
これではマズイと、書籍を探してみました。
とりあえず全体像をざっくり理解したかったので、ラクして「マンガでわかる」版をチョイス。2011年初版でしたが、「今も売っているのは支持されている証拠!」と前向きに解釈し、まとめてみました。
まずは、プロジェクト計画書の作成
1.目的・目標(成功基準)の明確化
2.プロジェクト体制を明確にする
3.要求事項の収集・整理をする
4.スコープ(目標実現のために作成する成果物・作業)の定義
5.WBS(Work Breakdown Structure)の作成
=成果物や作業を分解する
6.アクティビティの定義
=作業をさらに管理しやすいように細かく分解する
7.アクティビティ順序の設定
=作業手順の明確化
8.必要な資源(人/モノ)と期間の見積もり
9.作業スケジュール作成
10.コスト見積り
11.その他計画策定
=調達、品質、リスクなど検討
どこまで細かく「分解」できるか、そして「定義」できるかががポイントですね。
この後は、実際にプロジェクト作業に進みます。
1.関係者を集めてキックオフ会議
2.調達・品質・リスクのマネジメント
3.チーム/メンバーのマネジメント
4.進捗状況の確認
5.プロジェクト計画の変更
6.プロジェクト完了!
7.成果確認と反省
プロジェクトの要となる『プロジェクトマネージャー』については、「決めることだけしっかり決めて、実作業はメンバーに任せる」ことが重要。
また、最も大切な能力は、プログラミングなどのスキルよりも「コミュニケーション能力」。
メンバーを活かすも殺すも、プロマネ次第ということですね。
プロジェクトマネジメントというと、「システム開発」のイメージですが、その流れ自体は、通常の仕事と変わりないと思います。
しかし、なぜシステム関係だけ、プロジェクトマネジメントが重要視されるのでしょうか?
個人的な考えですが、やはりシステム関係は「他の人から見えない」ことがその要因ではないかと思います。
リアルな建築やイベントなどは、その進捗がカタチとなって経営者なども含めて「見えやすい」のですが、システム関係はどこまで進んでいるのかが、正直メンバーでも「見えにくい」場合があります。
だからこそ、プロジェクトマネージャーのマネジメントが重要なんでしょうね。