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日常の中の非日常(ちょいエロ)

僕は、日常の中の非日常を求めて旅をする。
どこかに行くのではない。
日常の中にこそ、それは潜んでいる。

例えば、大きな工場で、正道を行かず、裏道を通る。
正道しか行かない人には解らない何かを見つける。
裏道の陰にひっそりと咲く花を見つけたり。

後ろ向きに歩く。
見慣れた景色の中に、道に、何かを見つける。
いつもとは違う別の筋肉が動いているのを感じる。
後頭部で景色を感じる。

セックスに於いてもそう。

例えば、家族が団欒する居間で、下半身裸になる。
物凄い違和感を感じる。
勃起すると、居たたまれないぐらいの羞恥心が芽生える。

会社の事務所で裸になる。
羞恥と興奮で身動きできないぐらい緊張する。

帰り道、下半身裸になって車を運転する。
事故ればお終い・・・そう唱えながら運転する。
激しい緊張で勃起もしていないのに、先走りが溢れ出す。

例えば、スーパー銭湯でタオルを持たず、前を隠さないというルールを守ってみる。
寝ている振りをして勃起させてみる。
勃起させたまま、身体を洗ってみる・・・・


ちょっとしたことで、いつもの景色が、空気が、ガラッと変わる。
そこに違和感を感じたら大成功。
あらゆる物が人が、僕を責める。
当たり前にいた現実が、僕を拒絶する。
当たり前の日常が、如何に希薄なモノかを知るだろう。


僕はその狭間に生きている。

日常に感謝し、日常を破壊する。


当たり前の日常・・・それは、

頭の中の常識と言う檻だから。


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